ラヴェル（2007年生、母エンジェルスポート）

ラヴェル（2007年5月5日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「作曲家名。父名より連想」。毛色は鹿毛。種牡馬のストラヴィンスキー（当時11歳）と交配したエンジェルスポートが14歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は（有）荻伏三好ファーム。戦績は、中央平地1戦0勝、地方28戦9勝2着3回。主な勝ち鞍は2011年の皐月特別(一般A2以下ハンデ)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、荻伏三好ファームから「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。同年、荻伏三好ファームから「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場され、小野正宏によって493.5万円で落札された。

小野望厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（2009年）

9月9日、デビュー戦は永島太郎騎手を鞍上に据えて、2歳戦のフレッシュチャレンジ（門別ダート1200m 晴/重）に出走。馬体重は498kg。10頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで頑張り、3着に入り込んだ。

9月24日、中1週で迎えた2戦目は、佐々木国明騎手を鞍上に迎えて、2歳戦のアタックチャレンジ（門別ダート1800m 曇/良）に出走。10頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では末脚がパッとせず10着に終わった。

10月6日、中1週で迎えた3戦目は、2歳（門別ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で佐々木国明騎手（1戦0勝）。8頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端をきる形となり、で馬群を引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線に入ると、前で粘るリードキングを圧倒的な末脚でクビ差だけ差し切って未勝利戦を制した。

10月20日、中1週で迎えた4戦目は、桑村真明騎手を鞍上に迎えて、2歳戦のアタックチャレンジ（門別ダート1200m 曇/稍重）に出走。11頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では天資の闘志でゴールまで力戦し、4着に入り込んだ。

10月28日、連闘で迎えた5戦目は、2歳戦のアタックチャレンジ（門別ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で桑村真明騎手（1戦0勝）。12頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、で一団を先導。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では余力が残っておらず7着に敗れた。

11月11日、中1週で迎えた6戦目は、2歳戦のアタックチャレンジ（門別ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で桑村真明騎手（2戦0勝）。12頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。最後は一杯になって10着に敗れた。

12月8日、中3週で迎えた7戦目は、桑島孝春騎手を鞍上に迎えて、2歳（船橋ダート1500m 晴/稍重）に出走。12頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では今一つ伸び切れず8着に終わった。

3歳（2010年）

1月12日、中4週で迎えた8戦目は、3歳（船橋ダート1200m 小雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で桑島孝春騎手（1戦0勝）。12頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。

2月15日、中4週で迎えた9戦目は、3歳（船橋ダート1200m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で桑島孝春騎手（2戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではビュッと切れる脚で追い上げたが、抜け出したバトルファイターにクビ差届かず2着に甘んじた。

3月9日、中2週で迎えた10戦目は、3歳（船橋ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で桑島孝春騎手（3戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では凄まじい末脚を爆発させて突き抜け、最後は2着のベンテンマルに3馬身の差をつけて優勝

3月23日、中1週で迎えた11戦目は、3歳戦のツインマッチ特別（浦和ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で桑島孝春騎手（4戦1勝）。11頭立ての4番人気で大外11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るエクセルチェイサーを次元の違う末脚で3/4馬身差し切って3勝目をつかんだ。

4月11日、中2週で迎えた12戦目は、3歳500万下の桜草特別（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は6戦連続で桑島孝春騎手（5戦2勝）。16頭立ての14番人気で4番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では末脚が冴えず15着に終わった。

5月24日、中5週で迎えた13戦目は、3歳戦の若駒特別（浦和ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は7戦連続で桑島孝春騎手（6戦2勝）。12頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では途轍もない末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のブルーテーストに1馬身半の差をつけて勝利を手中に収めた。

6月16日、中2週で迎えた14戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、パール特別（川崎ダート1500m 晴/重）に出走。14頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では異次元の末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のゾロに1馬身半の差をつけて1番人気に応えた。

7月12日、中3週で迎えた15戦目は、夏祭賞（大井ダート1600m 内回り曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で戸崎圭太騎手（1戦1勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、少し遅いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではグングンと末脚を伸ばして、最後は2着のサタンゴールドをアタマ差振り切って断然の支持に応えた。

8月17日、中4週で迎えた16戦目は、石崎駿騎手を鞍上に迎えて、3歳S2の黒潮盃（大井ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず6着に敗れた。

9月8日、中2週で迎えた17戦目は、3歳S3の戸塚記念（川崎ダート2100m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で石崎駿騎手（1戦0勝）。14頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では決め手が足りず7着に敗れた。

10月14日、中4週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた18戦目は、マルチステッキ特別（浦和ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で石崎駿騎手（2戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したタカラシャフトにハナ差届かず2着に甘んじた。

10月26日、中1週で馬体重を前走から9kg絞って迎えた19戦目は、オパールスター賞（川崎ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で石崎駿騎手（3戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では凄まじい末脚を弾けさせて先頭に躍り出て、最後は2着のレギュラーサヤカに1馬身の差をつけて優勝

11月16日、中2週で迎えた20戦目は、錦秋特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で石崎駿騎手（4戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

12月17日、中3週で迎えた21戦目は、グッドラック特別（川崎ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は6戦連続で石崎駿騎手（5戦1勝）。13頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では目を引く伸びを見せたが、伸びてきたリュウノボーイ決め手に屈してクビ差の2着に甘んじた。

4歳（2011年）

3月1日、約2か月半の間隔を開けて迎えた22戦目は、白富士特別（川崎ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は7戦連続で石崎駿騎手（6戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では豪脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のシツジツゴウケンを3/4馬身振り切って8勝目をゲットした。

4月28日、中7週で馬体重を前走から15kg増やして迎えた23戦目は、ハンデ戦の卯月特別（浦和ダート1900m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で石崎駿騎手（7戦2勝）。11頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では余力が残っておらず7着に敗れた。

5月19日、中2週で迎えた24戦目は、ハンデ戦の皐月特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で石崎駿騎手（8戦2勝）。13頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のビクトリースガをクビ差振り切って制した。

5歳（2012年）

9月28日、約16か月半の休み明けで馬体重を前走から17kg増やして迎えた25戦目は、實川純一騎手を鞍上に迎えて、長月特別（船橋ダート1500m 曇/重）に出走。12頭立ての11番人気で大外12番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では最後まで息が続かず10着に終わった。

10月17日、中2週で馬体重を前走から9kg絞って迎えた26戦目は、きそいうま特別（川崎ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は石崎駿騎手（9戦3勝）。12頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では鋭い脚を使えず11着に敗れた。

11月22日、中4週で迎えた27戦目は、ハンデ戦の初霜特別（浦和ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は實川純一騎手（1戦0勝）。11頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい8着に終わった。

6歳（2013年）

6月21日、約7か月の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた28戦目は、麻綿原特別（船橋ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で實川純一騎手（2戦0勝）。11頭立ての11番人気で大外11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚を伸ばせず10着に終わった。

7月15日、中2週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた29戦目は、オレンジレース開催記念（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で實川純一騎手（3戦0勝）。11頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい8着に終わった。