ディーエスジャック（2006年生、母グランバザール）

ディーエスジャック（2006年2月12日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋ペット名より」。毛色は芦毛。種牡馬のマイネルラヴ（当時11歳）と交配したグランバザールが8歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は天羽禮治。戦績は、中央平地3戦0勝2着1回、地方12戦2勝2着2回。主な勝ち鞍は2010年の一般C1五六。

経歴

デビュー前

藤原辰雄厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2008年）

9月28日、デビュー戦は田中博康騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（札幌芝1500m 曇/良）に出走。馬体重は484kg。13頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では逸出した伸び脚で驀進したが、勝ったダブルレインボーにねじ伏せられて1馬身3/4差の2着に敗北した。

3歳（2009年）

2月14日、約4か月半の休み明けで迎えた2戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京芝1400m 晴/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では閃光のような末脚を発揮したが、3着に終わった。

4月19日、中8週で迎えた3戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。14頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、やや厳しいペースで馬群を牽引。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は勢いを失って10着に敗れた。

12月18日、約8か月の休み明けで馬体重を前走から21kg増やして迎えた4戦目は、的場文男騎手を鞍上に迎えて、サンタクロース特別（川崎ダート1600m 晴/稍重）に出走。11頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前のタフさで最後まで踏ん張ったが、伸びてきたシルクデイジー決め手に屈してアタマ差の2着に惜敗した。

4歳（2010年）

1月4日、中1週で迎えた5戦目は、佐藤博紀騎手を鞍上に迎えて、門松特別（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。14頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では末脚にキレが無く7着に敗れた。

3月30日、約3か月の間隔を開けて迎えた6戦目は、張田京騎手を鞍上に迎えて、一般C2二三（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。11頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、やや緩いペースで馬群を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では伸びあぐねて6着に敗れた。

4月26日、中3週で迎えた7戦目は、一般C2二（浦和ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は的場文男騎手（1戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち味の強い精神力で最後まで奮戦したが、アイアンビスティーに交わされて2馬身差の2着に敗北した。

5月10日、中1週で迎えた8戦目は、一般C1六七（川崎ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で的場文男騎手（2戦0勝）。11頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、やや緩いペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではぐんぐんと終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のフェイスレックレスに2馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

7月26日、約2か月半の間隔を開けて迎えた9戦目は、一般C1七八（大井ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で的場文男騎手（3戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では天資の闘争心でゴールまで力戦したが、3着に終わった。

8月20日、中3週で迎えた10戦目は、サザンクロス特別（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で的場文男騎手（4戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、ミドルペースでレースを牽引。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい9着に敗れた。

9月29日、中5週で迎えた11戦目は、本橋孝太騎手を鞍上に迎えて、一般C1六（川崎ダート1400m 晴/重）に出走。12頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では瞬発力に富んだ末脚を披露したが、3着に終わった。

10月26日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた12戦目は、A.ムンロ騎手を鞍上に迎えて、一般C1五六（川崎ダート1500m 曇/不良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではグイグイと末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のエンジンソウルに1馬身半の差をつけて制した。

11月18日、中2週で迎えた13戦目は、一般C1三四（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続でA.ムンロ騎手（1戦1勝）。13頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く6着に敗れた。

12月15日、中3週で迎えた14戦目は、風花特別（川崎ダート1500m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続でA.ムンロ騎手（2戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚がパッとせず6着に敗れた。

5歳（2011年）

1月1日、中1週で迎えた15戦目は、御神本訓史騎手を鞍上に迎えて、初日の出特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。11頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、4着に終わった。