イジゲン（2009年生、母コズミックウィッシュ）
Ijigen
2009.04.28
イジゲン（2009年4月28日）は、アメリカ合衆国で生まれ、日本で調教された競走馬。牡馬。馬名の意味は「異次元」。毛色は芦毛。種牡馬のエンパイアメーカー（当時9歳）と交配したコズミックウィッシュが9歳のときに産んだ仔が本馬である。戦績は、中央平地11戦5勝。2012年の武蔵野ステークス(G3)に勝利した他、2012年のレパードステークス(G3)で3着に入るなどの活躍をした。
プロフィール
基本情報
- 通算成績
- 11戦5勝 [5-0-2-4/11]
- 総賞金国内
- 9,358万円
- 生年月日
- 2009年4月28日
- 出生国
- アメリカ合衆国
- 品種
- サラブレッド
- 性別
- 牡
- 毛色
- 芦毛
- 厩舎
- 堀宣行美浦
- 馬主
- 林正道
- 生産者
- Patricia Pavlish
- 抹消情報
- 中央：2015年7月13日抹消
性質分析
- 距離適性
- コース適正
- 馬場適正
- 成長
- 馬体重
- 脚質
- 出脚
- 末脚
- スタミナ
- 出走回数
回収率
血統
概要
母のコズミックウィッシュは海外5戦1勝。祖母のCosmic Fireは海外23戦7勝。曾祖母のFuture Brightは海外29戦5勝。父のエンパイアメーカーは海外G1・3勝（米国ダ[3勝]）。
近親馬
※活躍馬のみ。7代内クロス
| 種別 | 馬名 | クロス | 血量 |
|---|---|---|---|
| 牡 | Northern Dancer | 4×3*6 | 20.31% |
| 牡 | Nearco | 6×5*7*7 | 6.25% |
| 牡 | Native Dancer | 6*6×5 | 6.25% |
| 牡 | Traffic Judge | 6×5 | 4.68% |
| 牡 | Intent | 6*7×7 | 3.12% |
| 牡 | Bold Ruler | 6×7 | 2.34% |
| 牡 | Hyperion | 7×6*7*7 | 3.9% |
| 牡 | Mahmoud | 7×6*7 | 3.12% |
| 牡 | Alibhai | 7×6*7 | 3.12% |
| 牡 | Nasrullah | 7*7×6*7*7 | 4.68% |
| 牡 | Princequillo | 7×7 | 1.56% |
| 牡 | Discovery | 7×7*7 | 2.34% |
| 牡 | Eight Thirty | 7×7 | 1.56% |
| 牡S | In Reality | 4*5 | 9.37% |
| 牡S | Buckpasser | 5*6 | 4.68% |
| 牡S | Rough'n Tumble | 6*6*7 | 3.9% |
| 牡S | War Relic | 7*7 | 1.56% |
| 牝S | Aspidistra | 6*6 | 3.12% |
5代血統表
血統分類
- サイアーライン
- ファピアノ系
- ファミリーナンバー
- 22-d
レース成績
経歴
デビュー前
堀宣行厩舎（美浦）へ入厩。
3歳（2012年）
1月5日、デビュー戦は石橋脩騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山芝2000m 晴/良）に出走。馬体重は484kg。16頭立ての1番人気に推されて14番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、3着に終わった。
3月3日、中7週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/不良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で石橋脩騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のハーコットに4馬身の差をつけて未勝利勝ちを決めた。
3月31日、中3週で迎えた3戦目は、3歳500万下（中山ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で石橋脩騎手（2戦1勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のローレルクラウドに3馬身半の差をつけて断然の支持に応えた。
4月29日、中3週で迎えた4戦目は、3歳オープンの端午ステークス（京都ダート1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は4戦連続で石橋脩騎手（3戦2勝）。14頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では切れ味抜群の末脚を披露したが、4着に終わった。
7月8日、中9週で迎えた5戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下の彦星賞（福島ダート1700m 晴/重）に出走。15頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では猛烈な末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のキングブレイクを半馬身振り切って3勝目をつかんだ。
8月5日、中3週で迎えた6戦目は、3歳G3のレパードステークス（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で内田博幸騎手（1戦1勝）。15頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では稲妻のようなを繰り出したが、3着に終わった。
10月14日、中9週で迎えた7戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1600万下の秋嶺ステークス（東京ダート1600m 曇/良）に出走。13頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、少し緩いペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では目の覚めるような末脚を弾けさせてすんなりと抜け出し、最後は2着のナイトフッドに3馬身の差をつけて断然の支持に応えた。
11月11日、中3週で迎えた8戦目は、R.ムーア騎手を鞍上に迎えて、G3の武蔵野ステークス（東京ダート1600m 小雨/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では豪快な末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のガンジスを半馬身振り切って重賞初制覇を遂げる
12月2日、中2週で迎えた9戦目は、G1のジャパンカップダート（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続でR.ムーア騎手（1戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて8番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。最後は減速してしまい15着に敗れた。
4歳（2013年）
2月17日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から10kg増やして迎えた10戦目は、F.ベリー騎手を鞍上に迎えて、G1のフェブラリーステークス（東京ダート1600m 晴/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では全く伸びず12着に敗れた。
11月10日、約9か月の休み明けで馬体重を前走からさらに10kg増やして迎えた11戦目は、G3の武蔵野ステークス（東京ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上はR.ムーア騎手（2戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて2番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びが鈍く7着に敗れた。