ネイチャウィッシュ（2009年生、母トモエマーガレット）

ネイチャウィッシュ（2009年4月24日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「自然＋願い」。毛色は栗毛。種牡馬のカルラネイチャー（当時18歳）と交配したトモエマーガレットが21歳のときに産んだ14番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は松田富士夫。戦績は、中央平地2戦0勝、地方40戦3勝2着6回。主な勝ち鞍は2011年のアタックチャレンジ( 牝)。

経歴

デビュー前

恵多谷豊厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（2011年）

7月6日、デビュー戦は黒沢愛斗騎手を鞍上に据えて、2歳戦のフレッシュチャレンジ（門別ダート1000m 曇/稍重）に出走。馬体重は426kg。11頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではいいところがなく8着に終わった。

7月26日、中2週で迎えた2戦目は、2歳戦のルーキーチャレンジ（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で黒沢愛斗騎手（1戦0勝）。9頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。主導権を奪い、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、グンジョウに交わされて2馬身半差の2着となった。

8月11日、中1週で迎えた3戦目は、2歳戦のアタックチャレンジ（門別ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で黒沢愛斗騎手（2戦0勝）。11頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く6着に終わった。

8月25日、中1週で迎えた4戦目は、牝馬限定2歳戦のアタックチャレンジ（門別ダート1000m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で黒沢愛斗騎手（3戦0勝）。11頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先陣を切る形となり、で一団を引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線に入ると、粘り切れず5着に沈んだ。

9月6日、中1週で迎えた5戦目は、山口竜一騎手を鞍上に迎えて、2歳戦のアタックチャレンジ（門別ダート1000m 雨/重）に出走。11頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では素晴らしい伸び脚で猛追したが、抜け出したターコイズクラウドを差し切れず、1馬身差の2着となった。

9月22日、中1週で迎えた6戦目は、牝馬限定2歳戦のアタックチャレンジ（門別ダート1000m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で山口竜一騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では途轍もない末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のエムオースイフトに2馬身半の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

10月18日、中3週で迎えた7戦目は、桜井拓章騎手を鞍上に迎えて、2歳戦のケイムホーム賞（門別ダート1200m 晴/稍重）に出走。12頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では余力が残っておらず9着に終わった。

11月1日、中1週で迎えた8戦目は、川島雅人騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンのサッポロクラシックカップ（門別ダート1200m 晴/良）に出走。8頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は一杯になって8着に終わった。

11月16日、中1週で迎えた9戦目は、2歳戦のスズカマンボ賞（門別ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は黒沢愛斗騎手（4戦0勝）。16頭立ての11番人気で大外16番ゲートからスタート。でレースが進む中、13番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを16番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで走り切り、5着に入り込んだ。

12月17日、中3週で迎えた10戦目は、黛弘人騎手を鞍上に迎えて、2歳500万下のつわぶき賞（小倉芝1200m 晴/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての18番人気で5番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始7番手を追走。最後はスピードが落ちてしまい18着に終わった。

3歳（2012年）

2月4日、中6週で迎えた11戦目は、小林淳一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳500万下の春菜賞（東京芝1400m 晴/良）に出走。16頭立ての16番人気で14番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では切れる脚を使えず16着に終わった。

4月8日、中8週で迎えた12戦目は、高橋悠里騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のスプリングカップ（水沢ダート1600m 曇/稍重）に出走。12頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では見せ場を作れず9着に終わった。

4月21日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた13戦目は、3歳A（水沢ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で高橋悠里騎手（1戦0勝）。10頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では目立つような脚を使えず7着に終わった。

5月19日、中3週で馬体重を前走から5kg戻して迎えた14戦目は、3歳戦の葉牡丹レース（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で高橋悠里騎手（2戦0勝）。10頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい6着に終わった。

6月2日、中1週で迎えた15戦目は、3歳B1（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で高橋悠里騎手（3戦0勝）。10頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では伸びが劣勢になり8着に終わった。

6月17日、中1週で迎えた16戦目は、関本淳騎手を鞍上に迎えて、3歳B2一（水沢ダート1400m 曇/良）に出走。10頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く4着に終わった。

6月30日、中1週で迎えた17戦目は、3歳戦の山百合レース（水沢ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で関本淳騎手（1戦0勝）。10頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では見せ場なく6着に終わった。

7月14日、中1週で迎えた18戦目は、3歳B2一（盛岡ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は高橋悠里騎手（4戦0勝）。10頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではパワフルな末脚を披露したが、3着に終わった。

7月28日、中1週で迎えた19戦目は、3歳戦のくらべてわかる賞（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は関本淳騎手（2戦0勝）。10頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではものすごい伸び脚で急追したが、勝ったサダルスードに詰め切れず、3馬身差の2着となった。

8月15日、中2週で迎えた20戦目は、高松亮騎手を鞍上に迎えて、3歳B1（盛岡ダート1600m 曇/良）に出走。10頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず4着に終わった。

8月25日、中0週で迎えた21戦目は、ガタゴンまつりレース（水沢ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は関本淳騎手（3戦0勝）。9頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では伸びを欠き8着に敗れた。

9月8日、中1週で迎えた22戦目は、盛岡材木町よ市レース（水沢ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で関本淳騎手（4戦0勝）。10頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず5着に終わった。

9月24日、中1週で迎えた23戦目は、セプテンバーカップ（盛岡ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で関本淳騎手（5戦0勝）。12頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では伸びあぐねて10着に終わった。

10月6日、中1週で迎えた24戦目は、みちのく千厩赤ちゃん相撲レース（盛岡ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で関本淳騎手（6戦0勝）。10頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では息の長い末脚を披露し、3着に入り込んだ。

11月3日、中3週で迎えた25戦目は、盛岡ブランド大集合レース（盛岡ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で関本淳騎手（7戦0勝）。10頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず7着に終わった。

11月17日、中1週で迎えた26戦目は、菊地康朗騎手を鞍上に迎えて、HBA職員親睦会特別（水沢ダート1600m 曇/良）に出走。10頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら7番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く10着に終わった。

12月31日、中5週で迎えた27戦目は、JA江刺江刺金札米賞（水沢ダート1600m 小雪/不良）に出走。鞍上は2戦連続で菊地康朗騎手（1戦0勝）。10頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず10着に終わった。

4歳（2013年）

3月31日、約3か月の休養明けで迎えた28戦目は、一般C2六（水沢ダート1300m 小雪/良）に出走。鞍上は高松亮騎手（1戦0勝）。10頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では見所を作れず7着に終わった。

4月13日、中1週で迎えた29戦目は、一般C2十三（水沢ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は関本淳騎手（8戦0勝）。10頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではスパッとキレる脚で猛追したが、勝ったイマジンジョンに詰め切れず、8馬身差の2着となった。

4月22日、連闘で迎えた30戦目は、一般C2十二（水沢ダート1300m 晴/不良）に出走。鞍上は高松亮騎手（2戦0勝）。10頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず4着に敗れた。

5月5日、中1週で迎えた31戦目は、一般C2十三（盛岡ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で高松亮騎手（3戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では上がり1位タイの末脚を繰り出したが上位争いには加われず4着に敗れた。

6月2日、中3週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた32戦目は、一般C2十一（盛岡ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は関本淳騎手（9戦0勝）。10頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では末脚に勢いがなく4着に敗れた。

6月16日、中1週で迎えた33戦目は、一般C2十三（水沢ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で関本淳騎手（10戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では堅調な伸びを見せたが、抜け出したペルルフィーヌを捕まえ切れず、3/4馬身差の2着に敗北した。

6月30日、中1週で迎えた34戦目は、一般C2十三（水沢ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で関本淳騎手（11戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい7着に敗れた。

8月3日、中4週で迎えた35戦目は、菅原俊吏騎手を鞍上に迎えて、一般C2六（盛岡ダート1200m 晴/良）に出走。10頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では見事な伸び脚で急追したが、勝ったニューグリティーに詰め切れず、1馬身半差の2着となった。

9月9日、中4週で迎えた36戦目は、一般C2十（水沢ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で菅原俊吏騎手（1戦0勝）。10頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では伸びが劣勢になり8着に終わった。

9月29日、中2週で迎えた37戦目は、一般C2四（盛岡ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で菅原俊吏騎手（2戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではきっちりと末脚を伸ばして、最後は2着のコスモマリースターをハナ差振り切ってファンの期待に応えた。

10月28日、中3週で迎えた38戦目は、陶文峰騎手を鞍上に迎えて、一般C2三（盛岡ダート1400m 晴/稍重）に出走。10頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、で一団を先導。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では余力が残っておらず8着に敗れた。

11月10日、中1週で迎えた39戦目は、一般C2三（盛岡ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で陶文峰騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。ハナに立ち、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて難なく抜け出し、最後は2着のトチノオーカンに3馬身の差をつけて3勝目をマークした。

12月2日、中2週で迎えた40戦目は、一般C2四（水沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で陶文峰騎手（2戦1勝）。10頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚にキレが無く5着に敗れた。

12月30日、中3週で迎えた41戦目は、一般C2七（水沢ダート1400m 小雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で陶文峰騎手（3戦1勝）。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が鈍り8着に敗れた。

5歳（2014年）

1月12日、中1週で迎えた42戦目は、一般C2六（水沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で陶文峰騎手（4戦1勝）。10頭立ての7番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。最後は失速してしまい7着に終わった。