フィールドマスター（2003年生、母ゴールデンナゲット）

フィールドマスター（2003年2月14日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「フィールドの支配者」。毛色は栗毛。種牡馬のダンスインザダーク（当時10歳）と交配したゴールデンナゲットが10歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道登別市、生産者はユートピア牧場。戦績は、中央平地2戦0勝、地方29戦5勝2着4回。主な勝ち鞍は2008年のミルクランド北海道特別(一般C1-1)。

経歴

デビュー前

田島良保厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2006年）

5月6日、デビュー戦は佐藤哲三騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（京都芝2000m 晴/良）に出走。馬体重は496kg。15頭立ての8番人気で13番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では全く伸びず7着に敗れた。

7月16日、中9週で迎えた2戦目は、中村将之騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝1800m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての5番人気で14番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では見せ場なく11着に敗れた。

4歳（2007年）

4月19日、約9か月の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた3戦目は、山口竜一騎手を鞍上に迎えて、一般D3-1（門別ダート1000m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。8頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したキタサンブリザードを捕まえ切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

5月10日、中2週で迎えた4戦目は、一般D3-1（門別ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で山口竜一騎手（1戦0勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線に入ると、前で粘るフィールディングを上がり1位の末脚で3/4馬身差し切って初勝利を挙げた。

5月23日、中1週で迎えた5戦目は、桑村真明騎手を鞍上に迎えて、うまいよ!るもい市賞（旭川ダート1500m 晴/良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。最後は、2着のドリームローレルに3/4馬身の差をつけて単勝一倍台の評価に応えた。

5月30日、連闘で迎えた6戦目は、ミラ特別（旭川ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は山口竜一騎手（2戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のサクラホウジュに半馬身の差をつけて下馬評通りの実力を証明した。

7月11日、中5週で迎えた7戦目は、五十嵐冬樹騎手を鞍上に迎えて、日本軽種馬登録協会特別（旭川ダート1600m 曇/良）に出走。13頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。7着に敗れた。

7月25日、中1週で迎えた8戦目は、ゼンノエルシド賞（旭川ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は桑村真明騎手（1戦1勝）。9頭立ての5番人気で大外9番ゲートからスタート。4着に敗れた。

5歳（2008年）

4月29日、約9か月半の休養明けで迎えた9戦目は、北海道米げんきぼし特別（札幌(地)ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で桑村真明騎手（2戦1勝）。7頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では持ち前の粘り強さでしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったバザラタイショウに詰め切れず、1馬身差の2着に敗北した。

5月14日、中1週で迎えた10戦目は、きたあかり特別（札幌(地)ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で桑村真明騎手（3戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では脚が残っておらず6着に敗れた。

5月28日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた11戦目は、JA富川雷峰いちご特別（旭川ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で桑村真明騎手（4戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、2着のセンティードに半馬身の差をつけて人気に違わぬ実力を証明した。

6月12日、中1週で迎えた12戦目は、アドマイヤマックス賞（旭川ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で桑村真明騎手（5戦2勝）。11頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。9着に終わった。

6月25日、中1週で迎えた13戦目は、胆振軽種馬農業協同組合特別（旭川ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は山口竜一騎手（3戦2勝）。11頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。3着に終わった。

7月10日、中1週で迎えた14戦目は、楽天競馬特別（旭川ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で山口竜一騎手（4戦2勝）。13頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。4着に終わった。

7月29日、中2週で迎えた15戦目は、ミルクランド北海道特別（旭川ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で山口竜一騎手（5戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のヒンギスをアタマ差制して制した。

8月12日、中1週で迎えた16戦目は、サッポロ麦とホップ特別（旭川ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で山口竜一騎手（6戦3勝）。14頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。4着に終わった。

8月26日、中1週で迎えた17戦目は、ケフェウス特別（旭川ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は桑村真明騎手（6戦2勝）。12頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。3着に入った。

9月9日、中1週で迎えた18戦目は、レチクル特別（旭川ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は山口竜一騎手（7戦3勝）。14頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。5着に終わった。

9月23日、中1週で迎えた19戦目は、元浦川特別（旭川ダート1600m 雨/稍重）に出走。鞍上は桑村真明騎手（7戦2勝）。14頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。7着に敗れた。

10月2日、連闘で迎えた20戦目は、ベラトリクス特別（旭川ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は山口竜一騎手（8戦3勝）。11頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。最後は、勝ったライコウライデンから1馬身差の2着となった。

10月21日、中2週で迎えた21戦目は、桜井拓章騎手を鞍上に迎えて、門別温泉とねっこの湯特別（門別ダート1800m 晴/良）に出走。14頭立ての7番人気で13番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線ではいいところがなく8着に敗れた。

11月4日、中1週で迎えた22戦目は、日高町建設協会特別（門別ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は桑村真明騎手（8戦2勝）。14頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では見せ場を作れず10着に敗れた。

11月18日、中1週で迎えた23戦目は、北海道えぞ松特別（門別ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で桑村真明騎手（9戦2勝）。14頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く6着に終わった。

6歳（2009年）

4月29日、約5か月半の休み明けで馬体重を前走から14kg減らして迎えた24戦目は、佐々木国明騎手を鞍上に迎えて、リーディングジョッキー（札幌(地)ダート1700m 晴/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを8番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい7着に敗れた。

5月13日、中1週で迎えた25戦目は、ひばりが丘特別（札幌(地)ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は桑村真明騎手（10戦2勝）。12頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位には届かず10着に終わった。

5月27日、中1週で迎えた26戦目は、サイレントディール賞（門別ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で桑村真明騎手（11戦2勝）。8頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず6着に終わった。

6月10日、中1週で迎えた27戦目は、スパイキュール賞（門別ダート1800m 雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で桑村真明騎手（12戦2勝）。11頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では鮮やかな伸び脚で驀進したが、勝ったソシアルセンプーにねじ伏せられて1馬身半差の2着となった。

6月25日、中1週で迎えた28戦目は、JAひだか東いちご特別（門別ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で桑村真明騎手（13戦2勝）。11頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では鋭い脚を使えず10着に敗れた。

7月23日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた29戦目は、坂下秀樹騎手を鞍上に迎えて、優駿の里北海道安平町「アサヒメロン」特別（門別ダート1800m 晴/重）に出走。8頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では決め手に欠いて5着に終わった。

8月20日、中3週で迎えた30戦目は、北海道日高乳業ヨーグルッペ特別（門別ダート1800m 雨/重）に出走。鞍上は桑村真明騎手（14戦2勝）。10頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい10着に終わった。

9月3日、中1週で迎えた31戦目は、ホッカイドウ競馬平取ファンクラブ特別（門別ダート2000m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で桑村真明騎手（15戦2勝）。12頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始12番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず12着に終わった。