ジェミナ（2013年生、母ジェルミナル）

ジェミナ（2013年3月16日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「バルト神話の大地の女神」。毛色は鹿毛。種牡馬のハービンジャー（当時7歳）と交配したジェルミナルが8歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。戦績は、中央平地5戦0勝、地方6戦3勝2着1回。主な勝ち鞍は2017年の一般C21。

経歴

デビュー前

社台サラブレッドクラブにて総額2,000万円（50万×40口）で一口馬主が募集された。

野中賢二厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2015年）

10月10日、デビュー戦はM.デムーロ騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（京都芝1600m 曇/良）に出走。馬体重は436kg。15頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず8着に敗れた。

3歳（2016年）

4月23日、約6か月半の休み明けで迎えた2戦目は、藤岡佑介騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（福島芝2000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では上がり4位タイの伸び脚を披露したが上位には届かず6着に敗れた。

5月15日、中2週で迎えた3戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（京都芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤岡佑介騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の大外を通りながら4コーナーを7番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい6着に敗れた。

7月31日、約2か月半の間隔を開けて迎えた4戦目は、松田大作騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（小倉芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり6着に敗れた。

9月4日、中4週で迎えた5戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（小倉芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で松田大作騎手（1戦0勝）。18頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では見せ場なく13着に敗れた。

4歳（2017年）

2月6日、約5か月の休養明けで迎えた6戦目は、田知弘久騎手を鞍上に迎えて、一般C29（笠松ダート1400m 晴/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では迫力のある伸び脚で追い上げたが、勝ったシルバークィーンに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

3月8日、中3週で迎えた7戦目は、池田敏樹騎手を鞍上に迎えて、一般C19（笠松ダート1400m 曇/稍重）に出走。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のミリオーレをハナ差振り切って初白星を挙げた。

3月23日、中1週で迎えた8戦目は、春色特別（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で池田敏樹騎手（1戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではゴールまでじわりじわりと伸びたが、3着に終わった。

4月3日、中1週で迎えた9戦目は、一般C24（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で池田敏樹騎手（2戦1勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線に入ると、前で粘るグランアンスを次元の違う末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて圧倒的支持に応えた。

4月26日、中2週で迎えた10戦目は、牡丹特別（笠松ダート1600m 雨/重）に出走。鞍上は4戦連続で池田敏樹騎手（3戦2勝）。8頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず5着に敗れた。

5月8日、中1週で迎えた11戦目は、一般C21（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で池田敏樹騎手（4戦2勝）。8頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では別次元の末脚を弾けさせて先頭に躍り出て、最後は2着のハイクラスバイオに2馬身半の差をつけてファンの高評価に応えた。