タイセイサンダー（2020年生、母ナパ）

Taisei Thunder

2020.03.25

タイセイサンダー（2020年3月25日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名+雷」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のエイシンフラッシュ（当時13歳）と交配したナパが15歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は高村牧場。主な勝ち鞍は2023年の3歳B2一。

経歴

デビュー前

1歳のとき、高村牧場から「北海道セレクションセールサラブレッド1歳」に上場され、田中成奉によって880万円で落札された。

高橋裕厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2022年）

6月18日、デビュー戦はM.デムーロ騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝1400m 曇/良）に出走。馬体重は440kg。16頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では迫力のある伸び脚で追い上げたが、勝ったウンブライルに詰め切れず、3馬身半差の2着となった。

7月3日、中1週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（福島芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続でM.デムーロ騎手（1戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では我慢強くタフに走り抜いたが、勝ったグラニットに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

7月31日、中3週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（新潟芝1600m 外回り 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続でM.デムーロ騎手（2戦0勝）。6頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず3着に敗れた。

9月4日、中4週で迎えた4戦目は、2歳未勝利（新潟芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続でM.デムーロ騎手（3戦0勝）。18頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。端をきり、平均的なペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではもうワンパンチ足りず、6着に終わった。

3歳（2023年）

4月30日、約8か月の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた5戦目は、横山琉人騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟芝1400m 曇/重）に出走。16頭立ての4番人気に推されて14番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では末脚に勢いがなく8着に敗れた。

9月4日、約4か月の休養明けで迎えた6戦目は、高松亮騎手を鞍上に迎えて、3歳B2一（水沢ダート1400m 小雨/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のライヴケチャップに7馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

9月17日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた7戦目は、3歳戦の森且行選手来場記念（盛岡ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で高松亮騎手（1戦1勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。ハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のエスクマに4馬身の差をつけて断然の支持に応えた。