メルシーリファイン（2005年生、母ハシノジャクリーヌ）

メルシーリファイン（2005年2月16日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋上品になる」。毛色は鹿毛。種牡馬のトワイニング（当時14歳）と交配したハシノジャクリーヌが7歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は野坂牧場。戦績は、中央平地4戦0勝、地方35戦3勝2着5回。主な勝ち鞍は2009年の一般C14。

経歴

デビュー前

当歳のとき、野坂牧場から「北海道セレクションセールサラブレッド当歳」と「北海道オータムセールサラブレッド当歳」に上場されたがいずれも主取りとなった。1歳のとき、野坂牧場から「北海道セレクションセールサラブレッド1歳」に上場され、永井康郎によって714万円で落札された。

大橋勇樹厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2008年）

5月4日、デビュー戦は田中克典騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（京都芝1200m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。馬体重は422kg。16頭立ての14番人気で12番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり4位タイの末脚を見せたが上位争いには参加できず10着に終わった。

5月18日、中1週で迎えた2戦目は、安藤光彰騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての15番人気で2番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、馬場の外目を回って10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。最後は脚を失くしてしまい15着に終わった。

7月19日、中8週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（小倉ダート1000m 晴/良）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で安藤光彰騎手（1戦0勝）。14頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では末脚がパッとせず8着に終わった。

8月16日、中3週で迎えた4戦目は、渡辺薫彦騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉ダート1000m 曇/重）に出走。14頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では伸びが鈍く10着に終わった。

4歳（2009年）

1月26日、約5か月半の休養明けで馬体重を前走から24kg増やして迎えた5戦目は、丹羽克輝騎手を鞍上に迎えて、一般C30（名古屋ダート800m 晴/重）に出走。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では鋭さ光る末脚を繰り出したが、3着に終わった。

2月15日、中2週で迎えた6戦目は、和美誕生日おめでとう50記念（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で丹羽克輝騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったアルティジャーノに詰め切れず、1馬身差の2着に敗北した。

3月16日、中3週で迎えた7戦目は、一般C26（名古屋ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で丹羽克輝騎手（2戦0勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。先手を取る形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のワイルドヴィーナスに4馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

4月14日、中3週で迎えた8戦目は、一般C18（名古屋ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は4戦連続で丹羽克輝騎手（3戦1勝）。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

4月21日、連闘で迎えた9戦目は、一般C20（名古屋ダート1400m 小雨/良）に出走。鞍上は5戦連続で丹羽克輝騎手（4戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のマイティーハンターに4馬身の差をつけて断然の支持に応えた。

5月20日、中3週で迎えた10戦目は、一般C11（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で丹羽克輝騎手（5戦2勝）。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚が冴えず5着に敗れた。

6月1日、中1週で迎えた11戦目は、一般C18（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で丹羽克輝騎手（6戦2勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったエムズドリームに詰め切れず、5馬身差の2着に敗北した。

6月16日、中1週で迎えた12戦目は、一般C14（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で丹羽克輝騎手（7戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。端を奪う形となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では驚異的な末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のエイコウトップに3馬身の差をつけて単勝一倍台の期待に応えた。

11月18日、約5か月の休み明けで馬体重を前走から21kg増やして迎えた13戦目は、一般C14（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は9戦連続で丹羽克輝騎手（8戦3勝）。10頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は脚勢が悪くなり8着に敗れた。

12月9日、中2週で馬体重を前走から18kg絞って迎えた14戦目は、一般C14（名古屋ダート800m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で丹羽克輝騎手（9戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では目覚ましい伸び脚で追い上げたが、勝ったコガネイチゴに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

5歳（2010年）

1月1日、中2週で迎えた15戦目は、あけおめ東せつな賞（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で丹羽克輝騎手（10戦3勝）。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。最後はタレてしまい7着に敗れた。

1月13日、中1週で迎えた16戦目は、一般C13（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は12戦連続で丹羽克輝騎手（11戦3勝）。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では脚が残っておらず6着に敗れた。

3月18日、中8週で迎えた17戦目は、一般C14（名古屋ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は13戦連続で丹羽克輝騎手（12戦3勝）。10頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚がパッとせず6着に終わった。

3月25日、連闘で迎えた18戦目は、一般C14（名古屋ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は14戦連続で丹羽克輝騎手（13戦3勝）。10頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず4着に敗れた。

4月14日、中2週で迎えた19戦目は、今井貴大騎手を鞍上に迎えて、一般C12（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。9頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では末脚がパッとせず7着に敗れた。

4月21日、連闘で迎えた20戦目は、一般C11（名古屋ダート800m 晴/不良）に出走。鞍上は丹羽克輝騎手（14戦3勝）。9頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり5着に敗れた。

5月5日、中1週で迎えた21戦目は、一般C14（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で丹羽克輝騎手（15戦3勝）。9頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では目立つような脚を使えず4着に敗れた。

5月19日、中1週で迎えた22戦目は、一般C12（名古屋ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で丹羽克輝騎手（16戦3勝）。10頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く8着に終わった。

6月2日、中1週で迎えた23戦目は、一般C10（名古屋ダート800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で丹羽克輝騎手（17戦3勝）。10頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではいいところがなく6着に終わった。

6月30日、中3週で迎えた24戦目は、一般C10（名古屋ダート800m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で丹羽克輝騎手（18戦3勝）。9頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では目立つような脚を使えず5着に敗れた。

7月13日、中1週で迎えた25戦目は、競馬BAR STABLE杯（名古屋ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は6戦連続で丹羽克輝騎手（19戦3勝）。10頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい4着に敗れた。

7月27日、中1週で迎えた26戦目は、一般C13（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で丹羽克輝騎手（20戦3勝）。10頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では上がり1位タイの伸び脚を披露したが上位争いには参加できず6着に敗れた。

8月11日、中1週で迎えた27戦目は、一般C12（名古屋ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は8戦連続で丹羽克輝騎手（21戦3勝）。8頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では天性の負けん性を発揮してゴールまで力闘し、3着に入り込んだ。

8月23日、中1週で迎えた28戦目は、一般C12（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で丹羽克輝騎手（22戦3勝）。10頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず4着に敗れた。

9月7日、中1週で迎えた29戦目は、一般C17（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で丹羽克輝騎手（23戦3勝）。10頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

9月29日、中2週で迎えた30戦目は、一般C11（名古屋ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は11戦連続で丹羽克輝騎手（24戦3勝）。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では逸出した伸び脚で猛追したが、抜け出したラッセラーを差し切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

10月6日、連闘で迎えた31戦目は、一般C10（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は12戦連続で丹羽克輝騎手（25戦3勝）。8頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位には届かず4着に敗れた。

10月20日、中1週で迎えた32戦目は、一般C9（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は13戦連続で丹羽克輝騎手（26戦3勝）。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず4着に敗れた。

11月3日、中1週で迎えた33戦目は、愛ちゃんお誕生日記念（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は14戦連続で丹羽克輝騎手（27戦3勝）。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では決め手に欠いて4着に敗れた。

11月16日、中1週で迎えた34戦目は、一般C17（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は15戦連続で丹羽克輝騎手（28戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では物凄い伸び脚で追い上げたが、抜け出したホウライアクションを捕まえ切れず、半馬身差の2着に敗北した。

12月1日、中1週で迎えた35戦目は、大畑雅章騎手を鞍上に迎えて、一般C14（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では伸びが劣勢になり7着に敗れた。

12月8日、連闘で迎えた36戦目は、一般C14（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は丹羽克輝騎手（29戦3勝）。9頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

12月23日、中1週で迎えた37戦目は、一般C13（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で丹羽克輝騎手（30戦3勝）。9頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では決め手が足りず5着に敗れた。

6歳（2011年）

1月1日、連闘で迎えた38戦目は、オジンガー（原田和安）還暦記念（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で丹羽克輝騎手（31戦3勝）。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず4着に敗れた。

1月13日、中1週で迎えた39戦目は、一般C16（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で丹羽克輝騎手（32戦3勝）。9頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く4着に敗れた。