ファインルナラック（1996年生、母メイジサファイア）

ファインルナラック（1996年5月17日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のカコイーシーズ（当時10歳）と交配したメイジサファイアが9歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は合資会社明治牧場。戦績は、中央平地34戦3勝2着4回。主な勝ち鞍は2000年の羽鳥湖特別(500万下)。

経歴

デビュー前

佐藤吉勝厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1999年）

5月29日、デビュー戦は後藤浩輝騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の4歳未勝利（東京ダート1200m 曇/良）に出走。馬体重は496kg。16頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず7着に敗れた。

6月12日、中1週で迎えた2戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で後藤浩輝騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて15番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では天稟の敢闘精神でゴールまで力走したが、4着に終わった。

10月3日、約4か月の休養明けで迎えた3戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳未勝利（中山ダート1800m 曇/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では全く伸びず10着に敗れた。

10月23日、中2週で迎えた4戦目は、小林淳一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳未勝利（福島ダート1000m 晴/良）に出走。11頭立ての8番人気で大外11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前のタフネスでしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったグッバイマイラブに詰め切れず、2馬身半差の2着となった。

11月20日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた5戦目は、大西直宏騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（福島ダート1000m 晴/稍重）に出走。12頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では次元の違う末脚を爆発させて先頭に躍り出て、最後は2着のトウケイフォーティに2馬身の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

12月19日、中3週で迎えた6戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で大西直宏騎手（1戦1勝）。16頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず7着に敗れた。

4歳（2000年）

1月9日、中2週で迎えた7戦目は、5歳以上500万下（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で大西直宏騎手（2戦1勝）。16頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では目立つような脚を使えず8着に終わった。

1月30日、中2週で迎えた8戦目は、牝馬限定の5歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で大西直宏騎手（3戦1勝）。16頭立ての10番人気で13番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では上がり4位タイの末脚を繰り出したが上位には割り込めず14着に終わった。

6月4日、約4か月の休養明けで迎えた9戦目は、5歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で大西直宏騎手（4戦1勝）。16頭立ての12番人気で大外16番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚色が鈍り13着に終わった。

6月19日、中1週で迎えた10戦目は、牝馬限定の5歳以上500万下（東京ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で大西直宏騎手（5戦1勝）。15頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では力強い脚運びでゴールまで頑張り、3着に入った。

7月8日、中2週で迎えた11戦目は、牝馬限定の5歳以上500万下（東京ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は7戦連続で大西直宏騎手（6戦1勝）。14頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線ではキレのある末脚を披露し、3着に入った。

7月30日、中2週で迎えた12戦目は、4歳以上500万下の羽鳥湖特別（福島ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で大西直宏騎手（7戦1勝）。12頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線に入ると、前で粘るハミウケリョウコを豪脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて2勝目を収める

8月12日、中1週で迎えた13戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（中山ダート1000m 晴/良）に牝馬ながら57kgの斤量を背負って出走。鞍上は9戦連続で大西直宏騎手（8戦2勝）。14頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではスパッと切れる脚で猛追したが、勝ったグロンシャールに詰め切れず、1馬身3/4差の2着となった。

9月9日、中3週で迎えた14戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で大西直宏騎手（9戦2勝）。16頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るニシノマリアを豪脚で半馬身差し切って3勝目を手にした。

5歳（2001年）

3月10日、約6か月の休み明けで迎えた15戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上900万下（阪神ダート1200m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。12頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず8着に敗れた。

3月31日、中2週で迎えた16戦目は、牝馬限定の4歳以上900万下（中山ダート1200m 雪/不良）に出走。鞍上は大西直宏騎手（10戦3勝）。13頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず10着に敗れた。

4月14日、中1週で迎えた17戦目は、牝馬限定の4歳以上900万下（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で大西直宏騎手（11戦3勝）。14頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず9着に敗れた。

4月28日、中1週で迎えた18戦目は、牝馬限定の4歳以上900万下の清里特別（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は小林淳一騎手（1戦0勝）。15頭立ての15番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後はバテてしまい9着に終わった。

5月19日、中2週で迎えた19戦目は、高山太郎騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上900万下の御嶽特別（中京ダート1700m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての14番人気で13番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを16番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず15着に終わった。

6月10日、中2週で迎えた20戦目は、4歳以上900万下（東京芝1400m 曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は大西直宏騎手（12戦3勝）。15頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位には届かず11着に終わった。

7月21日、中5週で迎えた21戦目は、3歳以上1000万下の岩室特別（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は高山太郎騎手（1戦0勝）。14頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸び、3着に入り込んだ。

9月1日、中5週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた22戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の飯豊特別（新潟芝1400m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は大西直宏騎手（13戦3勝）。18頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。敢然と端をきり、ミドルペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はバタバタになってしまい8着に終わった。

9月16日、中1週で迎えた23戦目は、3歳以上1000万下の茨城新聞杯（中山ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は高山太郎騎手（2戦0勝）。15頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後はバテてしまい9着に敗れた。

9月30日、中1週で迎えた24戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の浦安特別（中山ダート1200m 曇/良）に出走。15頭立ての9番人気で大外15番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く9着に終わった。

10月21日、中2週で迎えた25戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の鏑矢特別（新潟芝1000m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は高山太郎騎手（3戦0勝）。18頭立ての14番人気で大外18番ゲートからスタート。5着に入り込んだ。

6歳（2002年）

9月15日、約11か月の休み明けで迎えた26戦目は、3歳以上1000万下の湯之谷特別（新潟ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で高山太郎騎手（4戦0勝）。14頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では末脚にキレが無く13着に終わった。

10月6日、中2週で迎えた27戦目は、小野次郎騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1000万下（中山ダート1200m 曇/良）に出走。13頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では末脚がパッとせず11着に終わった。

10月19日、中1週で迎えた28戦目は、丸山侯彦騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の内房特別（中山ダート1200m 曇/良）に出走。16頭立ての16番人気で2番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線ではいい脚を見せられず7着に終わった。

11月3日、中1週で迎えた29戦目は、O.ペリエ騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1000万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。14頭立ての11番人気で13番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では迫力のある伸び脚で猛追したが、勝ったカネツテンビーに詰め切れず、4馬身差の2着となった。

11月16日、中1週で迎えた30戦目は、村田一誠騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下（中山ダート1200m 曇/良）に出走。15頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では末脚に勢いがなく13着に終わった。

12月22日、中4週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた31戦目は、佐藤哲三騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下のハッピーエンドカップ（中山ダート1200m 曇/不良）に出走。16頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では上がり1位タイの末脚を繰り出したが上位には食い込めず10着に終わった。

7歳（2003年）

1月12日、中2週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた32戦目は、牝馬限定の4歳以上1000万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は大西直宏騎手（14戦3勝）。16頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では堅実に脚を伸ばしたが、勝ったサパテアードに詰め切れず、1馬身1/4差の2着となった。

2月15日、中4週で迎えた33戦目は、牝馬限定の4歳以上1000万下（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で大西直宏騎手（15戦3勝）。15頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では決め手が足りず8着に敗れた。

3月1日、中1週で迎えた34戦目は、牝馬限定の4歳以上1000万下（中山ダート1200m 小雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で大西直宏騎手（16戦3勝）。16頭立ての9番人気で大外16番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、終始7番手を追走。最後はスピードが落ちてしまい13着に終わった。