ワールドサンボーイ（1999年生、母マルブツサンレディ）

ワールドサンボーイ（1999年3月24日）は、日本の競走馬。毛色は鹿毛。種牡馬のマルブツセカイオー（当時9歳）と交配したマルブツサンレディが13歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道伊達市、生産者は（有）高橋農場。戦績は、中央平地27戦2勝2着3回、地方12戦9勝2着2回。主な勝ち鞍は2003年の沓掛特別(500万下)。

経歴

デビュー前

福田秀夫厩舎（盛岡）へ入厩。

3歳（2002年）

8月19日、デビュー戦は斎藤雄一騎手を鞍上に据えて、3歳C2（盛岡ダート1200m 小雨/稍重）に51kgの軽斤量で出走。馬体重は507kg。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、勝ったゲストパークから3/4馬身差の2着に敗北した。

9月1日、中1週で迎えた2戦目は、菅原勲騎手を鞍上に迎えて、3歳C2（水沢ダート1300m 曇/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、勝ったスターオブホーストから6馬身差の2着に敗北した。

9月29日、中3週で迎えた3戦目は、3歳C2（盛岡ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で菅原勲騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、2着のイントゥーイションに4馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

10月13日、中1週で迎えた4戦目は、3歳C2（盛岡ダート1200m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で菅原勲騎手（2戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。最後は、2着のキャノンスターに約10馬身の大差をつけて2勝目を収める

10月21日、連闘で迎えた5戦目は、3歳C1（盛岡ダート1400m 雨/重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で菅原勲騎手（3戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。最後は、2着のタカノエクシードに5馬身の差をつけて3勝目をゲットした。

11月4日、中1週で迎えた6戦目は、3歳戦の河北新報特別（盛岡ダート1400m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は5戦連続で菅原勲騎手（4戦3勝）。12頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のキタノゲンブに5馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

12月7日、中4週で迎えた7戦目は、3歳C1（水沢ダート1400m 曇/重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は6戦連続で菅原勲騎手（5戦4勝）。12頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、2着のヤマニンディレクトに2馬身の差をつけて怒涛の5連勝を決めた。

4歳（2003年）

4月13日、約4か月の休養明けで迎えた8戦目は、一般C1（水沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で菅原勲騎手（6戦5勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。最後は、2着のセンリフィーバーに6馬身の差をつけて獅子奮迅の6連勝を決めた。

4月29日、中1週で迎えた9戦目は、一般C1（水沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で菅原勲騎手（7戦6勝）。12頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。最後は、2着のタカノヴェルサスに4馬身の差をつけて圧巻の7連勝を決めた。

5月10日、中1週で迎えた10戦目は、一般B2（水沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で菅原勲騎手（8戦7勝）。12頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のトサノリージェントに3/4馬身の差をつけて貫禄の8連勝を決めた。

6月22日、中5週で迎えた11戦目は、一般B2（水沢ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で菅原勲騎手（9戦8勝）。12頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。最後は、2着のブルーオスカーに7馬身の差をつけて驚異の9連勝を決めた。

9月29日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から13kg増やして迎えた12戦目は、一般B2（盛岡ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は11戦連続で菅原勲騎手（10戦9勝）。11頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。3着に終わった。

11月15日、中6週で迎えた13戦目は、山田和広騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（京都ダート1400m 晴/稍重）に出走。16頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では切れ味光る末脚を披露し、3着に入った。

12月6日、中2週で迎えた14戦目は、3歳以上500万下の沓掛特別（中京ダート1700m 小雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で山田和広騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させてすんなりと抜け出し、最後は2着のメイショウジンライに5馬身の差をつけて制した。

12月21日、中1週で迎えた15戦目は、3歳以上500万下の多治見特別（中京ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で山田和広騎手（2戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では堅実な伸びを見せたが、抜け出したサンエムハヤテオーを捕まえ切れず、クビ差の2着に甘んじた。

5歳（2004年）

1月11日、中2週で迎えた16戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で山田和広騎手（3戦1勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、ゆったりとしたペースで集団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のクラシックブレードに8馬身の差をつけて断トツの支持に応えた。

2月15日、中4週で迎えた17戦目は、4歳以上1000万下（京都ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で山田和広騎手（4戦2勝）。16頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では切れ味鋭い末脚を繰り出したが、3着に終わった。

3月21日、中4週で迎えた18戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の伊良湖特別（中京ダート1700m 晴/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと押しが足りず、4着に終わった。

5月2日、中5週で迎えた19戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の桃山特別（京都ダート1800m 曇/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではいいところがなく13着に敗れた。

6歳（2005年）

2月19日、約10か月の休み明けで馬体重を前走から14kg減らして迎えた20戦目は、本田優騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の大津特別（京都ダート1800m 雨/不良）に出走。14頭立ての8番人気で大外14番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では脚が上がってしまい13着に終わった。

3月13日、中2週で馬体重を前走からさらに12kg減らして迎えた21戦目は、石橋守騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。15頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では全く伸びず9着に敗れた。

10月9日、約7か月の休養明けで馬体重を前走から14kg戻して迎えた22戦目は、3歳以上1000万下（京都ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で石橋守騎手（1戦0勝）。10頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張り、3着に入り込んだ。

10月29日、中2週で迎えた23戦目は、3歳以上1000万下（京都ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で石橋守騎手（2戦0勝）。14頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では出色の末脚を発揮し、3着に入った。

11月12日、中1週で迎えた24戦目は、3歳以上1000万下の花背特別（京都ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で石橋守騎手（3戦0勝）。13頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では決め手が足りず、4着に終わった。

12月10日、中3週で迎えた25戦目は、3歳以上1000万下の香嵐渓特別（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は本田優騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では卓出した伸び脚を見せたが、勝ったポジティヴトライにねじ伏せられて1馬身半差の2着に敗北した。

12月25日、中1週で迎えた26戦目は、武幸四郎騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の矢作川特別（中京ダート1700m 晴/稍重）に出走。16頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず8着に敗れた。

7歳（2006年）

1月5日、中1週で迎えた27戦目は、4歳以上1000万下（京都ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は石橋守騎手（4戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら2番手で通過。直線では末脚が続かず、3着に終わった。

1月15日、中0週で迎えた28戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（京都ダート1800m 晴/重）に出走。16頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走したが、4着に終わった。

10月1日、約8か月半の休み明けで迎えた29戦目は、3歳以上1000万下の利根川特別（中山ダート1800m 小雨/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は中舘英二騎手（1戦0勝）。15頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では切れ味光る末脚を発揮し、4着に入り込んだ。

10月15日、中1週で迎えた30戦目は、3歳以上1000万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は本田優騎手（2戦0勝）。14頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず7着に敗れた。

10月28日、中1週で迎えた31戦目は、3歳以上1000万下（京都ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で本田優騎手（3戦0勝）。15頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、やや遅いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では勝負根性が光る走りを見せたが、ゲットアウトに半馬身交わされて2着となった。

11月25日、中3週で迎えた32戦目は、C.ルメール騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下（東京ダート2100m 晴/良）に出走。13頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では脚が上がってしまい8着に敗れた。

12月10日、中1週で迎えた33戦目は、3歳以上1000万下（阪神ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は石橋守騎手（5戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では詰めが甘くなり、5着に終わった。

8歳（2007年）

2月17日、中9週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた34戦目は、4歳以上1000万下（京都ダート1800m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で石橋守騎手（6戦0勝）。16頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では見せ場を作れず12着に終わった。

3月25日、中4週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた35戦目は、4歳以上1000万下の四国新聞杯（阪神ダート1800m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で石橋守騎手（7戦0勝）。14頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では見所を作れず8着に終わった。

5月6日、中5週で迎えた36戦目は、4歳以上1000万下の中ノ岳特別（新潟ダート1800m 小雨/良）に出走。鞍上は中舘英二騎手（2戦0勝）。15頭立ての13番人気で14番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では見所を作れず14着に終わった。

11月18日、約6か月半の休養明けで迎えた37戦目は、田中剛騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。16頭立ての14番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。最後は一杯になって13着に終わった。

12月22日、中4週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた38戦目は、武士沢友治騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下（中山ダート1800m 曇/良）に出走。16頭立ての13番人気で大外16番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後はガス欠状態になり14着に終わった。

9歳（2008年）

1月27日、中4週で迎えた39戦目は、4歳以上1000万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は田中剛騎手（1戦0勝）。15頭立ての14番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後は減速してしまい13着に終わった。