デルマフジコ（2011年生、母ワーブリングベル）

デルマフジコ（2011年2月27日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋人名より」。毛色は栗毛。種牡馬のサクラバクシンオー（当時22歳）と交配したワーブリングベルが13歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。戦績は、中央平地5戦0勝、地方29戦4勝2着7回。主な勝ち鞍は2014年の岩手スポーツフレンド共同募金賞(一般C2一)。

経歴

デビュー前

浅野洋一郎厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2013年）

11月2日、デビュー戦は木幡初広騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（福島芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は488kg。16頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではやや伸びを欠き、5着に終わった。

11月24日、中2週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（東京ダート1400m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で木幡初広騎手（1戦0勝）。15頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では切れる脚を使えず8着に敗れた。

3歳（2014年）

1月13日、中6週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた3戦目は、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で木幡初広騎手（2戦0勝）。16頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始8番手を追走。最後はバタバタになってしまい14着に終わった。

3月1日、中6週で迎えた4戦目は、西田雄一郎騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（小倉ダート1000m 曇/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では伸びが鈍く10着に終わった。

4月12日、中5週で迎えた5戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではいい脚を見せられず16着に終わった。

5月5日、中2週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた6戦目は、村上忍騎手を鞍上に迎えて、3歳C1三（盛岡ダート1400m 曇/良）に出走。9頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では決め手が足りず4着に敗れた。

5月24日、中2週で迎えた7戦目は、3歳戦の花水木レース（盛岡芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で村上忍騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先頭に立つ格好となり、でレースを進める。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では末脚が続かず、3着に終わった。

6月7日、中1週で迎えた8戦目は、大坪慎騎手を鞍上に迎えて、3歳C1二（盛岡ダート1400m 曇/良）に出走。8頭立ての5番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張り、3着を確保した。

6月30日、中2週で迎えた9戦目は、3歳C1二（水沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で大坪慎騎手（1戦0勝）。9頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線ではいいところがなく8着に敗れた。

7月14日、中1週で迎えた10戦目は、3歳C1一（盛岡ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で大坪慎騎手（2戦0勝）。10頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切り、3着を確保した。

7月26日、中1週で迎えた11戦目は、3歳C1一（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で大坪慎騎手（3戦0勝）。9頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先頭に立ち、でレースを引っ張る。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではスパッとキレる脚を見せたが、ワタリデザートに交わされて2馬身半差の2着となった。

8月15日、中2週で迎えた12戦目は、3歳戦のガタゴンまつりレース（盛岡ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は5戦連続で大坪慎騎手（4戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、で集団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線ではいいところがなく4着に敗れた。

8月24日、連闘で迎えた13戦目は、菅原俊吏騎手を鞍上に迎えて、一般C2九（水沢ダート1400m 晴/重）に出走。10頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚を伸ばせず4着に敗れた。

8月31日、連闘で迎えた14戦目は、一般C2七八（水沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で菅原俊吏騎手（1戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。先手を取り、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では弾けるような伸びで猛進したが、ニューエトワールに交わされて2馬身半差の2着に敗北した。

9月7日、連闘で迎えた15戦目は、震災復興子ども達に夢と笑顔を（水沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で菅原俊吏騎手（2戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。端を取り切り、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のシーザーズセレクトに7馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

9月15日、連闘で迎えた16戦目は、一般C2二（水沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で菅原俊吏騎手（3戦1勝）。8頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではしぶとく脚を伸ばしたが、ポワドサントゥールに交わされて4馬身差の2着となった。

9月22日、連闘で迎えた17戦目は、一般C2一（盛岡ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で菅原俊吏騎手（4戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では強烈な末脚を弾けさせてあっさりと抜け出し、最後は2着のテンショウティアラに4馬身の差をつけて順当に勝利した。

10月6日、中1週で迎えた18戦目は、一般C2一（盛岡ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は6戦連続で菅原俊吏騎手（5戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。ハナを取り切り、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では迫力満点の伸び脚で驀進したが、ワカタケに交わされて4馬身差の2着に敗北した。

10月13日、連闘で迎えた19戦目は、岩手スポーツフレンド共同募金賞（盛岡ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で菅原俊吏騎手（6戦2勝）。9頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では別次元の末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のセイントローズバドに2馬身の差をつけて3勝目を手中に収めた。

10月27日、中1週で迎えた20戦目は、高橋悠里騎手を鞍上に迎えて、洋野産高級しいたけレース（盛岡ダート1600m 曇/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。最後は力尽きて8着に敗れた。

11月9日、中1週で迎えた21戦目は、北三陸冬の市レース（盛岡ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は村上忍騎手（2戦0勝）。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。ハナを取り切り、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が鈍り8着に敗れた。

4歳（2015年）

3月22日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた22戦目は、菅原辰徳騎手を鞍上に迎えて、輝く笑顔スタート（水沢ダート1400m 曇/重）に出走。9頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では全く伸びず9着に終わった。

4月6日、中1週で迎えた23戦目は、一般C2一（水沢ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は高橋悠里騎手（1戦0勝）。5頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では鋭い脚を使えず3着に終わった。

4月13日、連闘で迎えた24戦目は、春蘭（水沢ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で高橋悠里騎手（2戦0勝）。6頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。端に立ち、で一団を牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを3番手で通過。直線では切れる脚を使えず5着に終わった。

4月27日、中1週で迎えた25戦目は、安部幸夫騎手を鞍上に迎えて、一般C2一（水沢ダート1400m 晴/良）に出走。6頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では速い脚を使えず6着に終わった。

5月4日、連闘で迎えた26戦目は、一般C2二（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は菅原俊吏騎手（7戦3勝）。7頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では勝負根性が光る走りを見せたが、コスモリボンに交わされて3馬身差の2着となった。

5月11日、連闘で迎えた27戦目は、阿部英俊騎手を鞍上に迎えて、一般C2二（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。8頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではにじり寄るように前との差を詰めて、最後は2着のトーホクスマイルをクビ差振り切って4勝目を奪取した。

5月25日、中1週で迎えた28戦目は、森の妖精賞（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は菅原俊吏騎手（8戦3勝）。8頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではしぶとく伸び続けたが、コスモリボンに交わされて2馬身差の2着となった。

6月6日、中1週で迎えた29戦目は、まりなる生誕祭記念（盛岡ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で菅原俊吏騎手（9戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では末脚を持続できず、3着に終わった。

6月22日、中1週で迎えた30戦目は、一般C1五（水沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で菅原俊吏騎手（10戦3勝）。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、で馬群を先導。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを4番手で通過。最後は失速してしまい9着に敗れた。

7月6日、中1週で迎えた31戦目は、一般C2一（水沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で菅原俊吏騎手（11戦3勝）。8頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後はタレてしまい7着に敗れた。

7月13日、連闘で迎えた32戦目は、松本剛志騎手を鞍上に迎えて、一般C2一（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。7頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の忍耐力で最後まで脚を伸ばしたが、キャンディッドに交わされて2馬身半差の2着となった。

8月1日、中2週で迎えた33戦目は、本田紀忠騎手を鞍上に迎えて、海と高原のまちひろの賞（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。8頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では脚が残っておらず8着に終わった。

8月12日、中1週で迎えた34戦目は、小林凌騎手を鞍上に迎えて、いわて北緯40度物産会賞（盛岡ダート1400m 曇/良）に出走。10頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く10着に終わった。