リックデビッド（2008年生、母ウッドフェアリー）

リックデビッド（2008年4月16日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋父名の一部」。毛色は栗毛。種牡馬のデビッドジュニア（当時6歳）と交配したウッドフェアリーが15歳のときに産んだ9番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は猿橋義昭。戦績は、中央平地1戦0勝、地方41戦5勝2着6回。主な勝ち鞍は2011年の3歳。

経歴

デビュー前

1歳のとき、猿橋義昭から「2009年度北海道セレクションセールサラブレッド1歳、2009年度北海道サマーセールサラブレッド1歳」及び「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場されたがいずれも主取りとなった。2歳のとき、猿橋義昭から「ひだかトレーニングセールサラブレッド2歳」に上場されたが主取りとなった。

清水英克厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2011年）

2月26日、デビュー戦は柴山雄一騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山ダート1800m 晴/良）に出走。馬体重は486kg。16頭立ての12番人気で大外16番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では伸びあぐねて15着に終わった。

5月12日、約2か月半の間隔を開けて迎えた2戦目は、吉井友彦騎手を鞍上に迎えて、3歳（笠松ダート1400m 雨/不良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るテイエムキラーズを凄まじい末脚でクビ差だけ差し切って初白星を挙げた。

5月26日、中1週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた3戦目は、3歳（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉井友彦騎手（1戦1勝）。10頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

6月16日、中2週で迎えた4戦目は、3歳戦の比翼恋理のだーりん発売祝杯（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉井友彦騎手（2戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では卓出した伸び脚で追い上げたが、抜け出したトーセンタイガーに半馬身届かず2着に敗北した。

6月30日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた5戦目は、3歳（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で吉井友彦騎手（3戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

7月14日、中1週で迎えた6戦目は、3歳（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で吉井友彦騎手（4戦1勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、驚異的な末脚を炸裂させて、最後は2着のスプリングクルスに1馬身半の差をつけて断然人気に応えた。

8月15日、中4週で迎えた7戦目は、3歳（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で吉井友彦騎手（5戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

11月24日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から15kg増やして迎えた8戦目は、一般C17（笠松ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で吉井友彦騎手（6戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位には割り込めず4着に敗れた。

12月15日、中2週で迎えた9戦目は、一般C15（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で吉井友彦騎手（7戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のエイシンピンキーに3馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

12月30日、中1週で迎えた10戦目は、年末特別（笠松ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は9戦連続で吉井友彦騎手（8戦3勝）。10頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では決め手が足りず5着に終わった。

4歳（2012年）

1月13日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた11戦目は、一般C15（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で吉井友彦騎手（9戦3勝）。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では我慢強くタフに走り抜いたが、勝ったカサドールバンダムにねじ伏せられて1馬身半差の2着に敗北した。

1月25日、中1週で迎えた12戦目は、一般C12 15（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は11戦連続で吉井友彦騎手（10戦3勝）。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のチュウワミラクルに3馬身の差をつけて優勝

2月15日、中2週で迎えた13戦目は、一般C9（笠松ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は12戦連続で吉井友彦騎手（11戦4勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では物凄い伸び脚で急追したが、抜け出したディープブラックを捕まえ切れず、3/4馬身差の2着に敗北した。

3月1日、中1週で迎えた14戦目は、一般C9（笠松ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は13戦連続で吉井友彦騎手（12戦4勝）。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではもうワンパンチ足りず、3着に終わった。

3月16日、中1週で迎えた15戦目は、一般C7（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は14戦連続で吉井友彦騎手（13戦4勝）。10頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではいい脚を見せられず6着に敗れた。

5月10日、中7週で迎えた16戦目は、一般C5（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は15戦連続で吉井友彦騎手（14戦4勝）。9頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では伸びあぐねて7着に敗れた。

5月21日、中1週で迎えた17戦目は、一般C6（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は16戦連続で吉井友彦騎手（15戦4勝）。10頭立ての7番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず9着に終わった。

6月13日、中2週で迎えた18戦目は、一般C5（笠松ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は17戦連続で吉井友彦騎手（16戦4勝）。10頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず9着に終わった。

7月11日、中3週で迎えた19戦目は、大原浩司騎手を鞍上に迎えて、一般C8（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。10頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位には食い込めず8着に終わった。

7月23日、中1週で迎えた20戦目は、一般C7（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は吉井友彦騎手（17戦4勝）。8頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず6着に終わった。

8月13日、中2週で迎えた21戦目は、湯前良人騎手を鞍上に迎えて、一般C7（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。10頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず7着に終わった。

8月31日、中2週で迎えた22戦目は、一般C7（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は吉井友彦騎手（18戦4勝）。10頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず6着に終わった。

9月13日、中1週で迎えた23戦目は、一般C7（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は湯前良人騎手（1戦0勝）。10頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では見せ場なく7着に終わった。

10月10日、中3週で迎えた24戦目は、一般C8（笠松ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は吉井友彦騎手（19戦4勝）。10頭立ての4番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず5着に敗れた。

10月22日、中1週で迎えた25戦目は、一般C8（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉井友彦騎手（20戦4勝）。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では決め手が足りず7着に敗れた。

11月5日、中1週で迎えた26戦目は、一般C9（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は湯前良人騎手（2戦0勝）。9頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚を伸ばせず4着に敗れた。

11月20日、中1週で迎えた27戦目は、一般C9（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は吉井友彦騎手（21戦4勝）。10頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では終いの伸びを欠き、3着に終わった。

12月28日、中4週で迎えた28戦目は、一般C9（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉井友彦騎手（22戦4勝）。10頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったエーシンチェイサーに詰め切れず、1馬身半差の2着となった。

5歳（2013年）

1月8日、中1週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた29戦目は、一般C9（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は湯前良人騎手（3戦0勝）。10頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く8着に終わった。

1月21日、中1週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた30戦目は、一般C10（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で湯前良人騎手（4戦0勝）。9頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では見せ場を作れず7着に終わった。

2月12日、中2週で迎えた31戦目は、一般C11（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は吉井友彦騎手（23戦4勝）。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

2月26日、中1週で迎えた32戦目は、一般C11（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉井友彦騎手（24戦4勝）。8頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを3番手で通過。直線では異次元の末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のミスウィスコンシンに1馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

3月25日、中3週で迎えた33戦目は、高橋悠里騎手を鞍上に迎えて、一般C1九（水沢ダート1400m 曇/良）に出走。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では卓抜な伸び脚で急追したが、勝ったシゲルノイチゴに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

4月8日、中1週で迎えた34戦目は、一般C2四（水沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で高橋悠里騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい4着に敗れた。

4月15日、連闘で迎えた35戦目は、一般C2四（水沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で高橋悠里騎手（2戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず6着に敗れた。

4月28日、中1週で迎えた36戦目は、一般C2五（水沢ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で高橋悠里騎手（3戦0勝）。10頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸びたが、3着に終わった。

5月5日、連闘で迎えた37戦目は、一般C2五（盛岡ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で高橋悠里騎手（4戦0勝）。9頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったグランプリボーイに詰め切れず、3馬身差の2着となった。

5月12日、連闘で迎えた38戦目は、安比川レース（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で高橋悠里騎手（5戦0勝）。9頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びが劣勢になり4着に敗れた。

5月27日、中1週で迎えた39戦目は、一般C2三（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で高橋悠里騎手（6戦0勝）。10頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では末脚がパッとせず7着に敗れた。

6月9日、中1週で迎えた40戦目は、一般C2三（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で高橋悠里騎手（7戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では末脚にキレが無く4着に敗れた。

6月24日、中1週で迎えた41戦目は、一般C2三（水沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で高橋悠里騎手（8戦0勝）。10頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、でレースを引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。最後は脚勢が悪くなり5着に終わった。

7月8日、中1週で迎えた42戦目は、千田洋騎手を鞍上に迎えて、一般C2三（水沢ダート1400m 雨/不良）に出走。9頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい8着に終わった。