エクセルチェイサー（2007年生、母ターフオーシャン）

エクセルチェイサー（2007年3月12日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は栗毛。種牡馬のキングヘイロー（当時12歳）と交配したターフオーシャンが14歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は（有）上山牧場。戦績は、地方17戦1勝2着6回。2010年の北海優駿(地方重賞)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、上山牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。同年、上山牧場から「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場され、谷川正純によって105万円で落札された。

高月賢一厩舎（川崎）へ入厩。

2歳（2009年）

7月17日、デビュー戦は戸崎圭太騎手を鞍上に据えて、2歳（川崎ダート900m 曇/良）に出走。馬体重は503kg。8頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では天賦の闘志でゴールまで勇戦したが、3着に終わった。

7月27日、中0週で迎えた2戦目は、左海誠二騎手を鞍上に迎えて、2歳（川崎ダート1400m 曇/良）に出走。8頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい4着に終わった。

8月18日、中2週で迎えた3戦目は、2歳（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は戸崎圭太騎手（1戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のビバスターローズに6馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

8月31日、中1週で迎えた4戦目は、御神本訓史騎手を鞍上に迎えて、2歳戦のシーサイドスター特別（船橋ダート1500m 雨/不良）に出走。6頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では迫力満点の伸び脚で猛追したが、勝ったスマートパタカに詰め切れず、4馬身差の2着に敗れた。

10月7日、中4週で迎えた5戦目は、2歳S3の鎌倉記念（川崎ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は戸崎圭太騎手（2戦1勝）。11頭立ての6番人気で大外11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では決め手が足りず10着に敗れた。

11月10日、中4週で迎えた6戦目は、2歳戦の葉牡丹特別（川崎ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で戸崎圭太騎手（3戦1勝）。10頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前の忍耐力で最後まで敢闘したが、勝ったビクトリースガに詰め切れず、3馬身差の2着となった。

11月24日、中1週で迎えた7戦目は、繁田健一騎手を鞍上に迎えて、2歳戦のフレッシュファンタジー特別（浦和ダート1500m 曇/稍重）に出走。12頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線ではもうひと伸びが足りず、3着に終わった。

12月15日、中2週で迎えた8戦目は、佐藤博紀騎手を鞍上に迎えて、2歳戦のポインセチア特別（川崎ダート1600m 曇/重）に出走。10頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では末脚がパッとせず8着に敗れた。

3歳（2010年）

1月7日、中2週で迎えた9戦目は、坂井英光騎手を鞍上に迎えて、3歳S3のニューイヤーカップ（浦和ダート1600m 晴/良）に出走。11頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい6着に終わった。

1月26日、中2週で迎えた10戦目は、3歳戦のガーネットフラワー賞（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は戸崎圭太騎手（4戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は減速してしまい7着に敗れた。

2月9日、中1週で迎えた11戦目は、3歳戦のツインエース特別（浦和ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は坂井英光騎手（1戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったマルタカルーキーをクビ差捉え切れず2着に甘んじた。

2月25日、中1週で迎えた12戦目は、3歳戦のフェブラリーフラワー賞（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で坂井英光騎手（2戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい5着に敗れた。

3月23日、中3週で迎えた13戦目は、今野忠成騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のツインマッチ特別（浦和ダート1400m 曇/良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では矢のような伸びを見せたが、ラヴェルに3/4馬身交わされて2着に敗北した。

4月26日、中4週で迎えた14戦目は、的場文男騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の若草特別（浦和ダート1500m 晴/良）に出走。8頭立ての1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではものすごい伸び脚で猛追したが、勝ったイケノエイトマンに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

6月1日、中4週で迎えた15戦目は、服部茂史騎手を鞍上に迎えて、3歳地方重賞の北海優駿（門別ダート2000m 曇/良）に出走。11頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではスパッとキレる脚を見せたが、勝ったクラキンコにねじ伏せられて1馬身差の2着となった。

10月29日、約5か月の休養明けで迎えた16戦目は、三ツ沢特別（川崎ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は御神本訓史騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では今一つ伸び切れず10着に敗れた。

11月19日、中2週で迎えた17戦目は、町田直希騎手を鞍上に迎えて、優駿の門アスミ賞（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。11頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では脚を伸ばせず7着に終わった。