ミラクルドラッグ（1999年生、母ニシケンテンション）

ミラクルドラッグ（1999年4月17日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のメジロマックイーン（当時12歳）と交配したニシケンテンションが10歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）ラツキー牧場。戦績は、中央平地23戦0勝2着2回、中央障害6戦0勝、地方6戦3勝2着1回。主な勝ち鞍は2004年の武庫川特別。

経歴

デビュー前

当歳のとき、ラッキー牧場から「北海道10月市場サラブレッド当歳」に上場されたが主取りとなった。1歳のとき、ラッキー牧場から「北海道7月セレクト市場サラブレッド2歳」に上場され、ノースヒルズマネジメントによって840万円で落札された。

太宰義人厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2001年）

8月12日、デビュー戦は太宰啓介騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（小倉芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は434kg。14頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではいいところがなく8着に敗れた。

8月25日、中1週で迎えた2戦目は、2歳新馬（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で太宰啓介騎手（1戦0勝）。18頭立ての17番人気で4番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚がパッとせず10着に終わった。

3歳（2002年）

1月19日、約5か月の休み明けで馬体重を前走から48kg増やして迎えた3戦目は、渡辺薫彦騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。12頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びが鈍く8着に終わった。

2月3日、中1週で迎えた4戦目は、小池隆生騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。10頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではスパッとキレる脚で追い上げたが、勝ったアッパレアッパレに詰め切れず、約10馬身差の2着となった。

2月20日、中1週で迎えた5戦目は、3歳戦の諭鶴羽山特別（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は太宰啓介騎手（2戦0勝）。8頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。最後は、2着のサンユウクリークに7馬身の差をつけて初白星を挙げた。

3月10日、中2週で迎えた6戦目は、3歳500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で太宰啓介騎手（3戦1勝）。14頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は脚勢が悪くなり14着に終わった。

5月3日、中7週で迎えた7戦目は、山田泰誠騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下のこけもも賞（新潟芝2000m 外回り晴/良）に出走。10頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く10着に終わった。

5月19日、中1週で迎えた8戦目は、3歳500万下（中京ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は太宰啓介騎手（4戦1勝）。15頭立ての13番人気で13番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では末脚が冴えず6着に終わった。

6月22日、中4週で迎えた9戦目は、3歳以上500万下（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で太宰啓介騎手（5戦1勝）。16頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では決め手が足りず、5着に終わった。

7月7日、中1週で迎えた10戦目は、3歳以上500万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で太宰啓介騎手（6戦1勝）。16頭立ての10番人気で大外16番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では天稟のガッツでゴールまで力走し、4着を確保した。

7月28日、中2週で迎えた11戦目は、3歳以上500万下（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で太宰啓介騎手（7戦1勝）。15頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では見事な伸び脚で猛追したが、抜け出したロングパーフェクトを捕まえ切れず、1馬身半差の2着となった。

8月11日、中1週で迎えた12戦目は、3歳以上500万下の久留米特別（小倉ダート1700m 雨/重）に出走。鞍上は5戦連続で太宰啓介騎手（8戦1勝）。15頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず11着に敗れた。

9月1日、中2週で迎えた13戦目は、3歳以上500万下の唐津特別（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で太宰啓介騎手（9戦1勝）。15頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では末脚が振るわず14着に敗れた。

4歳（2003年）

3月8日、約6か月半の休み明けで馬体重を前走から22kg増やして迎えた14戦目は、武英智騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/重）に出走。16頭立ての4番人気に推されて12番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを14番手で通過。直線では末脚が振るわず15着に敗れた。

3月23日、中1週で迎えた15戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で武英智騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では鋭い脚を使えず6着に敗れた。

4月13日、中2週で迎えた16戦目は、4歳以上500万下（阪神ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は太宰啓介騎手（10戦1勝）。16頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。最後は脚勢が悪くなり16着に終わった。

5月3日、中2週で迎えた17戦目は、4歳以上500万下（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は山田泰誠騎手（1戦0勝）。15頭立ての8番人気で14番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを5番手で通過。直線ではいいところがなく10着に敗れた。

5月13日、中0週で迎えた18戦目は、名古屋チャレンジカップマーキュリー賞（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は太宰啓介騎手（11戦1勝）。12頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。4着を確保した。

6月2日、中2週で迎えた19戦目は、ガーベラ賞（金沢ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で太宰啓介騎手（12戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、キンググレイシーに交わされて1馬身差の2着に敗北した。

6月29日、中3週で迎えた20戦目は、3歳以上500万下（阪神ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で太宰啓介騎手（13戦1勝）。16頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを12番手で通過。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位争いには加われず9着に敗れた。

8月9日、中5週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた21戦目は、3歳以上500万下の指宿特別（小倉ダート1700m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で太宰啓介騎手（14戦1勝）。12頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず10着に終わった。

8月23日、中1週で迎えた22戦目は、3歳以上500万下（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で太宰啓介騎手（15戦1勝）。15頭立ての7番人気で大外15番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、ミドルペースで一団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では余力が残っておらず9着に敗れた。

9月9日、中1週で迎えた23戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、夢前川特別（姫路ダート1500m 晴/良）に出走。11頭立ての3番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では末脚を伸ばせず7着に敗れた。

9月20日、中1週で迎えた24戦目は、3歳以上500万下（阪神芝2000m 雨/良）に出走。鞍上は太宰啓介騎手（16戦1勝）。16頭立ての15番人気で4番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず9着に終わった。

5歳（2004年）

1月21日、約4か月の休養明けで迎えた25戦目は、武庫川特別（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で太宰啓介騎手（17戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のマッキーマイラブに1馬身の差をつけて休養明け初戦をモノにした。

2月8日、中2週で迎えた26戦目は、4歳以上500万下（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で太宰啓介騎手（18戦2勝）。14頭立ての13番人気で12番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを11番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい8着に終わった。

3月11日、中4週で迎えた27戦目は、名古屋チャレンジカップバッカス賞（名古屋ダート1900m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で太宰啓介騎手（19戦2勝）。11頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。最後は、2着のエイシンハクサンに2馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

3月27日、中1週で迎えた28戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の恋路ケ浜特別（中京芝2500m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は5戦連続で太宰啓介騎手（20戦3勝）。15頭立ての15番人気で9番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では末脚にキレが無く13着に終わった。

4月18日、中2週で迎えた29戦目は、今村康成騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート3000m 晴）に出走。14頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。11着に敗れた。

5月2日、中1週で迎えた30戦目は、林満明騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（東京障害芝→ダート3000m 曇）に出走。14頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。7着に敗れた。

5月22日、中2週で迎えた31戦目は、障害3歳以上未勝利（東京障害芝→ダート3000m 曇）に出走。鞍上は2戦連続で林満明騎手（1戦0勝）。14頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。4着に終わった。

5月29日、連闘で迎えた32戦目は、障害3歳以上未勝利（東京障害芝→ダート3000m 晴）に出走。鞍上は3戦連続で林満明騎手（2戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。4着に終わった。

7月4日、中4週で迎えた33戦目は、3歳以上1000万下の宝塚市制50周年記念（阪神芝2200m 晴/良）に出走。鞍上は太宰啓介騎手（21戦3勝）。12頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい12着に終わった。

7月18日、中1週で迎えた34戦目は、小坂忠士騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（小倉障害芝2900m 晴/良）に出走。12頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。4着に終わった。

8月1日、中1週で迎えた35戦目は、障害3歳以上未勝利（小倉障害芝2900m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で小坂忠士騎手（1戦0勝）。12頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。11着に終わった。