ドリームポケット（2006年生、母エピファニー）

ドリームポケット（2006年5月22日）は、日本の競走馬。馬名の意味は「父馬名にちなんで夢のある走りをして欲しい」。毛色は鹿毛。種牡馬のジャングルポケット（当時8歳）と交配したエピファニーが17歳のときに産んだ9番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）向別牧場。戦績は、中央平地3戦0勝、地方15戦4勝2着3回。主な勝ち鞍は2010年の4歳以上C2-6。

経歴

デビュー前

1歳のとき、向別牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。2歳のとき、向別牧場から「ひだかトレーニングセールサラブレッド2歳」に上場されたが主取りとなった。

坂口正則厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2009年）

2月14日、デビュー戦は武幸四郎騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都芝1800m 外回り曇/重）に出走。馬体重は448kg。16頭立ての13番人気で8番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では切れる脚を使えず16着に終わった。

8月2日、約5か月半の休養明けで馬体重を前走から12kg減らして迎えた2戦目は、太宰啓介騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝1200m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての16番人気で5番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、17番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを15番手で通過。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位争いには参加できず11着に終わった。

8月22日、中2週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた3戦目は、田中健騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝2000m 晴/良）に出走。17頭立ての16番人気で16番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず13着に終わった。

10月18日、中7週で馬体重を前走から30kg増やして迎えた4戦目は、下條知之騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2 24（佐賀ダート900m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。8頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るネヴァオバマを上がり0位の末脚でクビ差だけ差し切って初白星を挙げた。

12月12日、中7週で迎えた5戦目は、鮫島克也騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2 19（佐賀ダート1300m 曇/重）に出走。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るローランブルームを上がり0位の末脚で半馬身差し切って断然人気に応えた。

12月20日、連闘で迎えた6戦目は、3歳以上C2-30（佐賀ダート1300m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で鮫島克也騎手（1戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、ステファナイトにクビ差交わされて2着に甘んじた。

4歳（2010年）

1月2日、中1週で迎えた7戦目は、真島正徳騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2 14（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではもうひとつ伸びを欠き、3着に終わった。

1月10日、連闘で迎えた8戦目は、4歳以上C2 28（佐賀ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で真島正徳騎手（1戦0勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではいいところがなく6着に敗れた。

1月23日、中1週で迎えた9戦目は、4歳以上C2 14（佐賀ダート1300m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で真島正徳騎手（2戦0勝）。7頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず3着に敗れた。

2月6日、中1週で迎えた10戦目は、4歳以上C2 13（佐賀ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で真島正徳騎手（3戦0勝）。9頭立ての3番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず4着に敗れた。

2月21日、中1週で迎えた11戦目は、4歳以上C2 14（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で真島正徳騎手（4戦0勝）。8頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

3月13日、中2週で迎えた12戦目は、4歳以上C2 12（佐賀ダート1300m 小雨/不良）に出走。鞍上は6戦連続で真島正徳騎手（5戦0勝）。8頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したスターオブベトナムを捕まえ切れず、1馬身半差の2着となった。

4月11日、中3週で迎えた13戦目は、寺地誠一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2 11（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではスパッとキレる脚で猛追したが、勝ったゼンノオリンピアに詰め切れず、2馬身差の2着に敗北した。

6月27日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から23kg増やして迎えた14戦目は、4歳以上C2-10（佐賀ダート1300m 雨/不良）に出走。鞍上は真島正徳騎手（6戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず4着に敗れた。

7月11日、中1週で迎えた15戦目は、4歳以上C2-9（佐賀ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で真島正徳騎手（7戦0勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のジプシーダンスに5馬身の差をつけて断然人気に応えた。

7月24日、中1週で迎えた16戦目は、4歳以上C2-6（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で真島正徳騎手（8戦1勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線ではグイグイと末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のデルマアヌビスに1馬身の差をつけて断トツ人気に応えた。

8月18日、中3週で迎えた17戦目は、4歳以上C2-3（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で真島正徳騎手（9戦2勝）。8頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、で集団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線ではもうひと伸びが足りず、3着に終わった。

10月16日、中7週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた18戦目は、大澤誠志郎騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2 13（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では伸びを欠き7着に敗れた。