マイネルクラリティ（2006年生、母マイネアクティース）

マイネルクラリティ（2006年5月5日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋透明、清澄」。毛色は栗毛。種牡馬のグラスワンダー（当時11歳）と交配したマイネアクティースが9歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）コスモヴューファーム。戦績は、中央平地33戦6勝2着1回、地方2戦0勝。2012年の六甲ステークス(オープン)に勝利した他、2010年の米子ステークス(オープンハンデ)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

ラフィアンターフマンクラブにて総額1,600万円（16万×100口）で一口馬主が募集された。

宮本博厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2008年）

11月8日、デビュー戦は浜中俊騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都芝1800m 外回り小雨/稍重）に出走。馬体重は458kg。18頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では瞬発力に富んだ末脚を披露し、4着に入った。

11月30日、中2週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で浜中俊騎手（1戦0勝）。18頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切ったが、5着に終わった。

12月27日、中3週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で浜中俊騎手（2戦0勝）。18頭立ての8番人気で16番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを5番手で通過。直線では切れ味光る末脚を発揮し、3着に入った。

3歳（2009年）

1月18日、中2週で迎えた4戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京芝2000m 曇/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線に入ると、前で粘るローズリパブリックを豪快な末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて未勝利戦を制した。

2月8日、中2週で迎えた5戦目は、3歳G3の共同通信杯（東京芝1800m 晴/良）に出走。重賞競走への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で石橋脩騎手（1戦1勝）。15頭立ての12番人気で13番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚が振るわず8着に終わった。

3月7日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた6戦目は、川島信二騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。15頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では持ち前の忍耐力ででしぶとく走り抜いたが、伸びてきたフミノイマージン決め手に屈してクビ差の2着に惜敗した。

3月28日、中2週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた7戦目は、3歳500万下のフリージア賞（中京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で川島信二騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。敢然と端をきり、遅いペースで一団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮やかな末脚を爆発させて、最後は2着のカルカソンヌをアタマ差振り切って優勝

5月2日、中4週で迎えた8戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、3歳G2の青葉賞（東京芝2400m 晴/良）に出走。18頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では余力が残っておらず11着に終わった。

12月13日、約7か月半の休み明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた9戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではしっかりと末脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のロードエキスパートをハナ差振り切って休養明け初戦を制した。

4歳（2010年）

1月24日、中5週で迎えた10戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下の名鉄杯（中京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は石橋脩騎手（2戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

2月14日、中2週で迎えた11戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下の飛鳥ステークス（京都芝1800m 外回り曇/良）に出走。11頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では余力が残っておらず8着に敗れた。

3月7日、中2週で迎えた12戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下の武庫川ステークス（阪神芝1600m 外回り小雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で和田竜二騎手（1戦0勝）。15頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま渾身の粘り腰で末脚を持続させて、最後は2着のロードニュースターに2馬身の差をつけて4勝目を奪取した。

3月21日、中1週で迎えた13戦目は、武幸四郎騎手を鞍上に迎えて、六甲ステークス（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての6番人気で14番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が悪くなり14着に敗れた。

6月19日、約3か月の休養明けで迎えた14戦目は、C.ウィリアムズ騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1600万下のストークステークス（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。17頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では豪快な末脚を爆発させて先頭に立ち、最後は2着のタイガーストーンをクビ差振り切って5勝目をマークした。

7月4日、中1週で迎えた15戦目は、熊沢重文騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンの米子ステークス（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。18頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の大外を通りながら4コーナーを9番手で通過。直線ではキレのいい末脚を披露したが、3着に終わった。

8月8日、中4週で迎えた16戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、G3の関屋記念（新潟芝1600m 外回り曇/良）に出走。18頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では伸びを欠き最後はムラマサノヨートーと並んで7着同着となった。

5歳（2011年）

3月6日、約7か月の休み明けで迎えた17戦目は、ハンデ戦でオープンの大阪城ステークス（阪神芝1800m 外回り小雨/良）に出走。鞍上は和田竜二騎手（2戦1勝）。15頭立ての6番人気で14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚がパッとせず9着に敗れた。

5月1日、中7週で迎えた18戦目は、谷川岳ステークス（新潟芝1600m 外回り曇/稍重）に出走。鞍上は川島信二騎手（2戦1勝）。15頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では天賦の勝負根性でゴールまで勇戦したが、4着に終わった。

5月21日、中2週で迎えた19戦目は、メイステークス（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で川島信二騎手（3戦1勝）。18頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら14番手で通過。直線では目立つような脚を使えず13着に敗れた。

7月3日、中5週で迎えた20戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンの米子ステークス（京都芝1600m 外回り曇/良）に出走。11頭立ての8番人気で大外11番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天性の負けん気を発揮してゴールまで力闘し、3着を確保した。

7月24日、中2週で迎えた21戦目は、安土城ステークス（京都芝1400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は和田竜二騎手（3戦1勝）。8頭立ての3番人気で大外8番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では末脚がパッとせず5着に敗れた。

8月7日、中1週で迎えた22戦目は、田辺裕信騎手を鞍上に迎えて、G3の関屋記念（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。12頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張り、4着に入り込んだ。

6歳（2012年）

1月14日、約5か月半の休み明けで迎えた23戦目は、柴田大知騎手を鞍上に迎えて、ニューイヤーステークス（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての6番人気で13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを10番手で通過。直線では脚が残っておらず15着に敗れた。

2月19日、中4週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた24戦目は、ハンデ戦でオープンの洛陽ステークス（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田大知騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びが劣勢になり7着に敗れた。

3月25日、中4週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた25戦目は、六甲ステークス（阪神芝1600m 外回り晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で柴田大知騎手（2戦0勝）。12頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では長く末脚を持続させて先頭をうかがい、最後は2着のゴールスキーを半馬身振り切って久方ぶりに白星を挙げた。

6月23日、約3か月の休養明けで迎えた26戦目は、国分恭介騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンの米子ステークス（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。18頭立ての4番人気に推されて14番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。最後はタレてしまい17着に敗れた。

7月22日、中3週で迎えた27戦目は、ハンデG3の中京記念（中京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は柴田大知騎手（3戦1勝）。16頭立ての14番人気で7番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい10着に終わった。

8月25日、中4週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた28戦目は、朱鷺ステークス（新潟芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田大知騎手（4戦1勝）。18頭立ての10番人気で15番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では伸びあぐねて17着に終わった。

10月1日、中4週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた29戦目は、高倉稜騎手を鞍上に迎えて、ポートアイランドステークス（阪神芝1600m 外回り曇/良）に出走。18頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。最後は力尽きて15着に終わった。

10月14日、中1週で迎えた30戦目は、ハンデ戦でオープンの信越ステークス（新潟芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で高倉稜騎手（1戦0勝）。16頭立ての15番人気で6番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では上がり4位タイの伸び脚を披露したが上位争いには参加できず15着に終わった。

11月10日、中3週で迎えた31戦目は、I.メンディザバル騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンのオーロカップ（東京芝1400m 晴/良）に出走。12頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではいい脚を見せられず6着に終わった。

12月15日、中4週で迎えた32戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、リゲルステークス（阪神芝1600m 外回り曇/良）に出走。13頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では余力が残っておらず9着に終わった。

7歳（2013年）

1月13日、中3週で迎えた33戦目は、ニューイヤーステークス（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は柴田大知騎手（5戦1勝）。16頭立ての14番人気で1番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい14着に終わった。

5月8日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から11kg増やして迎えた34戦目は、的場文男騎手を鞍上に迎えて、皐月盃（船橋ダート1700m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。11頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。ハナを奪い、緩いペースで一団を先導。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。最後は力尽きて11着に終わった。

5月22日、中1週で迎えた35戦目は、吉原寛人騎手を鞍上に迎えて、S3の川崎マイラーズ（川崎ダート1600m 晴/稍重）に出走。14頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では見所を作れず13着に終わった。