モルフェジン（1995年生、母マイルストーン）

モルフェジン（1995年4月7日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は青鹿毛。種牡馬のノーリユート（当時17歳）と交配したマイルストーンが14歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は西田雄二。戦績は、中央平地31戦4勝2着1回、中央障害4戦1勝。主な勝ち鞍は1999年の潮騒特別(900万下)。

経歴

デビュー前

大江原哲厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1997年）

7月13日、デビュー戦は福永祐一騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（小倉芝1000m 晴/良）に出走。馬体重は450kg。11頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではいい脚を見せられず6着に敗れた。

8月9日、中3週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（小倉ダート1000m 晴/重）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で福永祐一騎手（1戦0勝）。11頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びあぐねて6着に敗れた。

9月20日、中5週で迎えた3戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1000m 晴/稍重）に出走。8頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、壮絶なハイペースで集団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では持ち味の忍耐力で最後まで奮闘したが、勝ったエンジェルシアターにねじ伏せられて1馬身1/4差の2着となった。

11月1日、中5週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で江田照男騎手（1戦0勝）。11頭立ての5番人気で大外11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では速い脚を持続できず、3着に終わった。

11月15日、中1週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（東京芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で江田照男騎手（2戦0勝）。12頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、ミドルペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では瞬発力に富んだ末脚を発揮し、3着に入った。

3歳（1998年）

7月18日、約8か月の休養明けで馬体重を前走から34kg増やして迎えた6戦目は、岡部幸雄騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（函館芝1800m 曇/良）に出走。14頭立ての3番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、スローペースで馬群を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線ではあとひと押しが利かず、4着に終わった。

8月2日、中1週で迎えた7戦目は、4歳未勝利（函館ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で岡部幸雄騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、平均ペースで集団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線ではもうひと伸びが足りず、3着に終わった。

8月30日、中3週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた8戦目は、浜野谷憲尚騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（新潟芝1600m 外回り雨/重）に出走。18頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。敢然と端をきり、若干速いペースで一団を引っ張る。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のマイネカンパーナに4馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

9月19日、中2週で迎えた9戦目は、4歳以上500万下（中山芝1200m 外回り晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で浜野谷憲尚騎手（1戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、少々速いペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではきっちりと末脚を伸ばして、最後は2着のホクトガーランドに1馬身1/4の差をつけて優勝

10月18日、中3週で迎えた10戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の福島中央テレビ杯（福島芝1200m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で浜野谷憲尚騎手（2戦2勝）。15頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は減速してしまい12着に敗れた。

12月13日、中7週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた11戦目は、4歳以上900万下（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で浜野谷憲尚騎手（3戦2勝）。10頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は減速してしまい8着に終わった。

4歳（1999年）

1月6日、中2週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた12戦目は、5歳以上900万下の東雲賞（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で浜野谷憲尚騎手（4戦2勝）。16頭立ての9番人気で大外16番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、平均的なペースで集団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚色が鈍り16着に終わった。

2月28日、中7週で迎えた13戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で5歳以上900万下の御宿特別（中山芝1200m 外回り晴/良）に53kgの軽斤量で出走。15頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで力闘し、3着を確保した。

3月28日、中3週で迎えた14戦目は、四位洋文騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で5歳以上900万下の摂津特別（阪神芝1400m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。16頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが続かず、5着に終わった。

6月20日、約3か月の間隔を開けて迎えた15戦目は、4歳以上500万下の仁山特別（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は横山典弘騎手（1戦0勝）。8頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では一歩一歩着実に差を詰めて、最後は2着のゲイリーザプライドをハナ差振り切って3勝目を奪取した。

7月11日、中2週で迎えた16戦目は、4歳以上900万下の潮騒特別（函館芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で横山典弘騎手（2戦1勝）。15頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、速いペースで集団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ着実に終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のキングナムラに1馬身1/4の差をつけて4勝目を手に入れた。

7月18日、連闘で迎えた17戦目は、木幡初広騎手を鞍上に迎えて、G3の函館スプリントステークス（函館芝1200m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。12頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はタレてしまい9着に終わった。

8月22日、中4週で迎えた18戦目は、新潟日報賞（新潟芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で木幡初広騎手（1戦0勝）。11頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後は力尽きて11着に終わった。

5歳（2000年）

2月6日、約5か月半の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた19戦目は、高橋亮騎手を鞍上に迎えて、5歳以上1600万下の橿原ステークス（京都ダート1200m 雨/不良）に出走。15頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚勢が悪くなり15着に終わった。

3月19日、中5週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた20戦目は、田嶋翔騎手を鞍上に迎えて、5歳以上1600万下の桶狭間ステークス（中京芝1200m 曇/良）に出走。14頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚が止まってしまい11着に終わった。

3月26日、連闘で迎えた21戦目は、5歳以上1600万下の船橋ステークス（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は江田照男騎手（3戦0勝）。14頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びが劣勢になり6着に終わった。

4月22日、中3週で迎えた22戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で5歳以上1600万下の薫風ステークス（東京芝1400m 晴/稍重）に54kgの軽斤量で出走。14頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、ミドルペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はスピードが落ちてしまい7着に終わった。

5月13日、中2週で迎えた23戦目は、ハンデ戦で5歳以上1600万下の洛陽ステークス（京都芝1400m 外回り晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は四位洋文騎手（1戦0勝）。16頭立ての9番人気で大外16番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、やや遅いペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚を失くしてしまい14着に終わった。

5月28日、中1週で迎えた24戦目は、5歳以上1600万下の飛騨ステークス（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は田嶋翔騎手（1戦0勝）。18頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚が振るわず9着に終わった。

12月3日、約6か月半の休み明けで馬体重を前走から28kg増やして迎えた25戦目は、障害4歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2700m 曇）に57kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で田嶋翔騎手（2戦0勝）。10頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。7着に敗れた。

6歳（2001年）

1月14日、中5週で迎えた26戦目は、障害4歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2700m 晴）に57kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で田嶋翔騎手（3戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。8着に敗れた。

1月20日、連闘で迎えた27戦目は、大江原隆騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2700m 曇）に出走。13頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。最後は、2着のバクシンメロディーに4馬身の差をつけて久々に美酒を浴びた。

5月13日、約4か月の休養明けで迎えた28戦目は、障害4歳以上オープン（東京障害芝→ダート3300m 晴）に出走。鞍上は2戦連続で大江原隆騎手（1戦1勝）。14頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。14着に終わった。

11月18日、約6か月半の休み明けで迎えた29戦目は、大沢辰也騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下（東京ダート1200m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。16頭立ての16番人気で6番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は力尽きて16着に終わった。

12月1日、中1週で迎えた30戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の南総特別（中山芝1200m 外回り曇/良）に出走。鞍上は木幡初広騎手（2戦0勝）。16頭立ての15番人気で7番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、ややハイペースでレースを引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚勢が悪くなり14着に終わった。

12月15日、中1週で迎えた31戦目は、3歳以上1000万下の仲冬特別（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で木幡初広騎手（3戦0勝）。16頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は減速してしまい11着に終わった。

7歳（2002年）

2月3日、中6週で迎えた32戦目は、4歳以上1000万下の火の山特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は田嶋翔騎手（4戦0勝）。16頭立ての16番人気で10番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。最後は力尽きて16着に終わった。

3月3日、中3週で迎えた33戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（中山芝1200m 外回り曇/良）に出走。16頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、やや厳しいペースで馬群を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後はバテてしまい11着に終わった。

3月16日、中1週で迎えた34戦目は、梶晃啓騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1000万下の御宿特別（中山芝1600m 外回り曇/良）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、平均的なペースで一団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では余力が残っておらず15着に終わった。

4月28日、中5週で迎えた35戦目は、L.オールプレス騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1000万下の朝日岳特別（新潟芝1600m 外回り晴/良）に51kgの軽斤量で出走。15頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が鈍り15着に終わった。