エメラルハヤブサ（2010年生、母トウヨウロイヤル）

エメラルハヤブサ（2010年3月14日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「冠名＋小惑星探査機『はやぶさ』より。父名より連想」。毛色は鹿毛。種牡馬のタイキシャトル（当時16歳）と交配したトウヨウロイヤルが16歳のときに産んだ10番仔が本馬である。産地は北海道様似郡様似町、生産者は高村伸一。戦績は、中央平地10戦1勝2着2回、地方29戦0勝。主な勝ち鞍は2012年の2歳未勝利。

経歴

デビュー前

1歳のとき、高村伸一から「北海道セレクションセールサラブレッド1歳」に上場され、高橋勉によって976.5万円で落札された。10歳のとき、高村伸一から「冬季ジェイエス繁殖馬セールサラブレッド繁殖牝馬」に上場され、アスランによって154万円で落札された。同年、アスランから「ジェイエス繁殖馬セールサラブレッド繁殖牝馬」に上場され、片田保によって22万円で落札された。

西浦勝一厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2012年）

11月11日、デビュー戦は池添謙一騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都芝1200m 雨/良）に出走。馬体重は478kg。16頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では一際目立つ伸び脚で追い上げたが、勝ったメイショウホマレに詰め切れず、1馬身3/4差の2着に敗北した。

11月25日、中1週で迎えた2戦目は、国分優作騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（京都芝1400m 晴/良）に出走。18頭立ての7番人気で15番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始5番手を追走。直線ではしぶとさが光る走りを見せたが、伸びてきたエールブリーズ決め手に屈して半馬身差の2着となった。

12月15日、中2週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（阪神芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で国分優作騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では一歩一歩確実に末脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のデンコウスカイを半馬身振り切って未勝利勝ちを決めた。

3歳（2013年）

3月3日、約2か月半の間隔を開けて迎えた4戦目は、3歳500万下の萌黄賞（小倉芝1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で国分優作騎手（2戦1勝）。18頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず11着に敗れた。

3月10日、連闘で馬体重を前走から12kg減らして迎えた5戦目は、田中健騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳G2のフィリーズレビュー（阪神芝1400m 曇/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。16頭立ての15番人気で13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では見せ場なく12着に終わった。

7月7日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から18kg戻して迎えた6戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（函館芝1200m 晴/良）に出走。13頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後はバテてしまい11着に敗れた。

7月20日、中1週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた7戦目は、丸山元気騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（函館芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。先手を奪い、若干速いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天授の負けん気を発揮してゴールまで頑張り、5着を確保した。

8月4日、中1週で迎えた8戦目は、3歳以上500万下（函館芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で丸山元気騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では最後まで息が続かず10着に敗れた。

8月24日、中2週で迎えた9戦目は、3歳以上500万下（函館ダート1000m 晴/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は3戦連続で丸山元気騎手（2戦0勝）。12頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位争いには参加できず11着に敗れた。

12月15日、約4か月の休養明けで迎えた10戦目は、太宰啓介騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（中京ダート1400m 曇/良）に出走。16頭立ての13番人気で5番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では脚を伸ばせず15着に終わった。

4歳（2014年）

2月11日、中7週で迎えた11戦目は、本橋孝太騎手を鞍上に迎えて、一般B3二（船橋ダート1600m 曇/不良）に出走。14頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを14番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり14着に終わった。

3月3日、中2週で迎えた12戦目は、陽春特別（川崎ダート1500m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で本橋孝太騎手（1戦0勝）。14頭立ての14番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位には割り込めず12着に終わった。

3月19日、中1週で迎えた13戦目は、森泰斗騎手を鞍上に迎えて、春疾風賞（船橋ダート1200m 曇/稍重）に出走。10頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では見所を作れず9着に終わった。

4月9日、中2週で迎えた14戦目は、今野忠成騎手を鞍上に迎えて、春風賞（船橋ダート1000m 晴/稍重）に出走。12頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では速い脚を使えず11着に終わった。

6月19日、中9週で馬体重を前走から34kg増やして迎えた15戦目は、伊藤千尋騎手を鞍上に迎えて、夏椿特別（門別ダート1200m 曇/稍重）に出走。9頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く5着に終わった。

7月3日、中1週で迎えた16戦目は、みついし蓬莱山まつり特別（門別ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で伊藤千尋騎手（1戦0勝）。11頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張り、3着に入り込んだ。

7月15日、中1週で迎えた17戦目は、牝馬限定地方重賞のノースクイーンカップ（門別ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で伊藤千尋騎手（2戦0勝）。11頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず11着に終わった。

7月31日、中1週で迎えた18戦目は、阪野学騎手を鞍上に迎えて、お得に買うなら!楽天競馬特別（門別ダート1200m 晴/良）に出走。8頭立ての5番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張り、3着に入り込んだ。

8月14日、中1週で迎えた19戦目は、キレートレモン特別（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で阪野学騎手（1戦0勝）。11頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く8着に終わった。

8月28日、中1週で迎えた20戦目は、新ひだか町特別（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は伊藤千尋騎手（3戦0勝）。9頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが劣勢になり5着に終わった。

9月11日、中1週で迎えた21戦目は、新冠町軽種馬生産振興会特別2（門別ダート1200m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で伊藤千尋騎手（4戦0勝）。12頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く6着に終わった。

9月25日、中1週で迎えた22戦目は、安藤洋一騎手を鞍上に迎えて、鵡川カネダイ大野シシャモ特別（門別ダート1200m 晴/良）に出走。12頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。最後は脚色が鈍り11着に終わった。

10月9日、中1週で迎えた23戦目は、馬渕繁治騎手を鞍上に迎えて、北海道米「ゆめぴりか」特別（門別ダート1200m 晴/良）に出走。11頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚に勢いがなく7着に終わった。

10月23日、中1週で迎えた24戦目は、つぼ八特別2（門別ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は伊藤千尋騎手（5戦0勝）。12頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では末脚が冴えず8着に終わった。

11月6日、中1週で迎えた25戦目は、岩橋勇二騎手を鞍上に迎えて、北海道新聞日高販売所会特別（門別ダート1200m 曇/稍重）に出走。12頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では決め手が足りず6着に終わった。

5歳（2015年）

2月9日、約3か月の休み明けで迎えた26戦目は、野沢憲彦騎手を鞍上に迎えて、猫柳賞（船橋ダート1200m 晴/重）に出走。12頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では末脚に勢いがなく12着に終わった。

3月9日、中3週で迎えた27戦目は、椿賞（船橋ダート1200m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で野沢憲彦騎手（1戦0勝）。12頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず8着に終わった。

3月30日、中2週で迎えた28戦目は、春眠特別（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で野沢憲彦騎手（2戦0勝）。9頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず6着に終わった。

4月13日、中1週で迎えた29戦目は、伊勢海老賞（船橋ダート1200m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で野沢憲彦騎手（3戦0勝）。12頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では全く伸びず11着に終わった。

4月29日、中1週で迎えた30戦目は、シャクナゲ賞（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で野沢憲彦騎手（4戦0勝）。11頭立ての10番人気で大外11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では目立つような脚を使えず8着に終わった。

5月14日、中1週で迎えた31戦目は、真島大輔騎手を鞍上に迎えて、一般C1四（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。14頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では伸びが鈍く14着に終わった。

5月26日、中1週で迎えた32戦目は、行田「古代蓮」賞（浦和ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で真島大輔騎手（1戦0勝）。12頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く12着に終わった。

6月15日、中2週で迎えた33戦目は、楢崎功祐騎手を鞍上に迎えて、ハートビートナイター記念（船橋ダート1200m 晴/稍重）に出走。12頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位争いには絡めず10着に終わった。

7月16日、中3週で迎えた34戦目は、牝馬限定のハンデ戦のネムノキ賞（浦和ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は野沢憲彦騎手（5戦0勝）。12頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では見せ場を作れず11着に終わった。

7月24日、連闘で迎えた35戦目は、牝馬限定戦の湘南江の島海の女王杯（川崎ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で野沢憲彦騎手（6戦0勝）。12頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではいいところがなく7着に終わった。

8月3日、中0週で迎えた36戦目は、臼井健太郎騎手を鞍上に迎えて、一般C2（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。12頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では末脚が冴えず11着に終わった。

9月24日、中6週で馬体重を前走から16kg減らして迎えた37戦目は、Aiba静内祭特別（門別ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は伊藤千尋騎手（6戦0勝）。12頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では伸びあぐねて12着に終わった。

10月22日、中3週で馬体重を前走から16kg戻して迎えた38戦目は、新ひだか町特別（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で伊藤千尋騎手（7戦0勝）。11頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では鋭い脚を使えず11着に終わった。

11月5日、中1週で迎えた39戦目は、志特別（門別ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で伊藤千尋騎手（8戦0勝）。11頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では伸びが鈍く10着に終わった。