カノウムスビ（2015年生、母カザリムスビ）

経歴

デビュー前

奥村豊厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2017年）

8月20日、デビュー戦は荻野極騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（小倉芝1800m 晴/良）に出走。馬体重は510kg。10頭立ての9番人気で大外10番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず9着に終わった。

11月18日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から14kg減らして迎えた2戦目は、中谷雄太騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（福島芝1800m 曇/良）に出走。16頭立ての13番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は脚勢が鈍り15着に終わった。

12月3日、中1週で迎えた3戦目は、浜中俊騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての8番人気で14番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では脚が残っておらず7着に敗れた。

12月17日、中1週で迎えた4戦目は、2歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で浜中俊騎手（1戦0勝）。16頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを7番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず7着に終わった。

3歳（2018年）

1月13日、中3週で迎えた5戦目は、太宰啓介騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1400m 晴/稍重）に出走。16頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい15着に終わった。

5月12日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から14kg減らして迎えた6戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で太宰啓介騎手（1戦0勝）。15頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず7着に終わった。

6月9日、中3週で迎えた7戦目は、藤岡康太騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/重）に出走。16頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では決め手に欠いて9着に終わった。

8月11日、中8週で迎えた8戦目は、川又賢治騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉ダート1000m 晴/良）に出走。14頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では切れ味のいい末脚を披露し、5着に入り込んだ。

8月25日、中1週で迎えた9戦目は、3歳未勝利（小倉ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は浜中俊騎手（2戦0勝）。14頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では末脚を伸ばせず12着に終わった。

9月30日、中4週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた10戦目は、青柳正義騎手を鞍上に迎えて、一般C2十二（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先頭に立つ格好となり、でレースを進める。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では強靭な末脚を繰り出したが、3着に終わった。

10月28日、中3週で迎えた11戦目は、一般C2十（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で青柳正義騎手（1戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚勢がやや鈍り、4着に終わった。

11月25日、中3週で迎えた12戦目は、一般C2九（金沢ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で青柳正義騎手（2戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

12月9日、中1週で迎えた13戦目は、一般C2九（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で青柳正義騎手（3戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るベルコルポを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

12月27日、中2週で迎えた14戦目は、工芸・アート賞（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で青柳正義騎手（4戦1勝）。11頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では持ち前の忍耐力で最後まで脚を伸ばしたが、勝ったモナーキズムに詰め切れず、2馬身差の2着となった。

4歳（2019年）

2月1日、中4週で迎えた15戦目は、加藤聡一騎手を鞍上に迎えて、一般C6（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。9頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では脚を伸ばせず5着に敗れた。

2月15日、中1週で迎えた16戦目は、一般C5（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で加藤聡一騎手（1戦0勝）。10頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では力強い脚運びでゴールまで頑張り、3着に入り込んだ。

2月20日、連闘で馬体重を前走から16kg減らして迎えた17戦目は、一般C12（笠松ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で加藤聡一騎手（2戦0勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のアルマアルジーヌをクビ差振り切って断然人気に応えた。

3月1日、連闘で馬体重を前走から8kg戻して迎えた18戦目は、一般C5（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で加藤聡一騎手（3戦1勝）。10頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

3月15日、中1週で迎えた19戦目は、一般C4（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で加藤聡一騎手（4戦1勝）。9頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。最後は一杯になって8着に敗れた。

3月28日、中1週で迎えた20戦目は、一般C8（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で加藤聡一騎手（5戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったチェキに詰め切れず、2馬身差の2着に敗北した。

4月4日、連闘で迎えた21戦目は、一般C10（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で加藤聡一騎手（6戦1勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。逃げを打ち、でレースを進める。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線に入ると、粘りを欠いて4着に沈んだ。

4月11日、連闘で迎えた22戦目は、一般C8（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は8戦連続で加藤聡一騎手（7戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のテイエムベアッコに9馬身の差をつけて3勝目を獲得した。

5月6日、中3週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた23戦目は、恋路ヶ浜特別（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で加藤聡一騎手（8戦2勝）。10頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。

5月17日、中1週で迎えた24戦目は、一般C3（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で加藤聡一騎手（9戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

5月31日、中1週で馬体重を前走から15kg減らして迎えた25戦目は、一般C3（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は11戦連続で加藤聡一騎手（10戦2勝）。8頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。先頭に立ち、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では途轍もない末脚を爆発させて突き抜け、最後は2着のマイネルポーションに3馬身の差をつけて順当に勝利した。

6月11日、中1週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた26戦目は、ビップレイジング賞（名古屋ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は12戦連続で加藤聡一騎手（11戦3勝）。10頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったアオスタに詰め切れず、6馬身差の2着となった。

6月28日、中1週で迎えた27戦目は、一般B8（名古屋ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は13戦連続で加藤聡一騎手（12戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。ハナを切り、で集団を引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線に入ると、前で粘るリーゼロッテを次元の違う末脚で半馬身差し切って5勝目をマークした。

7月11日、中1週で迎えた28戦目は、一般B5（名古屋ダート1600m 雨/重）に出走。鞍上は14戦連続で加藤聡一騎手（13戦4勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線に入ると、前で粘るナムラユッキーを次元の違う末脚で交わし去り、最後は3馬身の差をつけて断然人気に応えた。

7月23日、中1週で馬体重を前走から13kg減らして迎えた29戦目は、一般B3（名古屋ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は15戦連続で加藤聡一騎手（14戦5勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るプリンセスミオを次元の違う末脚で半馬身差し切って断トツ人気に応えた。

8月2日、中0週で迎えた30戦目は、ひのき杯（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は16戦連続で加藤聡一騎手（15戦6勝）。11頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

8月21日、中2週で迎えた31戦目は、アンゲロニア特別（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は17戦連続で加藤聡一騎手（16戦6勝）。8頭立ての2番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では鮮やかな伸び脚で猛追したが、勝ったリーゼロッテに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

9月5日、中1週で迎えた32戦目は、大畑雅章騎手を鞍上に迎えて、一般A4（名古屋ダート1600m 曇/不良）に出走。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではグングンと終いの脚を伸ばして先頭に躍り出て、最後は2着のスマートリンクに1馬身半の差をつけて断然の支持に応えた。

10月11日、中4週で迎えた33戦目は、東海クラウン（笠松ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で大畑雅章騎手（1戦1勝）。9頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では伸びあぐねて7着に敗れた。

11月15日、中4週で迎えた34戦目は、さざんか特別（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は加藤聡一騎手（17戦6勝）。10頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では末脚が冴えず10着に敗れた。

11月27日、中1週で迎えた35戦目は、名古屋チャレンジカップヴァルカン賞（名古屋ダート1900m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で加藤聡一騎手（18戦6勝）。10頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く10着に終わった。

12月11日、中1週で迎えた36戦目は、くず湯賞（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は大畑雅章騎手（2戦1勝）。10頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は垂れてしまい9着に終わった。

12月19日、連闘で迎えた37戦目は、山田祥雄騎手を鞍上に迎えて、Jpn2の名古屋グランプリ（名古屋ダート2500m 曇/稍重）に出走。重賞競走への出走は初となった。12頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず8着に終わった。

5歳（2020年）

3月11日、約3か月の間隔を開けて迎えた38戦目は、仲野光馬騎手を鞍上に迎えて、よみうりランドHANA・BIYORIC2四五（船橋ダート1200m 晴/重）に出走。12頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。先手を取る形となり、平均ペースで馬群を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線ではキレのいい末脚を発揮し、3着に入った。

3月30日、中2週で迎えた39戦目は、ぴのは邪神ちゃんに対抗心をむき出しにする（船橋ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で仲野光馬騎手（1戦0勝）。9頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入り込んだ。

4月14日、中1週で迎えた40戦目は、ポイント10倍!川崎のSPAT4賞（川崎ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で仲野光馬騎手（2戦0勝）。8頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚が振るわず4着に敗れた。

2021年10月1日付で地方競馬の競走馬登録を抹消した。