ウインベラシアス（2014年生、母アイアムトゥルー）

ウインベラシアス（2014年5月21日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋真実を語る、正直な」。毛色は栗毛。種牡馬のスクリーンヒーロー（当時10歳）と交配したアイアムトゥルーが11歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は荒井ファーム。主な勝ち鞍は2017年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

ウインレーシングクラブにて総額1,800万円（4.5万×400口）で一口馬主が募集された。

西園正都厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2016年）

10月9日、デビュー戦は松山弘平騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都芝1800m 外回り曇/重）に出走。馬体重は472kg。10頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びを欠き4着に終わった。

10月29日、中2週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（京都芝1800m 外回り晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で松山弘平騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。ハナに立ち、緩いペースで集団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に飲まれ6着に沈んだ。

11月19日、中2週で迎えた3戦目は、高倉稜騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（京都芝1600m 曇/稍重）に出走。18頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は垂れてしまい11着に敗れた。

3歳（2017年）

1月7日、中6週で馬体重を前走から18kg増やして迎えた4戦目は、S.フォーリー騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都芝2000m 晴/良）に出走。15頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではいいところがなく7着に終わった。

1月21日、中1週で迎えた5戦目は、藤岡佑介騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都芝2000m 晴/稍重）に出走。14頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。ハナに立ち、緩いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では力強いフットワークでゴールまで走り切り、3着に入った。

2月13日、中2週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（小倉芝2000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で藤岡佑介騎手（1戦0勝）。14頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。ハナを取り切り、落ち着いたペースでレースを引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のしぶとさで最後まで脚を伸ばしたが、ミッキーロイヤルに半馬身交わされて2着となった。

3月4日、中2週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（小倉芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で藤岡佑介騎手（2戦0勝）。18頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、若干遅いペースでレースを牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では速い脚を持続できず、4着に終わった。

4月15日、中5週で迎えた8戦目は、木幡巧也騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島芝2000m 曇/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、少し緩いペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鋭く末脚を伸ばして、最後は2着のロキを3/4馬身振り切って待望の初白星を挙げた。

5月6日、中2週で迎えた9戦目は、3歳G2の京都新聞杯（京都芝2200m 外回り曇/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は松山弘平騎手（2戦0勝）。12頭立ての11番人気で大外12番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、リードを5馬身以上保って、かなり緩いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は力尽きて9着に終わった。

10月7日、約5か月の休養明けで迎えた10戦目は、3歳以上500万下（京都芝2000m 小雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で松山弘平騎手（3戦0勝）。15頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、少し緩いペースで集団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は一杯になって15着に敗れた。

12月2日、中7週で迎えた11戦目は、菱田裕二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中京芝2200m 晴/良）に出走。18頭立ての9番人気で14番ゲートからスタート。先手を取る形となり、超スローペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に沈み7着に沈んだ。

12月16日、中1週で迎えた12戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず10着に敗れた。

4歳（2018年）

1月8日、中2週で迎えた13戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1900m 小雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で岩田康誠騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は失速してしまい12着に敗れた。

2月13日、中4週で迎えた14戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（小倉芝2000m 曇/稍重）に出走。18頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。最後は脚を失くしてしまい16着に敗れた。

5月20日、約3か月の休み明けで迎えた15戦目は、国分恭介騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。11頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はスピードが落ちてしまい9着に終わった。

7月10日、中6週で迎えた16戦目は、永森大智騎手を鞍上に迎えて、一般C1-2（高知ダート1400m 晴/不良）に出走。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のヴィリープに3馬身の差をつけて断トツ人気に応えた。

7月28日、中2週で迎えた17戦目は、祝サチ子さん古希特別（高知ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で永森大智騎手（1戦1勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず7着に敗れた。

9月1日、中4週で迎えた18戦目は、松木大地騎手を鞍上に迎えて、ゆずかアプセット特別（高知ダート1300m 雨/重）に出走。10頭立ての4番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では切れる脚を使えず8着に敗れた。

9月8日、連闘で迎えた19戦目は、岡村卓弥騎手を鞍上に迎えて、一般Aイ Bイ（高知ダート1300m 雨/不良）に出走。7頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい5着に敗れた。

9月16日、連闘で迎えた20戦目は、一周年赤さん感謝特別（高知ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は永森大智騎手（2戦1勝）。9頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では速い脚を使えず6着に敗れた。

9月23日、連闘で迎えた21戦目は、西川敏弘騎手を鞍上に迎えて、駈ける赤岡特別（高知ダート1300m 曇/重）に出走。9頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったマイネルボールドに詰め切れず、3馬身差の2着となった。

9月29日、連闘で迎えた22戦目は、一般B3（高知ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は永森大智騎手（3戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では切れる脚を使えず5着に敗れた。

10月20日、中2週で迎えた23戦目は、一般B3（高知ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は岡村卓弥騎手（1戦0勝）。8頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では速い脚を使えず6着に終わった。

11月3日、中1週で迎えた24戦目は、一般B3（高知ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岡村卓弥騎手（2戦0勝）。10頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では矢のような伸びを見せたが、スタンドアウトにハナ差交わされて2着となった。

11月17日、中1週で迎えた25戦目は、笹川特別（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で岡村卓弥騎手（3戦0勝）。11頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では生得の持続力で渋太く末脚を持続させて、最後は2着のコパノチャールズに1馬身の差をつけて3勝目を手に入れた。

12月1日、中1週で迎えた26戦目は、国見山特別（高知ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で岡村卓弥騎手（4戦1勝）。9頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったサクラエールに詰め切れず、3馬身差の2着となった。

12月16日、中1週で迎えた27戦目は、安芸川特別（高知ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は永森大智騎手（4戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったサクラエールを3/4馬身捉え切れず2着に敗北した。

12月31日、中1週で迎えた28戦目は、年末年始は馬次第特別（高知ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で永森大智騎手（5戦1勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のジャジャンケンに4馬身の差をつけて断トツ人気に応えた。

5歳（2019年）

1月6日、連闘で迎えた29戦目は、ガーネット特別（高知ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で永森大智騎手（6戦2勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではしぶとさが光る走りを見せたが、バーントシェンナに半馬身交わされて2着に敗北した。

1月20日、中1週で迎えた30戦目は、ジャニュアリー特別（高知ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で永森大智騎手（7戦2勝）。6頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では息長く末脚を伸ばして、最後は2着のチャオをクビ差振り切って勝利を手中に収めた。

2月11日、中2週で迎えた31戦目は、長浜特別（高知ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で永森大智騎手（8戦3勝）。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の忍耐力ででしぶとく走り抜いたが、勝ったキングライオンを半馬身捉え切れず2着に敗北した。