第30回 フェブラリーステークス (G1)

レース展開

タイセイレジェンドが一団を引っ張る展開、そのすぐ後ろにエスポワールシチーが取り付く

ハナを切ったのはタイセイレジェンド。後続との差を1馬身ほど保って一団を引っ張っていく。単独の2番手にエスポワールシチーが続く。その直後、マルカフリート、ガンジス、カレンブラックヒル、ガルボらが3番手の好位につける。その1馬身後ろ、グレープブランデー、ナムラタイタン、ヤマニンキングリーらは中団前め。ワンダーアキュートとダノンカモンは中団後方の位置。イジゲンは後方5番手で前方各馬を見ながらの競馬。エーシンウェズンは後方4番手で進出の機を待つ。後方2番手の位置でじっと我慢して末脚を温存するのはセイクリムズンとテスタマッタ。しんがりにシルクフォーチュンがいる隊列で最初のコーナーを通過。

フェブラリーS、グレープブランデーがキレのいい差し脚を発揮してダートマイル王の座を手にする

先頭はタイセイレジェンドでリードは半馬身。2番手にエスポワールシチーが続く。その直後、マルカフリート、ガンジス、カレンブラックヒル、ガルボらが3番手。このような先行勢の隊列で、最終コーナーを通過した。

直線コースを迎えて、2番手から抜け出したのはエスポワールシチー。そのまま押し切る態勢だったが、中団前目にいたグレープブランデーが一完歩ずつ着実に終いの脚を伸ばしてエスポワールシチーを差し切ると、最後は3/4馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。2着のエスポワールシチーからクビ差の3着には、中団後方の位置から力感溢れる脚運びでゴールまで頑張ったワンダーアキュートが入った。そこから3/4馬身遅れた4着には、後方2番手で直線を迎えた16番人気のセイクリムズンが入線、さらにクビ差の5着には、最後方にいたシルクフォーチュンが食い込んだ。1番人気のカレンブラックヒルは好位にいたが失速して15着に敗れた。2番人気のイジゲンは中団後方にいたがいいところなく12着に敗れた。