コルネット（2016年生、母ラッドルチェンド）

コルネット（2016年4月11日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「小さい金管楽器の一種。本馬の血統より連想」。毛色は鹿毛。種牡馬のオルフェーヴル（当時8歳）と交配したラッドルチェンドが7歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。戦績は、中央平地2戦0勝。主な勝ち鞍は2019年の3歳。

経歴

デビュー前

シルクホースクラブにて総額2,400万円（4.8万×500口）で一口馬主が募集された。

平田修厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2018年）

9月1日、デビュー戦は丸山元気騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（札幌芝1500m 晴/稍重）に出走。馬体重は400kg。9頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず7着に終わった。

12月15日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた2戦目は、富田暁騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（中京芝1600m 晴/良）に出走。16頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず9着に終わった。

3歳（2019年）

1月20日、中4週で迎えた3戦目は、坂井瑠星騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（京都芝1600m 小雨/稍重）に出走。16頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを9番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位争いには参加できず9着に終わった。

3月2日、中5週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた4戦目は、荻野極騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（小倉芝2000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての11番人気で14番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを4番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張り、4着に入り込んだ。

4月13日、中5週で迎えた5戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（福島芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で荻野極騎手（1戦0勝）。16頭立ての9番人気で13番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを11番手で通過。直線ではキレのいい末脚を発揮し、5着に入り込んだ。

5月12日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた6戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（京都芝2000m 晴/良）に出走。12頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では脚を伸ばせず5着に敗れた。

6月23日、中5週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（函館芝1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は荻野極騎手（2戦0勝）。16頭立ての5番人気で14番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを10番手で通過。直線では上がり4位タイの伸び脚を披露したが上位争いには参加できず9着に敗れた。

8月4日、中5週で迎えた8戦目は、団野大成騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（札幌芝2000m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。13頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず6着に終わった。

8月25日、中2週で迎えた9戦目は、3歳未勝利（札幌芝2600m 曇/稍重）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で団野大成騎手（1戦0勝）。14頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では伸びが劣勢になり7着に敗れた。

2019年8月28日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。

10月8日、中5週で迎えた10戦目は、水野翔騎手を鞍上に迎えて、3歳（笠松ダート1400m 曇/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では猛烈な末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のシルフィーナに1馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

10月23日、中1週で迎えた11戦目は、3歳（笠松ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で水野翔騎手（1戦1勝）。8頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では目覚ましい伸び脚で追い上げたが、抜け出したムーンオブバローダを捕まえ切れず、1馬身差の2着となった。

11月6日、中1週で迎えた12戦目は、一般C16（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で水野翔騎手（2戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走したが、3着に終わった。

11月19日、中1週で迎えた13戦目は、一般C19（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で水野翔騎手（3戦1勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線に入ると、前で粘るキチロクアユノを鬼脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて断トツの支持に応えた。

12月31日、中5週で迎えた14戦目は、OKB大垣共立銀行ピピット杯（笠松ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で水野翔騎手（4戦2勝）。9頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では我慢強くタフに走り抜いたが、勝ったサンマルフラッシュに詰め切れず、1馬身差の2着となった。

4歳（2020年）

1月9日、連闘で迎えた15戦目は、一般C10（笠松ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で水野翔騎手（5戦2勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では堅実な伸びを見せたが、勝ったプラピルーンに詰め切れず、6馬身差の2着に敗北した。

1月23日、中1週で迎えた16戦目は、一般C11（笠松ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は7戦連続で水野翔騎手（6戦2勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。ハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では異次元の末脚を弾けさせて突き抜け、最後は2着のルーナセレナータに4馬身の差をつけて断然の支持に応えた。

2020年2月7日付で地方競馬の競走馬登録を抹消した。