サダムダイオー（1997年生、母カナンフブキ）

経歴

デビュー前

1歳のとき、高橋ファームから「北海道8月市場サラブレッド2歳」に上場され、大野定によって472.5万円で落札された。

2歳（1999年）

8月13日、デビュー戦は安藤勝己騎手を鞍上に据えて、2歳戦のチャレンジ（笠松ダート800m 晴/良）に出走。馬体重は490kg。8頭立ての1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。ハナを奪い、で一団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では一際目立つ伸び脚で猛追したが、勝ったニッシンアルペンに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

9月13日、中3週で迎えた2戦目は、安藤光彰騎手を鞍上に迎えて、2歳戦のチャレンジ（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。10頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く7着に敗れた。

12月13日、約3か月の休み明けで迎えた3戦目は、横山誠騎手を鞍上に迎えて、3歳（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く9着に終わった。

12月29日、中1週で迎えた4戦目は、3歳（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は安藤光彰騎手（1戦0勝）。10頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線に入ると、前で粘るマイオリタテンシを次元の違う末脚でクビ差だけ差し切って初勝利を挙げた。

3歳（2000年）

1月9日、中1週で迎えた5戦目は、4歳（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で安藤光彰騎手（2戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい9着に敗れた。

1月24日、中1週で迎えた6戦目は、4歳（笠松ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は安藤勝己騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では矢のような伸び脚で急追したが、抜け出したキヌガサテンリュウにクビ差届かず2着に甘んじた。

2月9日、中1週で迎えた7戦目は、岡部誠騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のこぶし賞（笠松ダート1400m 晴/不良）に出走。10頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るプロテクトレスを次元の違う末脚で3/4馬身差し切って勝利を手に入れた。

2月23日、中1週で迎えた8戦目は、川原正一騎手を鞍上に迎えて、4歳（笠松ダート1400m 晴/稍重）に出走。8頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では鮮烈な末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のフジノマサムネに2馬身半の差をつけて3勝目をマークした。

3月20日、中3週で迎えた9戦目は、4歳（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は岡部誠騎手（1戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のコウシュンヒメに1馬身半の差をつけて勝利を手中に収めた。

4月2日、中1週で迎えた10戦目は、3歳地方重賞の新緑賞（笠松ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で岡部誠騎手（2戦2勝）。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では鋭い脚を使えず4着に敗れた。

5月5日、中4週で迎えた11戦目は、3歳地方重賞の駿蹄賞（名古屋ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は安藤勝己騎手（2戦0勝）。12頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。4着に終わった。

10月24日、約5か月半の休み明けで迎えた12戦目は、佐藤祐樹騎手を鞍上に迎えて、一般C1四イ（船橋ダート1600m 晴/重）に出走。13頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。端に立ち、遅いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では異次元の末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のトミケンロードに1馬身の差をつけて久々の実戦をモノにした。

4歳（2001年）

2月6日、約3か月半の休み明けで迎えた13戦目は、一般C1四（船橋ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤祐樹騎手（1戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では詰めが甘くなり、3着に終わった。

3月13日、中4週で迎えた14戦目は、早田秀治騎手を鞍上に迎えて、一般C1五（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。14頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではもうひとつ伸びを欠き、3着に終わった。

3月19日、連闘で迎えた15戦目は、一般C1四ア（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は佐藤祐樹騎手（2戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、ややスローペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のマイネルシリウスに1馬身半の差をつけて先頭ゴールを果たした。

4月3日、中1週で迎えた16戦目は、陽春特別（船橋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤祐樹騎手（3戦2勝）。13頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。先頭に立ち、ややスローペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一歩一歩着実に末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のトミケンレインボーに2馬身の差をつけて制した。

4月23日、中2週で迎えた17戦目は、ハンデ戦の薫風特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で佐藤祐樹騎手（4戦3勝）。12頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。競走中止となった。