マルタカウイング（2004年生、母ピースピースフジ）

マルタカウイング（2004年5月30日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋翼」。毛色は栗毛。種牡馬のグラスワンダー（当時9歳）と交配したピースピースフジが9歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は鵜木唯義。戦績は、中央平地3戦0勝、地方18戦9勝2着1回。主な勝ち鞍は2008年の一般C28。

経歴

デビュー前

勢司和浩厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2007年）

8月11日、デビュー戦は蛯名正義騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。馬体重は464kg。16頭立ての8番人気で大外16番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい14着に敗れた。

8月25日、中1週で迎えた2戦目は、村田一誠騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟芝2000m 晴/良）に出走。17頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では今一つ伸び切れず15着に終わった。

10月6日、中5週で迎えた3戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では目立つような脚を使えず9着に終わった。

11月4日、中3週で迎えた4戦目は、東川公則騎手を鞍上に迎えて、もっと牛乳を飲モ～!（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい5着に敗れた。

11月22日、中2週で迎えた5戦目は、尾島徹騎手を鞍上に迎えて、一般C29（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では忍耐力が光る走りを見せたが、抜け出したブルーヴィーナスに半馬身届かず2着に敗北した。

12月11日、中2週で迎えた6戦目は、一般C24（笠松ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は東川公則騎手（1戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではぐんぐんと末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のトップオブオナーに1馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

12月30日、中2週で迎えた7戦目は、さざんか特別（笠松ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は尾島徹騎手（1戦0勝）。9頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では目立つような脚を使えず6着に敗れた。

4歳（2008年）

1月22日、中2週で迎えた8戦目は、岡部誠騎手を鞍上に迎えて、一般C28（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線ではしっかりと末脚を伸ばして、最後は2着のアイファーターボーをクビ差振り切って勝利を手に入れた。

5月4日、約3か月半の休養明けで迎えた9戦目は、中西達也騎手を鞍上に迎えて、一般E8（高知ダート1400m 晴/良）に出走。7頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のナイトサンタンダーに3馬身の差をつけて3勝目を獲得した。

5月25日、中2週で迎えた10戦目は、一般E5（高知ダート1300m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で中西達也騎手（1戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。端を奪う形となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のジョイゲームに2馬身の差をつけて4勝目を掴み取った。

7月20日、中7週で迎えた11戦目は、オーシャン特別（高知ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で中西達也騎手（2戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のウォーターピクルスに4馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

8月23日、中4週で馬体重を前走から15kg増やして迎えた12戦目は、一般D6（高知ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で中西達也騎手（3戦3勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のハローカピタンに4馬身の差をつけて怒涛の5連勝を決めた。

9月19日、中3週で迎えた13戦目は、一般D5（高知ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で中西達也騎手（4戦4勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。果敢に端をきり、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のヒノモトルナを半馬身振り切って獅子奮迅の6連勝を決めた。

10月13日、中2週で迎えた14戦目は、一般D6（高知ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で中西達也騎手（5戦5勝）。7頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには絡めず3着に敗れた。

11月2日、中2週で迎えた15戦目は、一般D4（高知ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で中西達也騎手（6戦5勝）。7頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。端を取り切り、でレースを引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では伸びが劣勢になり4着に敗れた。

11月14日、中1週で迎えた16戦目は、一般D5（高知ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で中西達也騎手（7戦5勝）。7頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後はロディーヒットと並んで1着同着となった。

11月28日、中1週で迎えた17戦目は、初雪特別（高知ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は9戦連続で中西達也騎手（8戦6勝）。9頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では伸びが鈍く8着に敗れた。

12月20日、中2週で迎えた18戦目は、一般D4（高知ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は10戦連続で中西達也騎手（9戦6勝）。8頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線に入ると、前で粘るオンザノットを上がり0位の末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて9勝目を手にした。

5歳（2009年）

1月3日、中1週で迎えた19戦目は、郷間勇太騎手を鞍上に迎えて、岩見記念特別（高知ダート1400m 晴/良）に出走。7頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず3着に敗れた。

1月17日、中1週で迎えた20戦目は、森井美香騎手を鞍上に迎えて、素心蝋梅特別（高知ダート1400m 晴/良）に出走。11頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには参加できず6着に終わった。

2月7日、中2週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた21戦目は、荒磯特別（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で森井美香騎手（1戦0勝）。10頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。競走中止となった。