インターユニバース（1986年生、母ダマスカスクイーン）

インターユニバース（1986年3月4日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のノノアルコ（当時15歳）と交配したダマスカスクイーンが15歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は福島県、生産者は天工（有）。戦績は、中央平地18戦3勝2着2回、地方17戦2勝2着2回。主な勝ち鞍は1990年の5歳以上900万下。

経歴

デビュー前

武邦彦厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1989年）

2月26日、デビュー戦は武豊騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（阪神芝1600m 晴/不良）に出走。馬体重は520kg。15頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線では卓抜な伸び脚で猛進したが、勝ったモガミイチマツにねじ伏せられて1馬身3/4差の2着となった。

3月5日、連闘で迎えた2戦目は、4歳新馬（阪神芝2000m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で武豊騎手（1戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、若干遅いペースでレースを進める。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではスパッとキレる脚で猛進したが、リアルブライトンに半馬身交わされて2着に敗北した。

4月23日、中6週で迎えた3戦目は、4歳未勝利（京都芝1600m 外回り雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で武豊騎手（2戦0勝）。18頭立ての1番人気に推されて大外18番ゲートからスタート。ハナを切り、平均的なペースで集団を引っ張る。しかし、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線ではもうひとつ伸びを欠き、5着に終わった。

5月13日、中2週で迎えた4戦目は、4歳未勝利（京都芝1400m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で武豊騎手（3戦0勝）。20頭立ての2番人気に推されて15番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では脚を伸ばせず9着に敗れた。

4歳（1990年）

1月27日、約8か月半の休み明けで迎えた5戦目は、久保敏文騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（小倉芝1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての4番人気に推されて12番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、しっかりと末脚を伸ばして、最後は2着のナイスキャストに1馬身1/4の差をつけて初白星を挙げた。

2月10日、中1週で迎えた6戦目は、5歳以上500万下（小倉芝1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で久保敏文騎手（1戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線では一歩一歩着実に終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のウメノシェーンをアタマ差振り切って勝利を手に入れた。

3月3日、中2週で迎えた7戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の淡路特別（阪神芝2500m 雨/重）に出走。鞍上は武豊騎手（4戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では末脚を伸ばせず10着に敗れた。

3月25日、中2週で迎えた8戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の中京スポーツ杯（中京芝1800m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は久保敏文騎手（2戦2勝）。16頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では長くいい脚を使ってゴールまで頑張り、3着に入った。

4月22日、中3週で迎えた9戦目は、内田国夫騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下（京都芝1600m 外回り小雨/良）に出走。15頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では脚勢がやや衰え、5着に終わった。

5月6日、中1週で迎えた10戦目は、5歳以上900万下の鴨川特別（京都芝1400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で内田国夫騎手（1戦0勝）。15頭立ての7番人気で大外15番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切り、3着に入った。

5月20日、中1週で迎えた11戦目は、5歳以上900万下（阪神芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は久保敏文騎手（3戦2勝）。10頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るマルシゲタケシバをクビ差だけ差し切って勝利を手中に収めた。

6月2日、中1週で迎えた12戦目は、水無月ステークス（阪神芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で久保敏文騎手（4戦3勝）。18頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では脚が残っておらず8着に終わった。

6月16日、中1週で迎えた13戦目は、テレビ愛知賞（中京芝2000m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で久保敏文騎手（5戦3勝）。14頭立ての11番人気で13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では末脚が振るわず11着に終わった。

7月7日、中2週で迎えた14戦目は、ジュライステークス（中京芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で久保敏文騎手（6戦3勝）。14頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず12着に終わった。

7月28日、中2週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた15戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の博多特別（小倉芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は武豊騎手（5戦0勝）。11頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は脚色が悪くなり10着に敗れた。

8月4日、連闘で馬体重を前走から8kg絞って迎えた16戦目は、河内洋騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下のサマーステークス（小倉芝1700m 晴/良）に出走。11頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では鋭い脚を使えず11着に終わった。

5歳（1991年）

1月26日、約6か月の休み明けで迎えた17戦目は、村山明騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下の和布刈特別（小倉芝2000m 晴/良）に出走。14頭立ての13番人気で7番ゲートからスタート。ハナを奪い、緩いペースで一団を先導。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線では脚が残っておらず14着に終わった。

3月17日、中6週で迎えた18戦目は、5歳以上900万下の筥崎特別（小倉芝1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は内田国夫騎手（2戦0勝）。16頭立ての15番人気で大外16番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、ユッタリとしたペースで集団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が鈍り12着に終わった。

6月2日、約2か月半の間隔を開けて迎えた19戦目は、平床良博騎手を鞍上に迎えて、ペガサス特別（金沢ダート1900m 雨/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。7頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。最後は、勝ったビゼンマサルから1馬身半差の2着となった。

6月18日、中1週で迎えた20戦目は、フエニックス特別（金沢ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で平床良博騎手（1戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。最後は、2着のトキツイーグルに1馬身半の差をつけて4勝目をマークした。

7月2日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた21戦目は、ペガサス特別（金沢ダート1900m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で平床良博騎手（2戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、勝ったキングスフェローからクビ差の2着に甘んじた。

7月16日、中1週で迎えた22戦目は、ペガサス特別（金沢ダート1700m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で平床良博騎手（3戦1勝）。9頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。4着に敗れた。

8月25日、中5週で迎えた23戦目は、ペガサス特別（金沢ダート1900m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で平床良博騎手（4戦1勝）。9頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。9着に終わった。

11月11日、約2か月半の間隔を開けて迎えた24戦目は、北陸三県畜産会長賞（金沢ダート1900m 雨/不良）に出走。鞍上は6戦連続で平床良博騎手（5戦1勝）。10頭立ての10番人気で大外10番ゲートからスタート。8着に終わった。

11月24日、中1週で迎えた25戦目は、黒木豊騎手を鞍上に迎えて、ペガサス特別（金沢ダート1900m 曇/不良）に出走。9頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。9着に敗れた。

12月30日、中4週で馬体重を前走から17kg増やして迎えた26戦目は、柿本政男騎手を鞍上に迎えて、銀河特別（船橋ダート1700m 晴/重）に出走。6頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。最後は、2着のフィールドアオイに3/4馬身の差をつけて5勝目を手中に収めた。

6歳（1992年）

1月21日、中2週で迎えた27戦目は、ベイサイドカップ（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柿本政男騎手（1戦1勝）。16頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。9着に終わった。

2月12日、中2週で迎えた28戦目は、ミューチュアルカップ（川崎ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で柿本政男騎手（2戦1勝）。9頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。3着を確保した。

2月25日、中1週で迎えた29戦目は、フラワーライン特別（船橋ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で柿本政男騎手（3戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。6着に敗れた。

3月19日、中2週で迎えた30戦目は、弥生特別（船橋ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で柿本政男騎手（4戦1勝）。7頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。6着に終わった。

12月31日、約9か月半の休み明けで迎えた31戦目は、佐藤祐樹騎手を鞍上に迎えて、イヤーエンド特別（船橋ダート1800m 晴/良）に出走。11頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。11着に終わった。

7歳（1993年）

1月19日、中2週で迎えた32戦目は、睦月特別（浦和ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤祐樹騎手（1戦0勝）。11頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。8着に敗れた。

3月27日、中9週で迎えた33戦目は、竹崎大祐騎手を鞍上に迎えて、一般C1-2（高知ダート1400m 晴/重）に出走。10頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。10着に終わった。

4月20日、中2週で迎えた34戦目は、一般B3（高知ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で竹崎大祐騎手（1戦0勝）。10頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。10着に終わった。

5月4日、中1週で迎えた35戦目は、薫風特別（高知ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で竹崎大祐騎手（2戦0勝）。9頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。9着に終わった。