ジューンベル（2012年生、母トロピカルフラワー）

ジューンベル（2012年3月13日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「花の名」。毛色は鹿毛。種牡馬のカンパニー（当時11歳）と交配したトロピカルフラワーが15歳のときに産んだ10番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）カミイスタット。戦績は、中央平地4戦0勝、地方26戦0勝2着6回。

経歴

デビュー前

1歳のとき、カミイスタットから「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、菅井牧場によって315万円で落札された。

松山将樹厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2014年）

10月25日、デビュー戦は石川裕紀人騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（東京芝1600m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。馬体重は406kg。18頭立ての17番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず14着に終わった。

11月16日、中2週で迎えた2戦目は、川島信二騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（東京芝1800m 晴/良）に出走。15頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では末脚にキレが無く12着に終わった。

3歳（2015年）

3月21日、約4か月の休養明けで迎えた3戦目は、武士沢友治騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中山芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての16番人気で14番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では伸びを欠き14着に終わった。

4月12日、中2週で迎えた4戦目は、嘉藤貴行騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。14頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では速い脚を使えず12着に終わった。

5月25日、中5週で迎えた5戦目は、山本政聡騎手を鞍上に迎えて、3歳C2四（盛岡ダート1200m 晴/良）に出走。10頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを3番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。

6月7日、中1週で迎えた6戦目は、3歳C2二（盛岡ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山本政聡騎手（1戦0勝）。5頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では忍耐力が光る走りを見せたが、抜け出したカニングウーマンにクビ差届かず2着に甘んじた。

6月21日、中1週で迎えた7戦目は、3歳C2一（水沢ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で山本政聡騎手（2戦0勝）。7頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず5着に敗れた。

7月4日、中1週で迎えた8戦目は、3歳C1五（水沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で山本政聡騎手（3戦0勝）。9頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では終いの伸びを欠き、3着に終わった。

7月19日、中1週で迎えた9戦目は、菅原俊吏騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の東日本大震災復興祈念前進（盛岡ダート1200m 曇/稍重）に出走。9頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり5着に敗れた。

8月2日、中1週で迎えた10戦目は、大坪慎騎手を鞍上に迎えて、3歳C2一（盛岡ダート1200m 晴/良）に出走。8頭立ての3番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の勝負根性でしぶとく走り抜いたが、勝ったカンヌに詰め切れず、2馬身差の2着となった。

8月16日、中1週で迎えた11戦目は、3歳C2三（盛岡ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で大坪慎騎手（1戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。ハナを取り切り、でレースを引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前のタフネスで根気強く脚を伸ばしたが、勝ったエクセレントガールに詰め切れず、5馬身差の2着に敗北した。

8月29日、中1週で迎えた12戦目は、一般C2十四（水沢ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で大坪慎騎手（2戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端に立ち、で一団を先導。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では迫力のある伸びを見せたが、ボールドハートに交わされて4馬身差の2着に敗北した。

9月5日、連闘で迎えた13戦目は、一般C2十四（水沢ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で大坪慎騎手（3戦0勝）。6頭立ての2番人気で5番ゲートからスタート。ハナを取り切り、でレースを引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では鮮やかな伸びを見せたが、ディープチルに交わされて1馬身半差の2着に敗れた。

9月12日、連闘で迎えた14戦目は、一般C2十三（水沢ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で大坪慎騎手（4戦0勝）。8頭立ての5番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり6着に終わった。

9月19日、連闘で迎えた15戦目は、盛岡市アイスリンクオープン賞（盛岡ダート1200m 雨/不良）に出走。鞍上は6戦連続で大坪慎騎手（5戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では末脚がパッとせず5着に敗れた。

9月26日、連闘で迎えた16戦目は、南郷家全騎手を鞍上に迎えて、一般C2十一（盛岡ダート1200m 曇/良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではもうワンパンチ足りず、3着に終わった。

10月3日、連闘で迎えた17戦目は、一般C2十一（盛岡ダート1200m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で南郷家全騎手（1戦0勝）。9頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。最後はガス欠状態になり7着に敗れた。

10月10日、連闘で迎えた18戦目は、久慈地方産業まつり賞（盛岡ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で南郷家全騎手（2戦0勝）。10頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい5着に終わった。

10月18日、連闘で迎えた19戦目は、一般C2七（盛岡ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で南郷家全騎手（3戦0勝）。9頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位には届かず6着に敗れた。

10月24日、連闘で迎えた20戦目は、一般C2五（盛岡ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で南郷家全騎手（4戦0勝）。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚がパッとせず5着に敗れた。

11月1日、連闘で迎えた21戦目は、斎藤雄一騎手を鞍上に迎えて、一般C2八（盛岡ダート1200m 晴/良）に出走。11頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では見せ場を作れず9着に終わった。

11月7日、連闘で迎えた22戦目は、一般C2六（盛岡ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で斎藤雄一騎手（1戦0勝）。8頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く4着に敗れた。

11月14日、連闘で迎えた23戦目は、希望郷いわて国体開催記念北上市賞（水沢ダート1300m 雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で斎藤雄一騎手（2戦0勝）。9頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり4着に終わった。

11月22日、連闘で馬体重を前走から10kg減らして迎えた24戦目は、一般C2二（水沢ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で斎藤雄一騎手（3戦0勝）。10頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では見せ場を作れず5着に敗れた。

11月28日、連闘で馬体重を前走から6kg戻して迎えた25戦目は、希望郷いわて国体開催記念普代村賞（水沢ダート1300m 晴/不良）に出走。鞍上は5戦連続で斎藤雄一騎手（4戦0勝）。8頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり8着に終わった。

12月5日、連闘で迎えた26戦目は、一般C2六（水沢ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は6戦連続で斎藤雄一騎手（5戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では迫力十分の伸び脚で猛追したが、抜け出したヤマニンルバンシュを捕まえ切れず、クビ差の2着に甘んじた。

12月12日、連闘で迎えた27戦目は、一般C2十四（水沢ダート1300m 晴/不良）に出走。鞍上は7戦連続で斎藤雄一騎手（6戦0勝）。8頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸びたが、3着に終わった。

12月21日、連闘で迎えた28戦目は、一般C2五（水沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は8戦連続で斎藤雄一騎手（7戦0勝）。10頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では末脚を伸ばせず7着に終わった。

12月27日、連闘で迎えた29戦目は、一般C2十五（水沢ダート1300m 小雪/不良）に出走。鞍上は9戦連続で斎藤雄一騎手（8戦0勝）。10頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり4着に終わった。

4歳（2016年）

3月19日、約3か月の間隔を開けて迎えた30戦目は、一般C2十四（水沢ダート1300m 曇/稍重）に出走。鞍上は南郷家全騎手（5戦0勝）。9頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では全く伸びず9着に敗れた。