シゲルヒウチヤマ（2006年生、母モーリフェアリー）

シゲルヒウチヤマ（2006年4月7日）は、日本の競走馬。馬名の意味は「冠名＋火打山」。毛色は鹿毛。種牡馬のプリサイスエンド（当時9歳）と交配したモーリフェアリーが11歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）チェスナットファーム。戦績は、中央平地1戦0勝、地方12戦3勝2着3回。主な勝ち鞍は2009年の3歳以上C2 17。

経歴

デビュー前

1歳のとき、広瀬正昭から「八戸市場サラブレッド1歳」に上場され、JRA日本中央競馬会によって567万円で落札された。2歳のとき、日本中央競馬会から「JRAブリーズアップセールサラブレッド2歳」に上場され、森中蕃によって525万円で落札された。

武田博厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2008年）

11月8日、デビュー戦は角田晃一騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都芝1800m 外回り小雨/稍重）に出走。馬体重は446kg。18頭立ての17番人気で10番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、超スローペースで馬群を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は失速してしまい18着に終わった。

3歳（2009年）

10月17日、約11か月半の休み明けで馬体重を前走から38kg増やして迎えた2戦目は、吉田順治騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2 23（佐賀ダート900m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。8頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。競走中止となった。

11月1日、中1週で迎えた3戦目は、山口勲騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2 25（佐賀ダート900m 小雨/稍重）に出走。8頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。逃げる形となり、でレースを進める。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したラヴリーゲストを捕まえ切れず、2馬身半差の2着となった。

11月7日、連闘で迎えた4戦目は、3歳以上C2 34（佐賀ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で山口勲騎手（1戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のエプソムクローバーに1馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

11月21日、中1週で迎えた5戦目は、3歳以上C2 17（佐賀ダート1300m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で山口勲騎手（2戦1勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のネヴァオバマに1馬身半の差をつけて断トツ人気に応えた。

12月19日、中3週で馬体重を前走から19kg増やして迎えた6戦目は、3歳以上C2 13（佐賀ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で山口勲騎手（3戦2勝）。7頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。先手を取る形となり、で馬群を先導。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを3番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には食い込めず3着に敗れた。

12月26日、連闘で馬体重を前走から15kg絞って迎えた7戦目は、清水裕一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2 29（佐賀ダート1300m 曇/稍重）に53kgの軽斤量で出走。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のトーホウロッキーに6馬身の差をつけて圧倒的支持に応えた。

4歳（2010年）

1月4日、連闘で迎えた8戦目は、4歳以上C2-10（佐賀ダート1400m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で清水裕一騎手（1戦1勝）。9頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

4月17日、約3か月半の休養明けで迎えた9戦目は、4歳以上C2-8（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は山口勲騎手（4戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びあぐねて5着に敗れた。

4月25日、連闘で迎えた10戦目は、4歳以上C2-9（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山口勲騎手（5戦2勝）。8頭立ての2番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、オリオンザクエストに半馬身交わされて2着に敗北した。

5月16日、中2週で迎えた11戦目は、4歳以上C2-8（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で山口勲騎手（6戦2勝）。8頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったゼンノオリンピアに詰め切れず、4馬身差の2着となった。

5月29日、中1週で迎えた12戦目は、4歳以上C2-7（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は吉田順治騎手（1戦0勝）。8頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、でレースを進める。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では天性の敢闘精神でゴールまで力闘したが、3着に終わった。

10月16日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から23kg減らして迎えた13戦目は、3歳以上C2 17（佐賀ダート1300m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は清水裕一騎手（2戦1勝）。10頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。競走中止となった。