ヴァイオリニスト（2013年生、母メサイア）

ヴァイオリニスト（2013年4月4日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「ヴァイオリン演奏者。母名より連想」。毛色は栗毛。種牡馬のスパイキュール（当時13歳）と交配したメサイアが13歳のときに産んだ7番仔が本馬である。産地は北海道伊達市、生産者は（有）高橋農場。戦績は、中央平地7戦0勝、地方10戦1勝2着1回。主な勝ち鞍は2016年の釜石グリーン・ツーリズム賞(一般C1三)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、高橋農場から「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場され、ビッグレッドファームによって334.8万円で落札された。

栗田博憲厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2015年）

8月16日、デビュー戦は津村明秀騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。馬体重は442kg。18頭立ての18番人気で14番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。

9月12日、中3週で迎えた2戦目は、柴田大知騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。11頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では切れる脚を使えず10着に敗れた。

9月27日、中1週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（中山芝1600m 外回り曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で柴田大知騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は脚色が衰えて11着に敗れた。

10月18日、中2週で迎えた4戦目は、2歳未勝利（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で柴田大知騎手（2戦0勝）。12頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は力尽きて9着に終わった。

11月14日、中3週で迎えた5戦目は、牝馬限定の2歳未勝利（東京芝1800m 小雨/良）に出走。鞍上は4戦連続で柴田大知騎手（3戦0勝）。13頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では余力が残っておらず11着に終わった。

3歳（2016年）

3月26日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた6戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山芝1600m 外回り曇/良）に出走。16頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。最後は脚色が悪くなり11着に終わった。

6月12日、約2か月半の間隔を開けて迎えた7戦目は、3歳未勝利（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は柴田大知騎手（4戦0勝）。18頭立ての13番人気で3番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。最後は減速してしまい18着に終わった。

7月10日、中3週で迎えた8戦目は、村上忍騎手を鞍上に迎えて、3歳B2二（盛岡ダート1400m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと押しが足りず、3着に終わった。

7月23日、中1週で迎えた9戦目は、3歳戦の千厩夏まつり賞（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で村上忍騎手（1戦0勝）。7頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず3着に敗れた。

8月6日、中1週で迎えた10戦目は、3歳戦のレインボーマウンテン杯（盛岡芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で村上忍騎手（2戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、でレースを牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。最後は脚勢が鈍り5着に敗れた。

8月28日、中2週で迎えた11戦目は、斎藤雄一騎手を鞍上に迎えて、釜石グリーン・ツーリズム賞（水沢ダート1600m 曇/重）に出走。11頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。前に出て、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のクリスティラビットに4馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

9月12日、中1週で迎えた12戦目は、松本剛志騎手を鞍上に迎えて、夏油賞（水沢ダート1400m 曇/稍重）に出走。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではしぶとく脚を伸ばしたが、マイネルアーベントに交わされて1馬身半差の2着となった。

10月14日、中4週で迎えた13戦目は、和田譲治騎手を鞍上に迎えて、わ!しながわかえで賞（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、少し緩いペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が鈍り9着に敗れた。

10月28日、中1週で迎えた14戦目は、一般C2十五十六十七（大井ダート1200m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で和田譲治騎手（1戦0勝）。12頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では全く伸びず7着に敗れた。

11月18日、中2週で迎えた15戦目は、矢野貴之騎手を鞍上に迎えて、一般C2十五十六（大井ダート1200m 晴/稍重）に出走。14頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が衰えて12着に敗れた。

12月1日、中1週で迎えた16戦目は、一般C2十六十七（大井ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で矢野貴之騎手（1戦0勝）。12頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、ゆったりとしたペースで集団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚を失くしてしまい12着に敗れた。

12月14日、中1週で迎えた17戦目は、高野誠毅騎手を鞍上に迎えて、一般C2九十十一（川崎ダート1600m 曇/不良）に出走。8頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では鋭い脚を使えず7着に終わった。