ピサノキプロス（1999年生、母スナークライナー）

ピサノキプロス（1999年3月11日）は、日本の競走馬。牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のエルハーブ（当時8歳）と交配したスナークライナーが13歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）笹地牧場。戦績は、中央平地10戦0勝2着1回、中央障害2戦0勝、地方13戦3勝2着1回。主な勝ち鞍は2003年の一般B17。

経歴

デビュー前

1歳のとき、笹地牧場から「北海道10月市場サラブレッド2歳」に上場され、サラブレッドトレーディングによって525万円で落札された。

大久保正陽厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2001年）

12月9日、デビュー戦は池添謙一騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は464kg。12頭立ての6番人気で13番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではキレのある末脚を披露したが、4着に終わった。

12月23日、中1週で迎えた2戦目は、2歳新馬（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で池添謙一騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では伸びあぐねて8着に敗れた。

3歳（2002年）

1月12日、中2週で迎えた3戦目は、四位洋文騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（京都ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず9着に終わった。

1月19日、連闘で馬体重を前走から10kg減らして迎えた4戦目は、川原正一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（京都ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では上がり1位タイの伸び脚を披露したが上位には割り込めず4着に終わった。

3月30日、中9週で迎えた5戦目は、秋山真一郎騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/不良）に出走。16頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では逸出した伸び脚で猛進したが、勝ったブレーヴホーラーにねじ伏せられて2馬身半差の2着となった。

4月20日、中2週で迎えた6戦目は、武幸四郎騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1400m 曇/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

5月11日、中2週で迎えた7戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（京都ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は秋山真一郎騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず10着に敗れた。

7月20日、中9週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（小倉ダート1700m 曇/不良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は武幸四郎騎手（1戦0勝）。14頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを10番手で通過。直線では速い脚を使えず10着に敗れた。

8月3日、中1週で迎えた9戦目は、高橋亮騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（小倉ダート1700m 曇/良）に出走。14頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では見せ場なく9着に終わった。

11月23日、約3か月半の休養明けで迎えた10戦目は、3歳以上500万下（福島ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で高橋亮騎手（1戦0勝）。13頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり13着に終わった。

12月21日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた11戦目は、高橋康之騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート3000m 雨）に出走。14頭立ての14番人気で11番ゲートからスタート。14着に終わった。

4歳（2003年）

1月12日、中2週で迎えた12戦目は、障害4歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2930m 晴）に出走。鞍上は2戦連続で高橋康之騎手（1戦0勝）。14頭立ての14番人気で6番ゲートからスタート。9着に終わった。

2月27日、中6週で迎えた13戦目は、丸野勝虎騎手を鞍上に迎えて、一般C4（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のオトメノショウリに4馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

3月28日、中3週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた14戦目は、一般B17（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で丸野勝虎騎手（1戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のタカトモコマンドに3/4馬身の差をつけて2勝目を掴み取った。

4月14日、中1週で迎えた15戦目は、一般B13（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で丸野勝虎騎手（2戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、勝ったシゲチャンから3/4馬身差の2着に敗北した。

4月21日、連闘で迎えた16戦目は、一般B13（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で丸野勝虎騎手（3戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のサブリナルックに1馬身の差をつけて3勝目をマークした。

5月2日、中1週で迎えた17戦目は、一般B9（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で丸野勝虎騎手（4戦3勝）。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。3着に終わった。

5月27日、中3週で迎えた18戦目は、一般B7（名古屋ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で丸野勝虎騎手（5戦3勝）。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。4着に敗れた。

6月10日、中1週で迎えた19戦目は、一般B6（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で丸野勝虎騎手（6戦3勝）。10頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。6着に敗れた。

6月18日、連闘で迎えた20戦目は、一般B7（名古屋ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は8戦連続で丸野勝虎騎手（7戦3勝）。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。6着に敗れた。

7月1日、中1週で迎えた21戦目は、一般B7（名古屋ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は9戦連続で丸野勝虎騎手（8戦3勝）。10頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。4着に敗れた。

7月21日、中2週で迎えた22戦目は、一般B6（名古屋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は10戦連続で丸野勝虎騎手（9戦3勝）。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。3着に終わった。

8月4日、中1週で迎えた23戦目は、一般B6（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で丸野勝虎騎手（10戦3勝）。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。6着に敗れた。

8月26日、中2週で迎えた24戦目は、一般B6（名古屋ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は12戦連続で丸野勝虎騎手（11戦3勝）。10頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。10着に終わった。

9月25日、中3週で迎えた25戦目は、一般B10（名古屋ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は13戦連続で丸野勝虎騎手（12戦3勝）。10頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。9着に終わった。