カルカソンヌ（2006年生、母オーベルゲイド）

カルカソンヌ（2006年4月2日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「南仏の歴史的城塞都市名」。毛色は芦毛。種牡馬のシンボリクリスエス（当時7歳）と交配したオーベルゲイドが11歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。戦績は、中央平地15戦2勝2着1回。主な勝ち鞍は2009年の夏木立賞(500万下)。

経歴

デビュー前

キャロットクラブにて総額4,000万円（10万×400口）で一口馬主が募集された。

松田博資厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2008年）

11月8日、デビュー戦は岩田康誠騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都芝1800m 外回り小雨/稍重）に出走。馬体重は492kg。18頭立ての4番人気に推されて8番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、17番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず7着に敗れた。

12月7日、中3週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岩田康誠騎手（1戦0勝）。18頭立ての5番人気で14番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを14番手で通過。直線では瞬発力に富んだ末脚を繰り出し、4着に入った。

12月27日、中2週で迎えた3戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。18頭立ての4番人気に推されて13番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚勢がやや衰え、4着に終わった。

3歳（2009年）

1月17日、中2週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（京都芝2200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は岩田康誠騎手（2戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて11番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では鮮烈な末脚を爆発させて前にいた11頭をごぼう抜きし、最後は2着のディバインフレイムに1馬身1/4の差をつけて未勝利戦を制した。

2月7日、中2週で迎えた5戦目は、3歳500万下（京都芝2400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岩田康誠騎手（3戦1勝）。7頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚がパッとせず4着に敗れた。

2月28日、中2週で馬体重を前走から16kg減らして迎えた6戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下の水仙賞（中山芝2200m 外回り晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。13頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

3月28日、中3週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた7戦目は、橋本美純騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下のフリージア賞（中京芝2000m 晴/良）に出走。12頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では目覚ましい伸び脚で急追したが、抜け出したマイネルクラリティにアタマ差届かず2着に惜敗した。

4月11日、中1週で迎えた8戦目は、安藤勝己騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下のアザレア賞（阪神芝2000m 晴/良）に出走。9頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず7着に敗れた。

5月16日、中4週で迎えた9戦目は、藤岡康太騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下の夏木立賞（東京芝2000m 曇/良）に出走。17頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始17番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のシングンレジェンドをアタマ差振り切って先頭ゴールを果たした。

9月20日、約4か月の休養明けで迎えた10戦目は、村田一誠騎手を鞍上に迎えて、3歳G2のセントライト記念（中山芝2200m 外回り晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。18頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、17番手を追走し、4コーナーは18番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位争いには参加できず9着に終わった。

10月17日、中3週で迎えた11戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の鳴滝特別（京都芝2200m 外回り曇/良）に出走。10頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら6番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり6着に敗れた。

11月1日、中1週で迎えた12戦目は、藤岡佑介騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下の高雄特別（京都芝2400m 外回り雨/良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では息の長い末脚を発揮したが、4着に終わった。

11月21日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた13戦目は、3歳以上1000万下の八瀬特別（京都芝2400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は藤岡康太騎手（1戦1勝）。14頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では天性の敢闘精神でゴールまで力闘したが、5着に終わった。

5歳（2011年）

4月24日、約17か月半の休み明けで馬体重を前走からさらに18kg増やして迎えた14戦目は、田辺裕信騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都芝2200m 外回り曇/重）に出走。11頭立ての5番人気で大外11番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり1位タイの伸び脚を披露したが上位には届かず7着に敗れた。

5月21日、中3週で迎えた15戦目は、4歳以上500万下（京都芝2400m 外回り曇/良）に出走。鞍上は岩田康誠騎手（4戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では末脚がパッとせず9着に敗れた。