サダムサンジロウ（2002年生、母クインズクラウン）

サダムサンジロウ（2002年4月30日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋三次郎」。毛色は鹿毛。種牡馬のヘクタープロテクター（当時14歳）と交配したクインズクラウンが9歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者はハシモトファーム。戦績は、中央平地9戦1勝、地方14戦0勝2着1回。主な勝ち鞍は2005年の3歳新馬。

経歴

デビュー前

鮫島一歩厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2005年）

3月20日、デビュー戦は小牧太騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（阪神ダート1800m 曇/稍重）に出走。馬体重は428kg。16頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、平均ペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のザカラーオブラヴに1馬身3/4の差をつけて初勝利を挙げた。

4月9日、中2週で迎えた2戦目は、3歳500万下（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小牧太騎手（1戦1勝）。16頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線ではキレのある末脚を発揮したが、5着に終わった。

5月1日、中2週で迎えた3戦目は、3歳500万下（京都ダート1800m 小雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で小牧太騎手（2戦1勝）。16頭立ての6番人気で大外16番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は脚色が鈍り10着に敗れた。

6月26日、中7週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた4戦目は、3歳以上500万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で小牧太騎手（3戦1勝）。16頭立ての5番人気で大外16番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では末脚を伸ばせず11着に敗れた。

7月16日、中2週で迎えた5戦目は、3歳以上500万下の足立山特別（小倉芝1800m 晴/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は5戦連続で小牧太騎手（4戦1勝）。10頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。最後はバタバタになってしまい10着に終わった。

7月31日、中1週で迎えた6戦目は、芹沢純一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（小倉ダート1700m 晴/不良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では決め手が足りず11着に終わった。

12月24日、約5か月の休み明けで迎えた7戦目は、上村洋行騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（阪神ダート1400m 曇/良）に出走。16頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では上がり4位タイの末脚を繰り出したが上位には届かず12着に終わった。

4歳（2006年）

1月14日、中2週で迎えた8戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1800m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で上村洋行騎手（1戦0勝）。16頭立ての15番人気で2番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり15着に終わった。

6月10日、約5か月の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた9戦目は、上野翔騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京芝2500m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。15頭立ての15番人気で大外15番ゲートからスタート。先手を取り、緩いペースで一団を先導。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では鋭い脚を使えず15着に終わった。

8月1日、中6週で馬体重を前走からさらに10kg増やして迎えた10戦目は、斉藤正弘騎手を鞍上に迎えて、ダージー賞（旭川ダート1600m 晴/良）に出走。11頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。5着に終わった。

8月16日、中1週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた11戦目は、カペラ特別（旭川ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で斉藤正弘騎手（1戦0勝）。10頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。8着に敗れた。

8月29日、中1週で迎えた12戦目は、ブラックタキシード賞（旭川ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で斉藤正弘騎手（2戦0勝）。11頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。8着に終わった。

9月12日、中1週で迎えた13戦目は、カコイーシーズ賞（旭川ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で斉藤正弘騎手（3戦0勝）。11頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。5着に終わった。

9月26日、中1週で迎えた14戦目は、ヒシミラクル賞（旭川ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で斉藤正弘騎手（4戦0勝）。13頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。8着に終わった。

10月10日、中1週で迎えた15戦目は、がんばれホッカイドウ競馬特別（旭川ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は6戦連続で斉藤正弘騎手（5戦0勝）。10頭立ての10番人気で大外10番ゲートからスタート。5着に終わった。

10月25日、中1週で迎えた16戦目は、日胆農協青年部「絆」特別（札幌(地)ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で斉藤正弘騎手（6戦0勝）。12頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず5着に終わった。

11月8日、中1週で迎えた17戦目は、川島洋人騎手を鞍上に迎えて、NOSAI日高特別（札幌(地)ダート1700m 晴/重）に出走。11頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

12月25日、中6週で迎えた18戦目は、早田秀治騎手を鞍上に迎えて、一般C1十（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。14頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では忍耐力が光る走りを見せたが、勝ったミヤコノアドミラルに詰め切れず、2馬身差の2着となった。

5歳（2007年）

1月23日、中3週で迎えた19戦目は、山田信大騎手を鞍上に迎えて、白山特別（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。13頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では目立つような脚を使えず9着に終わった。

2月19日、中3週で迎えた20戦目は、桑島孝春騎手を鞍上に迎えて、高田馬場特別（大井ダート1800m 晴/重）に出走。14頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり7着に敗れた。

3月14日、中2週で迎えた21戦目は、張田京騎手を鞍上に迎えて、駒形特別（大井ダート1800m 晴/良）に出走。12頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい6着に敗れた。

3月26日、中1週で迎えた22戦目は、杉並区特別（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で張田京騎手（1戦0勝）。11頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では決め手が足りず5着に終わった。

4月16日、中2週で迎えた23戦目は、おおぐま座特別（大井ダート1600m 内回り雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で張田京騎手（2戦0勝）。13頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず9着に終わった。