クインズパール（2011年生、母アルヴェナ）

クインズパール（2011年3月19日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋真珠」。毛色は鹿毛。種牡馬のTiznow（当時14歳）と交配したアルヴェナが7歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）隆栄牧場。戦績は、中央平地10戦1勝、地方28戦5勝2着4回。主な勝ち鞍は2014年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

平田修厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2013年）

10月13日、デビュー戦は秋山真一郎騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都ダート1800m 晴/良）に出走。馬体重は510kg。12頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では目立つような脚を使えず10着に敗れた。

11月2日、中2週で迎えた2戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（京都ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての16番人気で8番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず12着に終わった。

3歳（2014年）

3月22日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から28kg増やして迎えた3戦目は、鮫島良太騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。16頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では速い脚を使えず14着に終わった。

4月19日、中3週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は幸英明騎手（1戦0勝）。16頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は一杯になって8着に終わった。

5月11日、中2週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で幸英明騎手（2戦0勝）。16頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、少し緩いペースで集団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線ではいいところがなく6着に敗れた。

7月27日、約2か月半の間隔を開けて迎えた6戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京ダート1400m 曇/良）に出走。16頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。先手を奪い、遅いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では異次元の末脚を弾けさせて、最後は2着のウォーターショパンをクビ差振り切って初勝利を挙げた。

8月17日、中2週で迎えた7戦目は、藤懸貴志騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（小倉ダート1000m 曇/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。13頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はバテてしまい11着に敗れた。

11月16日、約3か月の休養明けで迎えた8戦目は、3歳以上500万下（福島ダート1150m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤懸貴志騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では鋭さ光る末脚を披露したが、3着に終わった。

4歳（2015年）

2月28日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた9戦目は、4歳以上500万下（阪神ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で藤懸貴志騎手（2戦0勝）。15頭立ての4番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを7番手で通過。直線では切れる脚を使えず10着に敗れた。

3月21日、中2週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた10戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で藤懸貴志騎手（3戦0勝）。16頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず9着に敗れた。

5月6日、中6週で迎えた11戦目は、山本咲希到騎手を鞍上に迎えて、ノーザンホースパーク特別（門別ダート1200m 曇/良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では驚異的な末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のレッドペリグリンをアタマ差振り切って先頭ゴールを果たした。

5月27日、中2週で迎えた12戦目は、苫電協青年部30周年記念特別（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山本咲希到騎手（1戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では僅かずつ前との差を詰めて先頭に立ち、最後は2着のシセイカイカをハナ差振り切って優勝

6月10日、中1週で迎えた13戦目は、室蘭白鳥大橋ライトアップ特別（門別ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で山本咲希到騎手（2戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では今一つ伸び切れず7着に敗れた。

6月24日、中1週で迎えた14戦目は、岩橋勇二騎手を鞍上に迎えて、マンハッタンカフェ・プレミアム（門別ダート1200m 曇/稍重）に出走。12頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線ではビュッと切れる脚を見せたが、伸びてきたエーシンラピッド決め手に屈してクビ差の2着に甘んじた。

7月8日、中1週で迎えた15戦目は、石榴特別（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岩橋勇二騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では力強いフットワークでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

7月21日、中1週で迎えた16戦目は、優駿の里安平町アサヒメロン特別（門別ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で岩橋勇二騎手（2戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力闘したが、3着に終わった。

8月19日、中3週で迎えた17戦目は、五十嵐冬樹騎手を鞍上に迎えて、北海道野菜王国にったん特別（門別ダート1200m 曇/重）に出走。11頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位争いには絡めず5着に敗れた。

9月2日、中1週で迎えた18戦目は、向日葵特別（門別ダート1200m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で五十嵐冬樹騎手（1戦0勝）。12頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では凄まじい末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のガルノーヴァに1馬身の差をつけて4勝目をゲットした。

9月17日、中1週で迎えた19戦目は、サイアーライン特別（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で五十嵐冬樹騎手（2戦1勝）。7頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前のタフネスでしぶとく脚を伸ばしたが、伸びてきたエーシンラピッド決め手に屈して半馬身差の2着に敗北した。

10月1日、中1週で迎えた20戦目は、日胆農協組合長会よい食特別（門別ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で五十嵐冬樹騎手（3戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

10月15日、中1週で迎えた21戦目は、旬の味覚!門別ししゃも祭り特別（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で五十嵐冬樹騎手（4戦1勝）。9頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

10月28日、中1週で迎えた22戦目は、井上幹太騎手を鞍上に迎えて、ワークフォース・プレミアム（門別ダート1200m 晴/不良）に出走。11頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線に入ると、前で粘るファンディータを豪快な末脚で3/4馬身差し切って勝利を手中に収めた。

11月12日、中1週で迎えた23戦目は、銀杏特別（門別ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は岩橋勇二騎手（3戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では我慢強くタフに走り抜いたが、勝ったコールサインゼロに詰め切れず、5馬身差の2着に敗北した。

5歳（2016年）

9月1日、約10か月の休み明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた24戦目は、石川倭騎手を鞍上に迎えて、北広島市市制20周年記念特別（門別ダート1200m 曇/稍重）に出走。12頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

9月28日、中3週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた25戦目は、日高報知新聞特別（門別ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は井上幹太騎手（1戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天性の勝負根性でゴールまで力闘したが、3着に終わった。

10月12日、中1週で迎えた26戦目は、ルシナ特別（門別ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で井上幹太騎手（2戦1勝）。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では全く伸びず5着に敗れた。

10月26日、中1週で迎えた27戦目は、ルーラーシップ・プレミアム（門別ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で井上幹太騎手（3戦1勝）。10頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず4着に敗れた。

11月9日、中1週で迎えた28戦目は、門別軽種馬生産振興会特別（門別ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で井上幹太騎手（4戦1勝）。12頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前のタフネスでしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったレッドペリグリンにねじ伏せられて1馬身半差の2着となった。

12月27日、中6週で迎えた29戦目は、一般C1九十（大井ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で井上幹太騎手（5戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず4着に敗れた。

6歳（2017年）

1月10日、中1週で迎えた30戦目は、一般C2（船橋ダート1000m 晴/不良）に出走。鞍上は6戦連続で井上幹太騎手（6戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、3着に終わった。

1月26日、中1週で迎えた31戦目は、迎春特別（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で井上幹太騎手（7戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて15番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり6着に敗れた。

3月8日、中5週で迎えた32戦目は、笹川翼騎手を鞍上に迎えて、余寒特別（大井ダート1200m 晴/稍重）に出走。15頭立ての5番人気で大外15番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではいい脚を見せられず11着に敗れた。

3月22日、中1週で迎えた33戦目は、みさきまぐろきっぷ記念（大井ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で笹川翼騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では切れ味光る末脚を披露し、4着に入った。

4月18日、中3週で迎えた34戦目は、おおぐま座特別（大井ダート1200m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で笹川翼騎手（2戦0勝）。16頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では天稟の負けん性を発揮してゴールまで力走し、4着に入った。

10月2日、約5か月半の休養明けで迎えた35戦目は、早田功駿騎手を鞍上に迎えて、はてなの茶碗賞（大井ダート1200m 曇/稍重）に出走。11頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では超凡な末脚を繰り出し、3着に入り込んだ。

10月31日、中3週で迎えた36戦目は、荒川区特別（大井ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で早田功駿騎手（1戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では目の覚めるような末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のアクラーをクビ差振り切って久方ぶりに美酒を浴びた。

11月28日、中3週で迎えた37戦目は、一般C1三四（大井ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で早田功駿騎手（2戦1勝）。16頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず7着に敗れた。

7歳（2018年）

5月8日、約5か月半の休み明けで迎えた38戦目は、一般C2五六（大井ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で早田功駿騎手（3戦1勝）。14頭立ての4番人気で大外14番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず8着に敗れた。