デンコウスカイ（2010年生、母ツリー）

デンコウスカイ（2010年2月22日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋東京スカイツリーより。母名より連想」。毛色は鹿毛。種牡馬のメイショウボーラー（当時9歳）と交配したツリーが10歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道様似郡様似町、生産者は中脇一幸。戦績は、中央平地20戦1勝2着1回。主な勝ち鞍は2013年の3歳未勝利(牝)。

経歴

デビュー前

武田博厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2012年）

11月10日、デビュー戦は幸英明騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は472kg。14頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではやや伸びを欠き、4着に終わった。

12月1日、中2週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（阪神ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で幸英明騎手（1戦0勝）。15頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、平均ペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は垂れてしまい13着に敗れた。

12月15日、中1週で迎えた3戦目は、国分恭介騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神芝1200m 曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。16頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではしぶとく脚を伸ばしたが、抜け出したエメラルハヤブサを捕まえ切れず、半馬身差の2着となった。

3歳（2013年）

1月20日、中4週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（中京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は幸英明騎手（2戦0勝）。17頭立ての11番人気で13番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天賦の闘争心でゴールまで勇戦し、6着を確保した。

4月29日、約3か月半の休養明けで迎えた5戦目は、菱田裕二騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（福島芝1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての4番人気に推されて9番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線に入ると、前で粘るスーパーアースを圧倒的な末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

5月12日、中1週で迎えた6戦目は、3歳500万下のはやぶさ賞（新潟芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で菱田裕二騎手（1戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて14番ゲートからスタート。7着に敗れた。

6月15日、中4週で迎えた7戦目は、北村友一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（阪神芝1200m 雨/良）に出走。16頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではいいところがなく9着に終わった。

7月20日、中4週で迎えた8戦目は、太宰啓介騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（中京芝1200m 晴/良）に出走。18頭立ての4番人気に推されて14番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始3番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く8着に敗れた。

8月4日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた9戦目は、古川吉洋騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の筑紫特別（小倉芝1200m 曇/稍重）に出走。18頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では見所を作れず9着に敗れた。

8月24日、中2週で迎えた10戦目は、岡田祥嗣騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（小倉芝1200m 雨/重）に出走。18頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では伸びが劣勢になり12着に終わった。

10月13日、中6週で迎えた11戦目は、3歳以上500万下（京都芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は北村友一騎手（1戦0勝）。18頭立ての14番人気で大外18番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは17番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位には届かず最後はトロピカルメジャーと並んで11着同着となった。

11月3日、中2週で迎えた12戦目は、3歳以上500万下の会津特別（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は岡田祥嗣騎手（1戦0勝）。16頭立ての13番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では切れる脚を使えず14着に終わった。

12月15日、中5週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた13戦目は、3歳以上500万下（阪神芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は北村友一騎手（2戦0勝）。17頭立ての17番人気で13番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後はタレてしまい17着に終わった。

4歳（2014年）

2月9日、中7週で迎えた14戦目は、4歳以上500万下（小倉芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は古川吉洋騎手（1戦0勝）。18頭立ての18番人気で12番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは17番手で通過。直線では切れ味のいい末脚を繰り出し、6着に入り込んだ。

3月2日、中2週で迎えた15戦目は、鮫島良太騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（小倉芝1200m 曇/良）に出走。18頭立ての15番人気で17番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。

3月21日、中2週で迎えた16戦目は、4歳以上500万下の刈谷特別（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で鮫島良太騎手（1戦0勝）。18頭立ての8番人気で大外18番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり9着に敗れた。

4月26日、中4週で迎えた17戦目は、田中博康騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の伏拝特別（福島芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では全く伸びず15着に終わった。

5月18日、中2週で迎えた18戦目は、4歳以上500万下（京都芝1400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は鮫島良太騎手（2戦0勝）。18頭立ての16番人気で13番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始17番手を追走。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず12着に終わった。

11月1日、約5か月半の休み明けで迎えた19戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（福島芝1200m 小雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で鮫島良太騎手（3戦0勝）。16頭立ての15番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では脚が残っておらず12着に終わった。

11月23日、中2週で迎えた20戦目は、3歳以上500万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で鮫島良太騎手（4戦0勝）。15頭立ての14番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり8着に終わった。