ビラゴーティアラ（2007年生、母ブルーファイブ）

ビラゴーティアラ（2007年4月23日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「お転婆、やんちゃ（仏）＋装飾冠」。毛色は鹿毛。種牡馬のスターオブコジーン（当時19歳）と交配したブルーファイブが7歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は山野牧場。戦績は、中央平地32戦5勝2着2回。主な勝ち鞍は2013年の駿風ステークス(1600万下ハンデ)。

経歴

デビュー前

松山将樹厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2010年）

1月24日、デビュー戦は吉田豊騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳新馬（中山ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は412kg。14頭立ての13番人気で10番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張り、5着に入り込んだ。

2月6日、中1週で迎えた2戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1300m 晴/稍重）に出走。16頭立ての8番人気で大外16番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では末脚がパッとせず12着に敗れた。

4月11日、中8週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた3戦目は、水口優也騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島芝1200m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。芝レースへの出走は初となった。16頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走し、5着を確保した。

6月27日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から18kg戻して迎えた4戦目は、3歳未勝利（福島芝1200m 小雨/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で水口優也騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて13番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、平均的なペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では途轍もない末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のメジロバラクに5馬身の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

7月10日、中1週で迎えた5戦目は、3歳以上500万下の郡山特別（福島芝1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で水口優也騎手（2戦1勝）。16頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、後続との差を2馬身以上確保して、平均的なペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が鈍り16着に敗れた。

10月24日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた6戦目は、3歳以上500万下（福島芝1200m 曇/良）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で水口優也騎手（3戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて10番ゲートからスタート。端を奪い、ミドルペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では伸びが続かず、3着に終わった。

11月7日、中1週で迎えた7戦目は、3歳以上500万下（福島芝1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は5戦連続で水口優也騎手（4戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではジリジリと前との差を詰めて、最後は2着のエクレウスをクビ差振り切って勝利を手に入れた。

4歳（2011年）

1月16日、中9週で馬体重を前走から18kg減らして迎えた8戦目は、4歳以上1000万下（中山芝1200m 外回り晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は6戦連続で水口優也騎手（5戦2勝）。16頭立ての13番人気で14番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では最後まで息が続かず14着に終わった。

4月10日、約3か月の間隔を開けて迎えた9戦目は、4歳以上1000万下の有明特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は7戦連続で水口優也騎手（6戦2勝）。16頭立ての13番人気で6番ゲートからスタート。端をきる形となり、平均ペースで馬群を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後はバテてしまい16着に終わった。

5月15日、中4週で迎えた10戦目は、4歳以上1000万下の邁進特別（新潟芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で水口優也騎手（7戦2勝）。16頭立ての15番人気で4番ゲートからスタート。5着を確保した。

5月28日、中1週で迎えた11戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の驀進特別（新潟芝1000m 曇/良）に出走。鞍上は9戦連続で水口優也騎手（8戦2勝）。16頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。12着に終わった。

7月16日、中6週で迎えた12戦目は、3歳以上500万下の閃光特別（新潟芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は吉田豊騎手（1戦0勝）。18頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。最後は、勝ったスマートムービーから3/4馬身差の2着となった。

7月31日、中1週で迎えた13戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（新潟芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田豊騎手（2戦0勝）。18頭立ての1番人気に推されて17番ゲートからスタート。3着に終わった。

8月21日、中2週で迎えた14戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（新潟芝1000m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉田豊騎手（3戦0勝）。18頭立ての2番人気に推されて15番ゲートからスタート。最後は、2着のリネンパズルに1馬身1/4の差をつけて3勝目を奪取した。

11月20日、約3か月の休み明けで迎えた15戦目は、3歳以上1000万下の飛翼特別（新潟芝1000m 曇/重）に出走。鞍上は水口優也騎手（9戦2勝）。18頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。6着に終わった。

12月24日、中4週で迎えた16戦目は、丸田恭介騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の宗像特別（小倉芝1200m 雨/良）に出走。18頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では天資の闘争本能でゴールまで力戦し、5着に入り込んだ。

5歳（2012年）

5月5日、約4か月半の休養明けで迎えた17戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の邁進特別（新潟芝1000m 晴/良）に出走。15頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。最後はナスザンと並んで1着同着となった。

5月20日、中1週で迎えた18戦目は、宮崎北斗騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1600万下の駿風ステークス（新潟芝1000m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。15頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。13着に敗れた。

6月30日、中5週で迎えた19戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1600万下のテレビユー福島賞（福島芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての14番人気で12番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では全く伸びず10着に終わった。

9月30日、約3か月の休養明けで迎えた20戦目は、3歳以上1600万下の内房ステークス（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で江田照男騎手（1戦0勝）。13頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では伸びあぐねて13着に終わった。

10月21日、中2週で迎えた21戦目は、3歳以上1600万下の轟ステークス（新潟芝1000m 曇/良）に出走。鞍上は大野拓弥騎手（1戦1勝）。11頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。3着に終わった。

11月11日、中2週で迎えた22戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1600万下のみちのくステークス（福島芝1200m 曇/良）に出走。16頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを14番手で通過。直線では見せ場を作れず15着に終わった。

6歳（2013年）

2月23日、約3か月半の休養明けで迎えた23戦目は、武士沢友治騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1600万下のアクアマリンステークス（中山芝1200m 外回り晴/良）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての13番人気で4番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、忙しいペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味の心肺能力で最後まで崩れずに走り抜いたが、クリーンエコロジーにクビ差交わされて2着となった。

4月14日、中6週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた24戦目は、国分恭介騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1600万下の淀屋橋ステークス（阪神芝1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では切れる脚を使えず11着に終わった。

5月19日、中4週で迎えた25戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1600万下の駿風ステークス（新潟芝1000m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての4番人気に推されて13番ゲートからスタート。最後は、2着のレオパステルに1馬身の差をつけて5勝目を手にした。

7月28日、中9週で馬体重を前走から22kg増やして迎えた26戦目は、田辺裕信騎手を鞍上に迎えて、G3のアイビスサマーダッシュ（新潟芝1000m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。18頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。18着に終わった。

8月25日、中3週で馬体重を前走から12kg絞って迎えた27戦目は、G3のキーンランドカップ（函館芝1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は吉田隼人騎手（1戦1勝）。16頭立ての13番人気で2番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず8着に終わった。

11月2日、中9週で迎えた28戦目は、川島信二騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンの京洛ステークス（京都芝1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。15頭立ての15番人気で13番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では鋭い脚を使えず15着に終わった。

12月8日、中4週で迎えた29戦目は、荻野琢真騎手を鞍上に迎えて、尾張ステークス（中京芝1200m 晴/良）に出走。18頭立ての18番人気で大外18番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚色が悪くなり18着に終わった。

12月21日、中1週で迎えた30戦目は、黛弘人騎手を鞍上に迎えて、ラピスラズリステークス（中山芝1200m 外回り晴/稍重）に出走。16頭立ての16番人気で8番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。最後は減速してしまい14着に終わった。

7歳（2014年）

1月13日、中2週で迎えた31戦目は、松田大作騎手を鞍上に迎えて、淀短距離ステークス（京都芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての16番人気で4番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では伸びを欠き13着に終わった。

5月25日、約4か月半の休み明けで迎えた32戦目は、木幡初也騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンの韋駄天ステークス（新潟芝1000m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。14頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。10着に終わった。