センティード（2004年生、母タイキパンドラ）

センティード（2004年5月9日）は、日本の競走馬。馬名の意味は「感覚、センス（西）。センスのいい競走馬になってほしい」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のデザートキング（当時10歳）と交配したタイキパンドラが7歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は（有）バンダム牧場。戦績は、中央平地4戦0勝、地方22戦1勝2着5回。主な勝ち鞍は2008年の一般C28。

経歴

デビュー前

当歳のとき、バンダム牧場から「北海道セレクションセールサラブレッド当歳」に上場され、ノーザンファームによって1,732.5万円で落札された。

キャロットクラブにて総額2,200万円（5.5万×400口）で一口馬主が募集された。

田中清隆厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2007年）

5月20日、デビュー戦は鮫島良太騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（東京ダート1300m 晴/良）に出走。馬体重は444kg。16頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで頑張り、3着に入り込んだ。

6月9日、中2週で迎えた2戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1600m 曇/良）に出走。16頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では伸びが鈍く13着に敗れた。

7月14日、中4週で迎えた3戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館芝1200m 曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。16頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず13着に敗れた。

7月29日、中1週で迎えた4戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館ダート1700m 曇/稍重）に出走。11頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず8着に終わった。

10月26日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から20kg増やして迎えた5戦目は、山田崇史騎手を鞍上に迎えて、3歳（名古屋ダート1400m 雨/重）に出走。10頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では見せ場なく8着に敗れた。

11月7日、中1週で迎えた6戦目は、一般C22（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山田崇史騎手（1戦0勝）。9頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位には割り込めず4着に敗れた。

11月15日、連闘で迎えた7戦目は、一般C25（名古屋ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で山田崇史騎手（2戦0勝）。9頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい4着に終わった。

12月4日、中2週で迎えた8戦目は、一般C26（名古屋ダート800m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で山田崇史騎手（3戦0勝）。10頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず7着に終わった。

12月19日、中1週で迎えた9戦目は、清家義徳騎手を鞍上に迎えて、一般C21（名古屋ダート800m 晴/良）に出走。10頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり6着に終わった。

12月31日、中1週で迎えた10戦目は、戸部尚実騎手を鞍上に迎えて、一般C27（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。10頭立ての6番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではビュッとキレる脚で追い上げたが、勝ったメルシーマックに詰め切れず、3馬身差の2着となった。

4歳（2008年）

1月7日、連闘で迎えた11戦目は、一般C28（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で戸部尚実騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線に入ると、前で粘るトッパを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

1月13日、連闘で迎えた12戦目は、児島真二騎手を鞍上に迎えて、一般C31（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。10頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり4着に敗れた。

1月28日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた13戦目は、宮下瞳騎手を鞍上に迎えて、一般C25（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず4着に敗れた。

2月4日、連闘で迎えた14戦目は、一般C27（名古屋ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で宮下瞳騎手（1戦0勝）。9頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では一際目立つ伸び脚で追い上げたが、勝ったホッコーターゲットに詰め切れず、2馬身差の2着となった。

2月18日、中1週で迎えた15戦目は、渕井三津雄還暦祝記念（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で宮下瞳騎手（2戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走したが、3着に終わった。

2月26日、連闘で迎えた16戦目は、一般C25（笠松ダート1400m 雪/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で宮下瞳騎手（3戦0勝）。7頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では逸出した伸び脚で急追したが、勝ったブルーヴィーナスに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

3月4日、連闘で迎えた17戦目は、一般C23（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で宮下瞳騎手（4戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では長くいい末脚でゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

3月18日、中1週で迎えた18戦目は、明治優駿会卒業記念（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で宮下瞳騎手（5戦0勝）。10頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚が振るわず5着に敗れた。

3月25日、連闘で迎えた19戦目は、一般C21（名古屋ダート800m 晴/重）に出走。鞍上は7戦連続で宮下瞳騎手（6戦0勝）。10頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では今一つ伸び切れず5着に敗れた。

4月8日、中1週で迎えた20戦目は、一般C20（名古屋ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は戸部尚実騎手（2戦1勝）。10頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位争いには参加できず4着に終わった。

4月15日、連闘で迎えた21戦目は、一般C18（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で戸部尚実騎手（3戦1勝）。10頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず4着に敗れた。

4月29日、中1週で迎えた22戦目は、服部茂史騎手を鞍上に迎えて、リーディングジョッキー（札幌(地)ダート1700m 曇/良）に出走。13頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では超凡な末脚を発揮し、3着に入り込んだ。

5月28日、中3週で迎えた23戦目は、小国博行騎手を鞍上に迎えて、JA富川雷峰いちご特別（旭川ダート1600m 曇/稍重）に出走。8頭立ての2番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。最後は、勝ったフィールドマスターから半馬身差の2着に敗北した。

6月24日、中3週で迎えた24戦目は、ザッツザプレンティ賞（旭川ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小国博行騎手（1戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、勝ったチェリーゴロンタからクビ差の2着に惜敗した。

7月9日、中1週で迎えた25戦目は、ソメスサドル特別（旭川ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で小国博行騎手（2戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後はジャンボルビーと並んで6着同着となった。

7月23日、中1週で迎えた26戦目は、ゼンノエルシド賞（旭川ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で小国博行騎手（3戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。4着に終わった。