スイートオブウィン（1987年生、母ダイカツスター）

スイートオブウィン（1987年5月14日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のサイドチヤペル（当時5歳）と交配したダイカツスターが9歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）辻牧場。戦績は、中央平地13戦3勝2着2回。主な勝ち鞍は1991年の柳川特別(900万下ハンデ)。

経歴

デビュー前

柄崎孝厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1990年）

5月6日、デビュー戦は的場均騎手を鞍上に据えて、4歳未勝利（東京ダート1400m 晴/重）に出走。馬体重は440kg。13頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では余力が残っておらず8着に終わった。

6月17日、中5週で迎えた2戦目は、4歳未勝利（札幌ダート1000m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で的場均騎手（1戦0勝）。12頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では見所を作れず5着に敗れた。

6月30日、中1週で迎えた3戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（札幌ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で的場均騎手（2戦0勝）。10頭立ての4番人気で大外10番ゲートからスタート。前に出て、ややスローペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪快な末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のパストラリズムに2馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

11月3日、約4か月の休養明けで迎えた4戦目は、4歳以上500万下（東京ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で的場均騎手（3戦1勝）。11頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はタレてしまい11着に終わった。

11月24日、中2週で迎えた5戦目は、菊沢隆徳騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京芝1000m 晴/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての10番人気で13番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、ややスローペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のタフネスで最後まで脚を伸ばしたが、ナムラリュタンにアタマ差交わされて2着となった。

12月9日、中1週で迎えた6戦目は、蛯名信広騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京芝1000m 曇/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は垂れてしまい13着に敗れた。

4歳（1991年）

1月26日、中6週で迎えた7戦目は、牝馬限定の5歳以上500万下（小倉ダート1000m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は菊沢隆徳騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚に勢いがなく5着に敗れた。

2月3日、連闘で迎えた8戦目は、牝馬限定の5歳以上500万下の背振山特別（小倉芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で菊沢隆徳騎手（2戦0勝）。9頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、超スローペースで馬群を先導。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線ではしっかりと末脚を伸ばして、最後は2着のリュバンリュージュを半馬身振り切って2勝目を挙げた。

2月24日、中2週で迎えた9戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の柳川特別（小倉芝2000m 曇/重）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で菊沢隆徳騎手（3戦1勝）。16頭立ての13番人気で12番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、ややスローペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではグングンと末脚を伸ばして、最後は2着のメイショウサユリに1馬身1/4の差をつけて先頭ゴールを果たした。

3月31日、中4週で迎えた10戦目は、G2の日経賞（中山芝2500m 小雨/不良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は4戦連続で菊沢隆徳騎手（4戦2勝）。10頭立ての8番人気で大外10番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、少し緩いペースで集団を牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。最後は脚色が衰えて9着に終わった。

5月3日、中4週で迎えた11戦目は、ハンデ戦の薫風ステークス（東京芝2000m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は的場均騎手（4戦1勝）。11頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚が振るわず8着に終わった。

6月15日、中5週で迎えた12戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下のHTB賞（札幌芝1800m 小雨/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は菊沢隆徳騎手（5戦2勝）。8頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。主導権を握り、平均的なペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では詰めが甘くなり、3着に終わった。

7月7日、中2週で迎えた13戦目は、牝馬限定の4歳以上900万下のアカシヤステークス（札幌芝1500m 晴/良）に出走。鞍上は的場均騎手（5戦1勝）。7頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。端をきり、ミドルペースで一団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではビュッと切れる脚で猛進したが、カシワズパレスにハナ差交わされて2着に甘んじた。