ゼンノオリンピア（2005年生、母ホクトスキャット）

ゼンノオリンピア（2005年3月7日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋ギリシャの都市。オリンピックイヤーのデビューにちなんで」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のゼンノエルシド（当時8歳）と交配したホクトスキャットが21歳のときに産んだ12番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）村上欽哉牧場。戦績は、中央平地4戦0勝、地方35戦13勝2着3回。主な勝ち鞍は2008年の3歳。

経歴

デビュー前

萱野浩二厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2008年）

5月24日、デビュー戦は岩部純二騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（新潟芝1600m 外回り曇/良）に出走。馬体重は474kg。16頭立ての13番人気で4番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず14着に終わった。

7月26日、中8週で馬体重を前走から30kg減らして迎えた2戦目は、3歳未勝利（小倉ダート1000m 晴/良）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で岩部純二騎手（1戦0勝）。14頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では伸びが劣勢になり14着に終わった。

9月13日、中6週で迎えた3戦目は、倉富隆一郎騎手を鞍上に迎えて、3歳（佐賀ダート1300m 曇/良）に出走。8頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。敢然と端をきり、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のスカイクリアーを3/4馬身振り切って初白星を挙げた。

10月11日、中3週で迎えた4戦目は、3歳以上C2 15（佐賀ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で倉富隆一郎騎手（1戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のバルトアンジェラに2馬身の差をつけて1番人気に応えた。

11月29日、中6週で馬体重を前走から22kg増やして迎えた5戦目は、3歳以上C2 12（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で倉富隆一郎騎手（2戦2勝）。9頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では鋭い脚を使えず4着に敗れた。

12月20日、中2週で迎えた6戦目は、3歳以上C2 11（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で倉富隆一郎騎手（3戦2勝）。9頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のエクサイズタックスに1馬身の差をつけて3勝目を手に入れた。

4歳（2009年）

1月31日、中5週で馬体重を前走から22kg減らして迎えた7戦目は、武幸四郎騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都ダート1200m 曇/不良）に出走。16頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚が上がってしまい14着に敗れた。

2月22日、中2週で迎えた8戦目は、4歳以上500万下（小倉ダート1000m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で武幸四郎騎手（1戦0勝）。14頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では見せ場を作れず14着に終わった。

5歳（2010年）

1月24日、約11か月の休養明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた9戦目は、4歳以上C2-8（佐賀ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は倉富隆一郎騎手（4戦3勝）。9頭立ての4番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではもうひとつ伸びを欠き、3着に終わった。

2月6日、中1週で迎えた10戦目は、4歳以上C2-20（佐賀ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で倉富隆一郎騎手（5戦3勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。逃げを打ち、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のブレークダンスを半馬身振り切って断トツ人気に応えた。

3月14日、中4週で迎えた11戦目は、4歳以上C2 15（佐賀ダート1300m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で倉富隆一郎騎手（6戦4勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。先手を奪い、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のケンシエタニティに2馬身半の差をつけて圧倒的人気に応えた。

4月11日、中3週で迎えた12戦目は、4歳以上C2 11（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で倉富隆一郎騎手（7戦5勝）。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では驚異的な末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のドリームポケットに2馬身の差をつけて人気に違わぬ実力を証明した。

4月24日、中1週で迎えた13戦目は、4歳以上C2-8（佐賀ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で倉富隆一郎騎手（8戦6勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、シゲルフタタビサンに半馬身交わされて2着に敗北した。

5月16日、中2週で迎えた14戦目は、4歳以上C2-8（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で倉富隆一郎騎手（9戦6勝）。8頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では驚異的な末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のシゲルヒウチヤマに4馬身の差をつけて7勝目を奪取した。

6月5日、中2週で迎えた15戦目は、4歳以上C2-5（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で倉富隆一郎騎手（10戦7勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。果敢に端をきり、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のエプソムブリッジに2馬身半の差をつけて断トツ人気に応えた。

6月19日、中1週で迎えた16戦目は、4歳以上C2-2（佐賀ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は8戦連続で倉富隆一郎騎手（11戦8勝）。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。先手を取り、で一団を先導。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では鋭い脚を使えず5着に敗れた。

7月18日、中3週で迎えた17戦目は、石川慎将騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2-2（佐賀ダート1400m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚を伸ばせず4着に敗れた。

8月1日、中1週で迎えた18戦目は、4歳以上C2-2（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は倉富隆一郎騎手（12戦8勝）。9頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着を確保した。

8月18日、中1週で迎えた19戦目は、4歳以上C2-2（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で倉富隆一郎騎手（13戦8勝）。9頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。逃げを打ち、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味のタフさで最後まで崩れずに走り抜いたが、シゲルヴォドレに交わされて1馬身半差の2着となった。

9月12日、中3週で迎えた20戦目は、4歳以上C2-1（佐賀ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で倉富隆一郎騎手（14戦8勝）。9頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のクレージュハクユウを半馬身振り切って雨中の戦いを制した。

10月11日、中3週で迎えた21戦目は、3歳以上C2-7（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で倉富隆一郎騎手（15戦9勝）。9頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。ハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では猛烈な末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のシゲルヴォドレに2馬身半の差をつけて10勝目を達成した。

10月23日、中1週で迎えた22戦目は、3歳以上C2-4（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で倉富隆一郎騎手（16戦10勝）。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、エアポートドリームに半馬身交わされて2着に敗北した。

11月13日、中2週で迎えた23戦目は、3歳以上C2-4（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で倉富隆一郎騎手（17戦10勝）。7頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。前に出て、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではぐいぐいと終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のジェニーキャンドルに2馬身半の差をつけて順当に勝利した。

6歳（2011年）

1月5日、中7週で迎えた24戦目は、ニューイヤー特選（佐賀ダート1750m 小雨/重）に出走。鞍上は7戦連続で倉富隆一郎騎手（18戦11勝）。10頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、で集団を牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線ではいいところがなく10着に敗れた。

1月16日、中1週で迎えた25戦目は、皆川麻由美騎手を鞍上に迎えて、M&Kジョッキーズカップin saga（第2戦）（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。10頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。ハナを切り、で集団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚色が悪くなり9着に敗れた。

2月5日、中2週で迎えた26戦目は、佐賀どこまってんいくスプリント特選（佐賀ダート900m 晴/良）に出走。鞍上は倉富隆一郎騎手（19戦11勝）。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びを欠き6着に敗れた。

3月21日、中5週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた27戦目は、4歳以上C2-2（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で倉富隆一郎騎手（20戦11勝）。9頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。主導権を奪い、で一団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では脚が上がってしまい8着に敗れた。

4月18日、中3週で迎えた28戦目は、4歳以上C2-1（佐賀ダート1400m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は石川慎将騎手（1戦0勝）。10頭立ての8番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は減速してしまい9着に終わった。

6月5日、中6週で迎えた29戦目は、4歳以上C2-1（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は倉富隆一郎騎手（21戦11勝）。8頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。前に出て、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では息長く末脚を伸ばして、最後は2着のリシアンサスに1馬身の差をつけて制した。

6月26日、中2週で迎えた30戦目は、3歳以上C1-5（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で倉富隆一郎騎手（22戦12勝）。8頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。先手を取り、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではグングンと末脚を伸ばして先頭に躍り出て、最後は2着のグラスミューズに2馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

7月18日、中2週で迎えた31戦目は、3歳以上C1-4（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で倉富隆一郎騎手（23戦13勝）。10頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。端に立ち、で一団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では脚が上がってしまい7着に敗れた。

7月30日、中1週で迎えた32戦目は、3歳以上C1-4（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で倉富隆一郎騎手（24戦13勝）。10頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと伸びが足りず、3着に終わった。

8月15日、中1週で迎えた33戦目は、3歳以上C1-4（佐賀ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で倉富隆一郎騎手（25戦13勝）。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、で馬群を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は勢いを失って8着に敗れた。

9月17日、中4週で迎えた34戦目は、3歳以上C1-4（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で倉富隆一郎騎手（26戦13勝）。8頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。端をきり、で一団を牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを4番手で通過。最後はガス欠状態になり8着に敗れた。

10月30日、中5週で迎えた35戦目は、田中直人騎手を鞍上に迎えて、長崎街道飯塚宿賞（佐賀ダート1400m 雨/不良）に出走。7頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では今一つ伸び切れず7着に敗れた。

11月20日、中2週で迎えた36戦目は、長崎街道轟木宿賞（佐賀ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は倉富隆一郎騎手（27戦13勝）。10頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、でレースを進める。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず9着に終わった。

7歳（2012年）

1月8日、中6週で迎えた37戦目は、小松丈二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2-6（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。6頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く5着に終わった。

1月28日、中2週で迎えた38戦目は、4歳以上C2-6（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で小松丈二騎手（1戦0勝）。8頭立ての8番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では末脚が振るわず8着に終わった。

2月11日、中1週で迎えた39戦目は、4歳以上C2-7（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は田中直人騎手（1戦0勝）。9頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、でレースを進める。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く9着に終わった。