マダムポンパドール（1989年生、母ブロケード）

マダムポンパドール（1989年3月7日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は栗毛。種牡馬のパーシャンボーイ（当時7歳）と交配したブロケードが12歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）三澤牧場。戦績は、中央平地11戦1勝2着1回、地方11戦0勝。主な勝ち鞍は1992年の4歳未勝利(牝)。

経歴

デビュー前

高松邦男厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1991年）

12月7日、デビュー戦は柴田政人騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。馬体重は458kg。8頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではシャープな伸び脚で急追したが、勝ったホクトベルビューに詰め切れず、1馬身半差の2着となった。

12月22日、中1週で迎えた2戦目は、3歳新馬（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田政人騎手（1戦0勝）。9頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

3歳（1992年）

2月2日、中5週で迎えた3戦目は、小野次郎騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳未勝利（小倉芝1800m 晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のアドマイアウェーブに2馬身半の差をつけて未勝利戦を制した。

2月8日、連闘で迎えた4戦目は、4歳500万下のあすなろ賞（小倉芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で小野次郎騎手（1戦1勝）。11頭立ての4番人気で大外11番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

3月21日、中5週で迎えた5戦目は、牝馬限定3歳G3のフラワーカップ（中山芝1800m 雨/不良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は柴田政人騎手（2戦0勝）。14頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く6着に敗れた。

4月5日、中1週で迎えた6戦目は、4歳500万下（阪神芝1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で柴田政人騎手（3戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを8番手で通過。直線ではいい脚を見せられず10着に敗れた。

4月25日、中2週で迎えた7戦目は、4歳500万下の新緑賞（東京芝2200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で柴田政人騎手（4戦0勝）。15頭立ての14番人気で5番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず7着に終わった。

5月17日、中2週で迎えた8戦目は、4歳500万下（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で柴田政人騎手（5戦0勝）。13頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚を失くしてしまい9着に敗れた。

9月19日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から28kg増やして迎えた9戦目は、田面木博公騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下の檜山特別（函館芝2000m 雨/稍重）に出走。10頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では伸びが鈍く9着に敗れた。

12月12日、約3か月の間隔を開けて迎えた10戦目は、4歳以上500万下の恵那特別（中京芝1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は小野次郎騎手（2戦1勝）。16頭立ての14番人気で3番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は力尽きて14着に終わった。

12月19日、連闘で迎えた11戦目は、4歳以上500万下の尾張特別（中京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小野次郎騎手（3戦1勝）。16頭立ての16番人気で9番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では見せ場を作れず12着に終わった。

4歳（1993年）

7月29日、約7か月半の休み明けで馬体重を前走から28kg増やして迎えた12戦目は、宮崎光行騎手を鞍上に迎えて、塩狩特別（旭川ダート1500m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。12頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。11着に敗れた。

8月12日、中1週で迎えた13戦目は、川島雅人騎手を鞍上に迎えて、利尻特別（旭川ダート1600m 雨/不良）に出走。12頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。11着に終わった。

10月20日、中9週で馬体重を前走から12kg戻して迎えた14戦目は、雄阿寒岳特別（帯広ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で川島雅人騎手（1戦0勝）。8頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。8着に終わった。

11月1日、中1週で迎えた15戦目は、秋田大助騎手を鞍上に迎えて、一般B C（帯広ダート1200m 曇/稍重）に出走。10頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。6着に終わった。

11月10日、連闘で迎えた16戦目は、長節湖特別（帯広ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で秋田大助騎手（1戦0勝）。11頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。9着に終わった。

5歳（1994年）

1月6日、中7週で馬体重を前走から17kg減らして迎えた17戦目は、古性秀之騎手を鞍上に迎えて、一般C2-2（金沢ダート1400m 雨/不良）に出走。8頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。4着に敗れた。

4月10日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から10kg戻して迎えた18戦目は、シリウス特別（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で古性秀之騎手（1戦0勝）。8頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。4着に敗れた。

4月24日、中1週で迎えた19戦目は、一般C1-2（金沢ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で古性秀之騎手（2戦0勝）。9頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。5着に敗れた。

5月23日、中3週で迎えた20戦目は、一般C1-3（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で古性秀之騎手（3戦0勝）。9頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。5着に敗れた。

6月4日、中1週で迎えた21戦目は、一般C1-3（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で古性秀之騎手（4戦0勝）。8頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。7着に終わった。

6月18日、中1週で迎えた22戦目は、蔵重浩一郎騎手を鞍上に迎えて、一般C1-3（金沢ダート1400m 曇/良）に出走。7頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。3着に敗れた。