マルシゲタケシバ（1985年生、母マルシゲソブリン）

マルシゲタケシバ（1985年4月21日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のタケシバオー（当時20歳）と交配したマルシゲソブリンが5歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は鹿児島県、生産者は伊東政清。戦績は、中央平地32戦3勝2着4回。1987年のフェニックス賞(オープン)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

安田伊佐夫厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1987年）

7月18日、デビュー戦は安達昭夫騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（小倉芝1000m 曇/稍重）に出走。馬体重は408kg。12頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では異次元の末脚を弾けさせてあっさりと抜け出し、最後は2着のイチライチカラに3馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

8月16日、中3週で迎えた2戦目は、2歳オープンのフェニックス賞（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で安達昭夫騎手（1戦1勝）。6頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では根気強くタフに走り抜いたが、抜け出したフリークギャルを差し切れず、2馬身半差の2着となった。

8月30日、中1週で迎えた3戦目は、2歳オープンの九州産3歳特別（小倉芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で安達昭夫騎手（2戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、ハイペースで集団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚を失くしてしまい6着に敗れた。

9月20日、中2週で迎えた4戦目は、河内洋騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンのききょう特別（阪神芝1200m 晴/良）に出走。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり4着に敗れた。

10月24日、中4週で迎えた5戦目は、牝馬限定3歳400万下のりんどう賞（京都芝1400m 外回り雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で河内洋騎手（1戦0勝）。13頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く6着に終わった。

11月7日、中1週で迎えた6戦目は、3歳400万下の白菊賞（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で河内洋騎手（2戦0勝）。17頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始5番手を追走。最後はスピードが落ちてしまい16着に終わった。

3歳（1988年）

1月31日、約3か月の間隔を開けて迎えた7戦目は、須貝尚介騎手を鞍上に迎えて、4歳400万下のあすなろ賞（小倉芝1800m 曇/良）に出走。15頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい9着に敗れた。

2月13日、中1週で迎えた8戦目は、4歳400万下の九州産4歳特別（小倉芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で須貝尚介騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線では忍耐力が光る走りを見せたが、ケンセイヒミコに交わされて4馬身差の2着に敗北した。

3月5日、中2週で迎えた9戦目は、4歳400万下（阪神ダート1700m 曇/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は3戦連続で須貝尚介騎手（2戦0勝）。10頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線ではいいところがなく9着に終わった。

4月24日、中6週で迎えた10戦目は、吉永良人騎手を鞍上に迎えて、4歳400万下のわらび賞（新潟芝1600m 外回り曇/稍重）に出走。13頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位には届かず5着に終わった。

5月14日、中2週で迎えた11戦目は、大崎昭一騎手を鞍上に迎えて、4歳400万下のこけもも賞（新潟芝2200m 外回り晴/稍重）に出走。13頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では目立つような脚を使えず9着に敗れた。

6月5日、中2週で迎えた12戦目は、田島信行騎手を鞍上に迎えて、4歳400万下（阪神芝1200m 晴/良）に出走。11頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では闘争心が光る走りを見せたが、勝ったクインモーニングに詰め切れず、3馬身半差の2着となった。

6月19日、中1週で迎えた13戦目は、4歳400万下（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田島信行騎手（1戦0勝）。14頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと押しが利かず、4着に終わった。

7月9日、中2週で迎えた14戦目は、牝馬限定の4歳400万下（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で田島信行騎手（2戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

7月31日、中2週で迎えた15戦目は、4歳以上400万下の若戸特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で田島信行騎手（3戦0勝）。18頭立ての5番人気で14番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではいいところがなく11着に敗れた。

8月14日、中1週で迎えた16戦目は、4歳以上900万下の霧島賞（小倉芝1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で田島信行騎手（4戦0勝）。11頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では全く伸びず6着に敗れた。

9月4日、中2週で迎えた17戦目は、4歳以上400万下の唐津特別（小倉ダート1700m 雨/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は6戦連続で田島信行騎手（5戦0勝）。10頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず10着に終わった。

4歳（1989年）

4月16日、約7か月半の休み明けで迎えた18戦目は、原田聖二騎手を鞍上に迎えて、5歳以上400万下（新潟芝1400m 外回り曇/重）に出走。13頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。先手を奪い、平均的なペースで一団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではやや伸びを欠き、4着に終わった。

4月30日、中1週で迎えた19戦目は、牝馬限定の5歳以上400万下の粟島特別（新潟芝1400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で原田聖二騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、馬場の外目を回って3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では一気に末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のイージーリスニングに2馬身半の差をつけて久しぶりに勝利を挙げた。

6月3日、中4週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた20戦目は、5歳以上900万下の三田特別（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で原田聖二騎手（2戦1勝）。18頭立ての9番人気で15番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では末脚を伸ばせず11着に敗れた。

6月25日、中2週で迎えた21戦目は、5歳以上900万下（中京芝1200m 晴/重）に出走。鞍上は田島信行騎手（6戦0勝）。18頭立ての13番人気で5番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではゴールまでジワジワと伸び、4着に入り込んだ。

7月16日、中2週で迎えた22戦目は、4歳以上900万下の雲仙特別（小倉芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で田島信行騎手（7戦0勝）。13頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天稟のガッツでゴールまで力走し、3着に入った。

7月29日、中1週で迎えた23戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の博多特別（小倉芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で田島信行騎手（8戦0勝）。13頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではいいところがなく6着に終わった。

8月13日、中1週で迎えた24戦目は、小池隆生騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンの北九州短距離ステークス（小倉芝1200m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。11頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず7着に終わった。

8月26日、中1週で迎えた25戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の耶馬渓特別（小倉芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は田島信行騎手（9戦0勝）。13頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線ではグングンと終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のホーマンマリモを3/4馬身振り切って優勝

5歳（1990年）

4月21日、約8か月の休養明けで迎えた26戦目は、5歳以上900万下（京都芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で田島信行騎手（10戦1勝）。18頭立ての14番人気で12番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線ではいいところがなく16着に終わった。

5月20日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた27戦目は、牧田和弥騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下（阪神芝1600m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。10頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。端に立ち、リードを2馬身以上キープして、若干速いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のタフネスで最後まで脚を伸ばしたが、インターユニバースにクビ差交わされて2着となった。

6月3日、中1週で迎えた28戦目は、5歳以上900万下（阪神芝1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で牧田和弥騎手（1戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は垂れてしまい9着に敗れた。

6月24日、中2週で迎えた29戦目は、5歳以上900万下（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は田島信行騎手（11戦1勝）。18頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では天性の負けん性を発揮してゴールまで力闘し、5着に入り込んだ。

7月21日、中3週で迎えた30戦目は、栗田伸一騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上900万下の別府特別（小倉芝1700m 晴/良）に出走。9頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は失速してしまい7着に終わった。

8月12日、中2週で迎えた31戦目は、田所清広騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンの北九州短距離ステークス（小倉芝1200m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。11頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始7番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい7着に終わった。

8月25日、中1週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた32戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の耶馬渓特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は田島信行騎手（12戦1勝）。17頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走したが、5着に終わった。