ダンツライブリー（1997年生、母ミルフォードベスト）

ダンツライブリー（1997年4月1日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は青鹿毛。種牡馬のウイニングチケット（当時7歳）と交配したミルフォードベストが14歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は原口ファーム。戦績は、中央平地11戦0勝、地方10戦7勝2着1回。主な勝ち鞍は2001年の一般C2二。

経歴

デビュー前

1歳のとき、原口ファームから「北海道8月市場サラブレッド2歳」に上場され、山元哲二によって955.5万円で落札された。

岩城博俊厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2000年）

2月26日、デビュー戦は矢原洋一騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（中山ダート1800m 曇/良）に出走。馬体重は510kg。16頭立ての15番人気で8番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位には届かず7着に終わった。

3月12日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた2戦目は、4歳新馬（中山ダート1800m 小雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で矢原洋一騎手（1戦0勝）。16頭立ての13番人気で9番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい8着に終わった。

3月25日、中1週で迎えた3戦目は、4歳未勝利（中山ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で矢原洋一騎手（2戦0勝）。15頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず8着に終わった。

4月16日、中2週で迎えた4戦目は、4歳未勝利（中山ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で矢原洋一騎手（3戦0勝）。15頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く9着に終わった。

4月30日、中1週で迎えた5戦目は、4歳未勝利（東京芝2300m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は5戦連続で矢原洋一騎手（4戦0勝）。8頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではいいところがなく8着に終わった。

5月13日、中1週で迎えた6戦目は、加藤和宏騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（東京ダート1600m 曇/良）に出走。12頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では天稟の負けじ心を発揮してゴールまで力走し、最後はスズアポロと並んで4着同着となった。

5月28日、中1週で迎えた7戦目は、4歳未勝利（東京ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で加藤和宏騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では見せ場を作れず6着に敗れた。

6月10日、中1週で迎えた8戦目は、4歳未勝利（東京ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は矢原洋一騎手（5戦0勝）。16頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで頑張り、3着に入った。

6月24日、中1週で迎えた9戦目は、4歳未勝利（東京ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で矢原洋一騎手（6戦0勝）。16頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では決め手が足りず7着に敗れた。

7月8日、中1週で迎えた10戦目は、4歳未勝利（東京ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で矢原洋一騎手（7戦0勝）。16頭立ての8番人気で大外16番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸び、3着に入った。

7月23日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた11戦目は、4歳未勝利（福島ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で矢原洋一騎手（8戦0勝）。13頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚にキレが無く5着に敗れた。

11月28日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から20kg絞って迎えた12戦目は、池田鉄平騎手を鞍上に迎えて、’00フェイスフルレイン特別（5）（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。14頭立ての13番人気で9番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では見せ場なく12着に終わった。

4歳（2001年）

1月23日、中7週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた13戦目は、中島洋三騎手を鞍上に迎えて、一般C（荒尾ダート1400m 晴/稍重）に出走。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。最後は、2着のシンボリストームに1馬身半の差をつけて待望の初白星を挙げた。

3月24日、中8週で迎えた14戦目は、吉田隆二騎手を鞍上に迎えて、一般C（荒尾ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。最後は、2着のヒノデティアラに半馬身の差をつけて2勝目をつかんだ。

4月15日、中2週で迎えた15戦目は、吉井浩和騎手を鞍上に迎えて、一般C1 C2（荒尾ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のホーマンアーチに半馬身の差をつけて3勝目を手中に収めた。

5月4日、中2週で迎えた16戦目は、一般C1（荒尾ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は吉田隆二騎手（1戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のナカトップテスコに5馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

5月19日、中1週で迎えた17戦目は、一般C1（荒尾ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田隆二騎手（2戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。最後は、2着のサチヤグモに半馬身の差をつけて怒涛の5連勝を決めた。

6月10日、中2週で迎えた18戦目は、一般C1（荒尾ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉田隆二騎手（3戦3勝）。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、2着のヤナギリーダーに2馬身半の差をつけて獅子奮迅の6連勝を決めた。

7月4日、中2週で馬体重を前走から13kg減らして迎えた19戦目は、酒井忍騎手を鞍上に迎えて、一般C2三（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。3着に終わった。

7月16日、中1週で迎えた20戦目は、一般C2二（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で酒井忍騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るワンダーウインを次元の違う末脚でクビ差だけ差し切って先頭ゴールを果たした。

9月3日、中6週で馬体重を前走から15kg増やして迎えた21戦目は、一般C1五（浦和ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で酒井忍騎手（2戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では持ち前のスタミナで最後まで踏ん張ったが、勝ったアサカホイストに詰め切れず、7馬身差の2着に敗北した。