インディペンデンス（1995年生、母インディアリングクオリティ）

インディペンデンス（1995年2月28日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のA.P. Indy（当時6歳）と交配したインディアリングクオリティが5歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）丸幸小林牧場。戦績は、中央平地27戦3勝2着2回。主な勝ち鞍は1999年の4歳以上500万下(牝)。

経歴

デビュー前

ターファイトクラブにて総額2,500万円（50万×50口）で一口馬主が募集された。

前田禎厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1998年）

2月7日、デビュー戦は蛯名正義騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の4歳新馬（東京ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は462kg。16頭立ての7番人気で大外16番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では持ち前のタフネスで最後まで脚を伸ばしたが、抜け出したタイヨーガリバーに半馬身届かず2着となった。

2月21日、中1週で迎えた2戦目は、牝馬限定の4歳新馬（東京ダート1200m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で蛯名正義騎手（1戦0勝）。16頭立ての圧倒的1番人気に推されて10番ゲートからスタート。先手を奪い、遅いペースで一団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のミッドナイトボイスを半馬身振り切って初白星を挙げた。

3月7日、中1週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた3戦目は、橋本広喜騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定4歳500万下の桃花賞（中山芝1600m 外回り晴/重）に出走。芝レースへの出走は初となった。15頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを8番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい7着に敗れた。

7月19日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から18kg戻して迎えた4戦目は、坂井千明騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。12頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では伸びが劣勢になり12着に敗れた。

8月8日、中2週で馬体重を前走から12kg絞って迎えた5戦目は、4歳以上500万下（新潟芝1400m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で坂井千明騎手（1戦0勝）。18頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず14着に敗れた。

8月22日、中1週で迎えた6戦目は、4歳以上500万下（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で坂井千明騎手（2戦0勝）。18頭立ての8番人気で13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はバテてしまい12着に敗れた。

9月12日、中2週で迎えた7戦目は、4歳以上500万下（中山芝2200m 外回り曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で坂井千明騎手（3戦0勝）。11頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。先手を取り、リードを2馬身以上保って、緩いペースで一団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では最後まで息が続かず8着に終わった。

10月3日、中2週で迎えた8戦目は、4歳以上500万下（中山芝2200m 外回り晴/稍重）に出走。鞍上は橋本広喜騎手（1戦0勝）。11頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。端を奪い、緩やかなペースで一団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では末脚がパッとせず5着に終わった。

10月17日、中1週で迎えた9戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（東京芝1800m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で橋本広喜騎手（2戦0勝）。12頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、少し遅いペースで集団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は力尽きて11着に終わった。

11月15日、中3週で迎えた10戦目は、4歳以上500万下（東京ダート2100m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で橋本広喜騎手（3戦0勝）。12頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、ややスローペースでレースを牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が鈍り10着に終わった。

11月29日、中1週で迎えた11戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京ダート1200m 晴/良）に出走。15頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、少し遅いペースで一団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では余力が残っておらず10着に終わった。

12月13日、中1週で迎えた12戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中勝春騎手（1戦0勝）。13頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず12着に敗れた。

4歳（1999年）

1月31日、中6週で迎えた13戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の5歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。16頭立ての8番人気で13番ゲートからスタート。果敢に端をきり、遅いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではシャープな伸び脚で驀進したが、ハマクイーンに交わされて1馬身半差の2着となった。

2月14日、中1週で迎えた14戦目は、牝馬限定の5歳以上500万下（東京ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で後藤浩輝騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。逃げを打ち、緩やかなペースでレースを進める。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のラブチャーミングに7馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

10月2日、約7か月半の休養明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた15戦目は、中谷雄太騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は勢いを失って14着に敗れた。

10月16日、中1週で迎えた16戦目は、4歳以上500万下（東京ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は蛯名正義騎手（2戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は脚色が鈍り8着に敗れた。

11月13日、中3週で迎えた17戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（東京ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で蛯名正義騎手（3戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて15番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では鮮やかな末脚を炸裂させて前にいた7頭を差し切り、最後は2着のグロンシャールに1馬身1/4の差をつけて3勝目を挙げた。

12月4日、中2週で迎えた18戦目は、J.ムルタ騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下（中山ダート1200m 曇/良）に出走。16頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位には割り込めず14着に終わった。

12月18日、中1週で迎えた19戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の霞ケ浦特別（中山芝1200m 外回り曇/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は田中勝春騎手（2戦0勝）。16頭立ての16番人気で13番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では上がり4位タイの末脚を繰り出したが上位争いには絡めず9着に終わった。

5歳（2000年）

1月6日、中2週で迎えた20戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下の東雲賞（中山芝2000m 晴/良）に出走。16頭立ての14番人気で13番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では脚が上がってしまい14着に終わった。

2月12日、中4週で迎えた21戦目は、牝馬限定の5歳以上900万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は後藤浩輝騎手（2戦1勝）。14頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚にキレが無く6着に終わった。

2月26日、中1週で迎えた22戦目は、牝馬限定の5歳以上900万下（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は田中勝春騎手（3戦0勝）。12頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では脚が残っておらず11着に終わった。

4月2日、中4週で迎えた23戦目は、牝馬限定の5歳以上900万下（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中勝春騎手（4戦0勝）。16頭立ての15番人気で9番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では目立つような脚を使えず14着に終わった。

4月23日、中2週で迎えた24戦目は、高橋亮騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。16頭立ての14番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始2番手を追走。最後は脚を失くしてしまい12着に終わった。

5月7日、中1週で迎えた25戦目は、牝馬限定の5歳以上900万下の清里特別（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は後藤浩輝騎手（3戦1勝）。11頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では余力が残っておらず11着に敗れた。

5月27日、中2週で迎えた26戦目は、5歳以上900万下の秋川特別（東京ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は北村宏司騎手（1戦0勝）。16頭立ての14番人気で大外16番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では脚が上がってしまい15着に終わった。

8月20日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から10kg増やして迎えた27戦目は、4歳以上900万下の真間川特別（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は田中勝春騎手（5戦0勝）。16頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを16番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい14着に終わった。