サリレモンド（2011年生、母Gallileo Figaro）

サリレモンド（2011年2月21日）は、アメリカ合衆国で生まれ、日本で調教された競走馬。牡馬。馬名の意味は「世界へ昇りつめる（伊）」。毛色は栗毛。種牡馬のSpeightstown（当時13歳）と交配したGallileo Figaroが9歳のときに産んだ仔が本馬である。戦績は、中央平地29戦2勝2着4回、中央障害3戦0勝。主な勝ち鞍は2014年の沈丁花賞(500万下)。

経歴

デビュー前

和田正道厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2013年）

6月22日、デビュー戦は川須栄彦騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（函館ダート1000m 晴/良）に出走。馬体重は502kg。8頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではもうワンパンチ足りず、3着に終わった。

7月13日、中2週で迎えた2戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（函館ダート1000m 晴/良）に出走。10頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では決め手が足りず7着に敗れた。

11月2日、約3か月半の休養明けで迎えた3戦目は、丸山元気騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（福島ダート1150m 晴/良）に出走。16頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず10着に敗れた。

11月24日、中2週で迎えた4戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に出走。16頭立ての8番人気で15番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では切れる脚を使えず6着に敗れた。

12月15日、中2週で迎えた5戦目は、2歳未勝利（中京ダート1800m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は丸山元気騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では圧倒的な末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のバイザスターンに3馬身の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

3歳（2014年）

1月19日、中4週で迎えた6戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。12頭立ての7番人気で大外12番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。最後は脚色が悪くなり9着に終わった。

2月18日、中3週で迎えた7戦目は、藤岡康太騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（東京ダート1600m 晴/重）に出走。16頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、少し遅いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では余力が残っておらず12着に終わった。

3月21日、中3週で馬体重を前走から16kg減らして迎えた8戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下の沈丁花賞（中京ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての8番人気で13番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では一歩一歩確実に末脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のサノイチを3/4馬身振り切って優勝

5月4日、中5週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた9戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、3歳オープンの端午ステークス（京都ダート1400m 晴/良）に出走。15頭立ての15番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では見所を作れず9着に終わった。

5月18日、中1週で迎えた10戦目は、3歳オープンの青竜ステークス（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は三浦皇成騎手（1戦0勝）。16頭立ての16番人気で7番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後はガス欠状態になり15着に終わった。

11月9日、約6か月の休養明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた11戦目は、田辺裕信騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下（東京ダート1600m 曇/良）に出走。11頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天稟のガッツでゴールまで力走し、4着を確保した。

11月30日、中2週で迎えた12戦目は、Z.パートン騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の2014マーヴェラスジョッキーズトロフィー（東京ダート1600m 曇/重）に出走。16頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、平均ペースで集団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は一杯になって最後はタイセイクルーズと並んで15着同着となった。

4歳（2015年）

4月25日、約5か月の休養明けで迎えた13戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の米沢特別（福島ダート1700m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は川須栄彦騎手（1戦0勝）。15頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず10着に終わった。

8月9日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた14戦目は、M.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。15頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では天性の負けん気を発揮してゴールまで力闘したが、5着に終わった。

8月23日、中1週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた15戦目は、3歳以上500万下（新潟ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続でM.デムーロ騎手（1戦0勝）。15頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚がパッとせず6着に敗れた。

9月20日、中3週で迎えた16戦目は、3歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は田辺裕信騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で大外16番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は脚色が鈍り11着に敗れた。

10月31日、中5週で迎えた17戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島ダート1700m 晴/良）に出走。11頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では末脚が冴えず10着に終わった。

12月5日、中4週で迎えた18戦目は、3歳以上500万下（中京ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は田辺裕信騎手（2戦0勝）。13頭立ての6番人気で大外13番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、後続との差を2馬身以上確保して、ユッタリとしたペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、ヤマイチキセキに交わされて3馬身差の2着となった。

12月12日、連闘で迎えた19戦目は、太宰啓介騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中京ダート1800m 曇/重）に出走。16頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。ハナを取り切り、非常に遅いペースでレースを引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚勢がやや鈍り、4着に終わった。

5歳（2016年）

1月17日、中4週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた20戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京ダート1900m 曇/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。先頭に立ち、非常に遅いペースでレースを引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が衰えて6着に敗れた。

1月24日、連闘で迎えた21戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は内田博幸騎手（1戦0勝）。15頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではいい脚を見せられず7着に敗れた。

3月12日、中6週で迎えた22戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京ダート1900m 晴/稍重）に出走。12頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では見せ場なく6着に敗れた。

3月26日、中1週で迎えた23戦目は、松若風馬騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京ダート1800m 晴/良）に出走。11頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前のタフネスで根気強く脚を伸ばしたが、伸びてきたレッドアライヴ決め手に屈して3/4馬身差の2着となった。

4月24日、中3週で迎えた24戦目は、和田翼騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（福島ダート1700m 晴/良）に出走。12頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。端に立つ形となり、やや遅いペースで馬群を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走し、3着に入った。

5月21日、中3週で迎えた25戦目は、4歳以上500万下（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で和田翼騎手（1戦0勝）。15頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。端をきり、若干速いペースで一団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の勝負根性でしぶとく走り抜いたが、ザンブローネにクビ差交わされて2着に惜敗した。

6月26日、中4週で迎えた26戦目は、3歳以上500万下（函館ダート1700m 曇/不良）に出走。鞍上は三浦皇成騎手（2戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前のタフネスで根気強く脚を伸ばしたが、オイルタウンに交わされて1馬身3/4差の2着に敗北した。

7月10日、中1週で迎えた27戦目は、3歳以上500万下（函館ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で三浦皇成騎手（3戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は失速してしまい9着に敗れた。

10月16日、約3か月半の休養明けで迎えた28戦目は、3歳以上500万下（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は和田翼騎手（2戦0勝）。10頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は脚色が悪くなり8着に敗れた。

12月3日、中6週で迎えた29戦目は、A.シュタルケ騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中京ダート1900m 晴/良）に出走。13頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はスピードが落ちてしまい11着に敗れた。

6歳（2017年）

4月2日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた30戦目は、高野和馬騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2880m 晴）に出走。14頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。11着に終わった。

5月21日、中6週で迎えた31戦目は、障害4歳以上未勝利（新潟障害芝2890m 外→内晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で高野和馬騎手（1戦0勝）。14頭立ての13番人気で4番ゲートからスタート。12着に終わった。

9月3日、約3か月半の休養明けで迎えた32戦目は、山本康志騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（新潟障害芝2850m 外→内晴/良）に出走。14頭立ての14番人気で4番ゲートからスタート。12着に終わった。