ブルーヴィーナス（2004年生、母サーストンキセキ）

ブルーヴィーナス（2004年5月4日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋美の女神（ローマ神話）」。毛色は栗毛。種牡馬のトウカイテイオー（当時16歳）と交配したサーストンキセキが9歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は（有）加野牧場。戦績は、中央平地4戦0勝、地方11戦2勝2着4回。主な勝ち鞍は2008年の一般C25。

経歴

デビュー前

YGGオーナーズクラブにて総額1,500万円（3万×500口）で一口馬主が募集された。

加藤和宏厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2007年）

5月6日、デビュー戦は加藤士津八騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳未勝利（新潟芝1400m 曇/良）に出走。馬体重は470kg。16頭立ての10番人気で14番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり4位タイの末脚を見せたが上位には割り込めず8着に終わった。

6月17日、中5週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で加藤士津八騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では末脚に勢いがなく11着に敗れた。

7月29日、中5週で迎えた3戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（新潟芝1000m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で加藤士津八騎手（2戦0勝）。18頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。14着に終わった。

9月2日、中4週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/稍重）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は4戦連続で加藤士津八騎手（3戦0勝）。15頭立ての14番人気で14番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では見せ場なく7着に終わった。

11月4日、中8週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた5戦目は、筒井勇介騎手を鞍上に迎えて、もっと牛乳を飲モ～!（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。先頭に立ち、でレースを引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚勢が衰えて6着に終わった。

11月14日、中0週で馬体重を前走から12kg絞って迎えた6戦目は、一般C34（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で筒井勇介騎手（1戦0勝）。10頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では末脚が冴えず4着に終わった。

11月22日、連闘で迎えた7戦目は、岡部誠騎手を鞍上に迎えて、一般C29（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。前に出て、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では総身の力で末脚を持続させて、最後は2着のマルタカウイングを半馬身振り切って初白星を挙げた。

12月13日、中2週で迎えた8戦目は、大塚研司騎手を鞍上に迎えて、一般C12（笠松ダート1600m 晴/重）に出走。10頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前の忍耐力で最後まで脚を伸ばしたが、勝ったエイシンイチオシに詰め切れず、4馬身差の2着となった。

4歳（2008年）

1月1日、中2週で迎えた9戦目は、笠松競馬参拝祈念（笠松ダート1400m 雪/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で大塚研司騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず4着に敗れた。

1月8日、連闘で迎えた10戦目は、一般C23（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は岡部誠騎手（1戦1勝）。10頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では今一つ伸び切れず5着に敗れた。

1月22日、中1週で迎えた11戦目は、一般C27（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で岡部誠騎手（2戦1勝）。9頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では持ち前のしぶとさで最後まで脚を伸ばしたが、抜け出したスマートシーズンを捕まえ切れず、クビ差の2着となった。

2月12日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた12戦目は、牝馬限定の一般C26（笠松ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で岡部誠騎手（3戦1勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では矢のように疾駆したが、ブルージュエルに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

2月26日、中1週で迎えた13戦目は、一般C25（笠松ダート1400m 雪/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で岡部誠騎手（4戦1勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。果敢に端をきり、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のセンティードに2馬身半の差をつけて断トツ人気に応えた。

3月14日、中1週で迎えた14戦目は、橘特別（笠松ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は5戦連続で岡部誠騎手（5戦2勝）。9頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず8着に敗れた。

4月4日、中2週で迎えた15戦目は、牝馬限定の一般C18（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で岡部誠騎手（6戦2勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではシャープな伸びを見せたが、ブラッシングソロンにクビ差交わされて2着に甘んじた。