アンヴァルト（2007年生、母アーティストチョイス）
Anwalt
2007.02.18
アンヴァルト（2007年2月18日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「弁護士（独）。父名より連想」。毛色は青鹿毛。種牡馬のVindication（当時7歳）と交配したアーティストチョイスが6歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。戦績は、中央平地39戦4勝2着4回。主な勝ち鞍は2013年の邁進特別(1000万下)。
経歴
デビュー前
キャロットクラブにて総額3,200万円（8万×400口）で一口馬主が募集された。
平田修厩舎（栗東）へ入厩。
3歳（2010年）
3月21日、デビュー戦は秋山真一郎騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（阪神ダート1400m 晴/稍重）に出走。馬体重は468kg。16頭立ての圧倒的1番人気に推されて10番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では別次元の末脚を爆発させて突き抜け、最後は2着のショウナンカラットに3馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。
5月29日、中9週で迎えた2戦目は、3歳500万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で秋山真一郎騎手（1戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、平均ペースで馬群を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では終いが甘くなり、3着に終わった。
6月26日、中3週で迎えた3戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（阪神ダート1400m 雨/不良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では天稟の負けじ心を発揮してゴールまで力走したが、4着に終わった。
10月2日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた4戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では迫力のある伸びを見せたが、伸びてきたスマートアーサイト決め手に屈してハナ差の2着に甘んじた。
10月23日、中2週で迎えた5戦目は、3歳以上500万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で福永祐一騎手（1戦0勝）。14頭立ての圧倒的1番人気に推されて13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、鮮やかな末脚を炸裂させて、最後は2着のトップオブザヘヴンに1馬身3/4の差をつけて断トツ人気に応えた。
11月20日、中3週で迎えた6戦目は、3歳以上1000万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で福永祐一騎手（2戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では今一つ伸び切れず7着に敗れた。
12月12日、中2週で迎えた7戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて12番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では不撓の敢闘精神で渋太く持ち堪えて先頭に立ち、最後は2着のメイショウボンハオを3/4馬身振り切って3勝目をつかんだ。
4歳（2011年）
4月30日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた8戦目は、C.ウィリアムズ騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下の立夏ステークス（東京ダート1400m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後はバテてしまい12着に敗れた。
5月28日、中3週で迎えた9戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下の鎌倉ステークス（東京ダート1400m 雨/不良）に出走。16頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、ミドルペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘り切れず6着に沈んだ。
7月9日、中5週で迎えた10戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の枚方特別（京都ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、4着に終わった。
10月2日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から12kg増やして迎えた11戦目は、藤懸貴志騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下（阪神ダート1400m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。14頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は脚色が衰えて9着に敗れた。
10月15日、中1週で迎えた12戦目は、3歳以上1000万下（京都ダート1400m 小雨/不良）に出走。鞍上は秋山真一郎騎手（2戦1勝）。13頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、平均ペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では終いが甘くなり、最後はピサノプレミアムと並んで4着同着となった。
10月29日、中1週で迎えた13戦目は、3歳以上1000万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で秋山真一郎騎手（3戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。端に立ち、平均的なペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では忍耐力が光る走りを見せたが、アルゴリズムに交わされて1馬身差の2着に敗北した。
11月26日、中3週で迎えた14戦目は、3歳以上1000万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で秋山真一郎騎手（4戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて15番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。
12月10日、中1週で迎えた15戦目は、I.メンディザバル騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下（阪神ダート1400m 曇/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではいい脚を見せられず7着に敗れた。
5歳（2012年）
10月7日、約10か月の休み明けで迎えた16戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の円山特別（京都ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。端に立ち、平均的なペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はガス欠状態になり16着に敗れた。
11月17日、中5週で迎えた17戦目は、熊沢重文騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下（京都芝1400m 外回り 雨/不良）に出走。芝レースへの出走は初となった。17頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はスピードが落ちてしまい9着に終わった。
12月16日、中3週で迎えた18戦目は、3歳以上1000万下（阪神ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で熊沢重文騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で大外16番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前のタフネスで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったアマノレインジャーにねじ伏せられて1馬身半差の2着となった。
6歳（2013年）
1月5日、中2週で迎えた19戦目は、4歳以上1000万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で熊沢重文騎手（2戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。先頭に立ち、ミドルペースでレースを引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚勢がやや鈍り、5着に終わった。
1月26日、中2週で迎えた20戦目は、4歳以上1000万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で熊沢重文騎手（3戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、やや緩いペースで馬群を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は失速してしまい6着に敗れた。
5月4日、約3か月半の休み明けで迎えた21戦目は、高倉稜騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の邁進特別（新潟芝1000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての5番人気で15番ゲートからスタート。最後は、2着のエキナシアに2馬身半の差をつけて久々に勝ち星を挙げた。
5月19日、中1週で迎えた22戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下の駿風ステークス（新潟芝1000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で高倉稜騎手（1戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。5着に終わった。
6月15日、中3週で迎えた23戦目は、3歳以上1600万下の水無月ステークス（阪神芝1200m 雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で高倉稜騎手（2戦1勝）。14頭立ての8番人気で大外14番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚に勢いがなく6着に終わった。
9月17日、約3か月の休養明けで迎えた24戦目は、菱田裕二騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1600万下の仲秋ステークス（阪神芝1400m 晴/良）に出走。12頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切り、4着に入り込んだ。
10月27日、中5週で迎えた25戦目は、ハンデ戦で3歳以上1600万下の轟ステークス（新潟芝1000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で菱田裕二騎手（1戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。3着に終わった。
12月7日、中5週で迎えた26戦目は、ハンデ戦で3歳以上1600万下の浜松ステークス（中京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で菱田裕二騎手（2戦0勝）。18頭立ての9番人気で16番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では伸びあぐねて10着に敗れた。
7歳（2014年）
3月30日、約4か月の休み明けで迎えた27戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下の心斎橋ステークス（阪神芝1400m 曇/重）に出走。鞍上は高倉稜騎手（3戦1勝）。18頭立ての15番人気で9番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線では決め手に欠いて15着に終わった。
5月3日、中4週で迎えた28戦目は、4歳以上1600万下の駿風ステークス（新潟芝1000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で高倉稜騎手（4戦1勝）。16頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。5着に終わった。
6月21日、中6週で迎えた29戦目は、3歳以上1600万下の水無月ステークス（阪神芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で高倉稜騎手（5戦1勝）。16頭立ての16番人気で大外16番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではゴールまでじわりじわりと伸び、3着に入り込んだ。
7月5日、中1週で迎えた30戦目は、嶋田純次騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1600万下のテレビユー福島賞（福島芝1200m 曇/良）に出走。16頭立ての12番人気で15番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では末脚が振るわず14着に終わった。
8月30日、中7週で迎えた31戦目は、3歳以上1600万下の稲妻ステークス（新潟芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は福永祐一騎手（3戦1勝）。9頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。3着に終わった。
9月21日、中2週で迎えた32戦目は、ハンデ戦で3歳以上1600万下の仲秋ステークス（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は高倉稜騎手（6戦1勝）。12頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天性の闘志でゴールまで力闘し、4着を確保した。
11月2日、中5週で迎えた33戦目は、藤岡康太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1600万下の長岡京ステークス（京都芝1400m 外回り 曇/良）に出走。15頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は勢いを失って11着に終わった。
12月13日、中5週で迎えた34戦目は、3歳以上1600万下の六甲アイランドステークス（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は高倉稜騎手（7戦1勝）。15頭立ての13番人気で9番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始6番手を追走。最後は力尽きて14着に終わった。
8歳（2015年）
1月5日、中2週で迎えた35戦目は、F.ベリー騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下のサンライズステークス（中山芝1200m 外回り 晴/良）に出走。16頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では持ち味の忍耐力で最後まで奮闘したが、伸びてきたメイショウツガル決め手に屈してクビ差の2着に惜敗した。
2月8日、中4週で迎えた36戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下の山城ステークス（京都芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は秋山真一郎騎手（5戦1勝）。16頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後は脚色が悪くなり13着に敗れた。
4月4日、中7週で迎えた37戦目は、田辺裕信騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下の船橋ステークス（中山芝1200m 外回り 曇/良）に出走。14頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では脚を伸ばせず12着に終わった。
5月2日、中3週で迎えた38戦目は、4歳以上1600万下の駿風ステークス（新潟芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は高倉稜騎手（8戦1勝）。13頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。4着に終わった。
6月20日、中6週で迎えた39戦目は、3歳以上1600万下の水無月ステークス（阪神芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で高倉稜騎手（9戦1勝）。13頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では余力が残っておらず13着に終わった。