グロンシャール（1996年生、母ポールトゥウィン）

グロンシャール（1996年4月1日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のヘクタープロテクター（当時8歳）と交配したポールトゥウィンが8歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。戦績は、中央平地35戦4勝2着3回。主な勝ち鞍は2001年の4歳以上900万下(牝)。

経歴

デビュー前

サンデーサラブレッドクラブにて総額1,200万円（30万×40口）で一口馬主が募集された。

宗像義忠厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1998年）

9月12日、デビュー戦は蛯名正義騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳新馬（中山芝1200m 外回り曇/良）に出走。馬体重は462kg。11頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず6着に敗れた。

10月4日、中2週で迎えた2戦目は、3歳新馬（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で蛯名正義騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、平均的なペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のインターサクセスに2馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

11月7日、中4週で迎えた3戦目は、高橋亮騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定2歳G3のファンタジーステークス（京都芝1400m 外回り晴/良）に出走。重賞競走への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。12頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始3番手を追走。直線では最後まで息が続かず12着に終わった。

12月12日、中4週で迎えた4戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下の黒松賞（中山芝1200m 外回り曇/良）に出走。16頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで頑張ったが、4着に入った。

12月26日、中1週で馬体重を前走から16kg減らして迎えた5戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定2歳G3のフェアリーステークス（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位争いには絡めず6着に終わった。

3歳（1999年）

3月6日、中9週で迎えた6戦目は、牝馬限定4歳500万下の桃花賞（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は蛯名正義騎手（2戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では脚を伸ばせず8着に敗れた。

4月18日、中5週で迎えた7戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下（中山ダート1200m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての4番人気に推されて12番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では出色の末脚を繰り出したが、3着に終わった。

5月1日、中1週で迎えた8戦目は、牝馬限定の4歳500万下（東京ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中勝春騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位争いには加われず8着に敗れた。

9月18日、約4か月半の休養明けで迎えた9戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中山ダート1200m 曇/良）に50kgの軽斤量で出走。16頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、速いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと伸びが足りず、5着に終わった。

10月23日、中4週で迎えた10戦目は、4歳以上500万下（東京ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で北村宏司騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では天稟の負けじ魂を発揮してゴールまで力走したが、4着に終わった。

11月13日、中2週で迎えた11戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（東京ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で北村宏司騎手（2戦0勝）。16頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では持ち前の粘り強さでしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったインディペンデンスにねじ伏せられて1馬身1/4差の2着となった。

12月4日、中2週で迎えた12戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で北村宏司騎手（3戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るツクバコウフウを驚異的な末脚で交わし去り、最後は3馬身半の差をつけて1着ゴールを果たした。

4歳（2000年）

4月15日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた13戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下（中山ダート1200m 雨/重）に出走。15頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張り、3着に入った。

5月13日、中3週で迎えた14戦目は、5歳以上900万下の八ケ岳特別（東京ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で横山典弘騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて12番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、若干遅いペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では末脚を持続できず、3着に終わった。

6月10日、中3週で迎えた15戦目は、5歳以上900万下（東京ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は北村宏司騎手（4戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

7月30日、中6週で迎えた16戦目は、4歳以上500万下の羽鳥湖特別（福島ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で北村宏司騎手（5戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

8月12日、中1週で迎えた17戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（中山ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で北村宏司騎手（6戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では驚異的な末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のファインルナラックに1馬身3/4の差をつけて勝利を手中に収めた。

8月20日、連闘で迎えた18戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下の真間川特別（中山ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では持ち前のしぶとさで最後まで脚を伸ばしたが、抜け出したハタノアドニスに3/4馬身届かず2着に敗北した。

10月22日、中8週で迎えた19戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の多摩川特別（東京ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は北村宏司騎手（7戦2勝）。16頭立ての4番人気に推されて10番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では見せ場なく9着に敗れた。

11月5日、中1週で迎えた20戦目は、牝馬限定の4歳以上900万下（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で北村宏司騎手（8戦2勝）。14頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではしぶとく伸び続けたが、抜け出したブロンディナゲットにクビ差届かず2着となった。

11月18日、中1週で迎えた21戦目は、4歳以上900万下の相模湖特別（東京芝1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で北村宏司騎手（9戦2勝）。13頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり1位タイの末脚を繰り出したが上位争いには絡めず5着に敗れた。

5歳（2001年）

2月25日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた22戦目は、4歳以上900万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で北村宏司騎手（10戦2勝）。16頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では末脚に勢いがなく9着に終わった。

3月10日、中1週で迎えた23戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の春風賞（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で北村宏司騎手（11戦2勝）。16頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では天賦の勝負根性でゴールまで勇戦し、3着に入った。

3月31日、中2週で迎えた24戦目は、牝馬限定の4歳以上900万下（中山ダート1200m 雪/不良）に出走。鞍上は6戦連続で北村宏司騎手（12戦2勝）。13頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではジリジリと前との差を詰めて先頭をうかがい、最後は2着のスギノトヨヒメをクビ差振り切って雪中の激闘を制した。

7月21日、約3か月半の休養明けで迎えた25戦目は、3歳以上1000万下の豊栄特別（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で北村宏司騎手（13戦3勝）。18頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線では脚を伸ばせず16着に終わった。

9月1日、中5週で迎えた26戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の飯豊特別（新潟芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で北村宏司騎手（14戦3勝）。18頭立ての7番人気で15番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では見せ場を作れず13着に敗れた。

9月30日、中3週で迎えた27戦目は、3歳以上1000万下の浦安特別（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は田中勝春騎手（2戦0勝）。15頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず13着に敗れた。

10月21日、中2週で迎えた28戦目は、牝馬限定の3歳以上1000万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中勝春騎手（3戦0勝）。11頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く7着に終わった。

11月4日、中1週で迎えた29戦目は、菊沢隆徳騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1000万下（東京ダート1400m 晴/重）に出走。14頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位には割り込めず6着に敗れた。

11月18日、中1週で迎えた30戦目は、横山義行騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下（東京ダート1200m 曇/良）に出走。16頭立ての8番人気で15番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず8着に敗れた。

12月2日、中1週で迎えた31戦目は、3歳以上1000万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は田中勝春騎手（4戦0勝）。16頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入った。

12月16日、中1週で迎えた32戦目は、牝馬限定の3歳以上1000万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は蛯名正義騎手（3戦1勝）。15頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを8番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

6歳（2002年）

2月10日、中7週で迎えた33戦目は、木幡初広騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上1000万下（東京ダート1200m 曇/良）に出走。16頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、5着に終わった。

3月9日、中3週で迎えた34戦目は、4歳以上1000万下の春風賞（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は北村宏司騎手（15戦3勝）。16頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では鋭い脚を使えず9着に敗れた。

3月31日、中2週で迎えた35戦目は、牝馬限定の4歳以上1000万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で北村宏司騎手（16戦3勝）。15頭立ての5番人気で14番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入った。