ネイチャーミヤビ（2019年生、母ミヤビキャッスル）

ネイチャーミヤビ（2019年4月1日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名+母名の一部」。毛色は鹿毛。種牡馬のスマートファルコン（当時14歳）と交配したミヤビキャッスルが6歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は金石牧場。2022年のやまびこ賞(地方重賞)で3着に入った他、2022年のやまびこ賞(M2)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、金石牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、井上修一によって220万円で落札された。

根本康広厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2021年）

8月28日、デビュー戦は野中悠太郎騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（新潟芝1600m 外回り曇/良）に出走。馬体重は496kg。18頭立ての18番人気で15番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では伸びを欠き17着に終わった。

11月13日、約2か月半の間隔を開けて迎えた2戦目は、原優介騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（福島ダート1700m 晴/稍重）に51kgの軽斤量で出走。ダート戦への出走は初となった。15頭立ての14番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では見せ場を作れず6着に終わった。

12月12日、中3週で迎えた3戦目は、藤田菜七子騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（中京ダート1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではキレのある末脚を繰り出し、4着に入り込んだ。

3歳（2022年）

4月17日、約4か月の休養明けで迎えた4戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は野中悠太郎騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では迫力のある伸びを見せたが、伸びてきたファイアリースカイ決め手に屈して3/4馬身差の2着となった。

5月7日、中2週で迎えた5戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で野中悠太郎騎手（2戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は脚色が悪くなり13着に敗れた。

7月2日、中7週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた6戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（福島ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は藤田菜七子騎手（1戦0勝）。15頭立ての6番人気で大外15番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではいい脚を見せられず9着に敗れた。

7月25日、中2週で馬体重を前走から23kg戻して迎えた7戦目は、鈴木祐騎手を鞍上に迎えて、3歳C1三（盛岡ダート1400m 晴/稍重）に出走。11頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のナンデフェスティヴに3馬身の差をつけて初白星を挙げた。

8月9日、中1週で迎えた8戦目は、3歳B2二（盛岡ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で鈴木祐騎手（1戦1勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて11番ゲートからスタート。主導権を握り、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のタイムトゥゴーに9馬身の差をつけて圧倒的人気に応えた。

8月21日、中1週で迎えた9戦目は、小林凌騎手を鞍上に迎えて、3歳M2のやまびこ賞（盛岡ダート1800m 晴/良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天稟のガッツでゴールまで力走したが、3着に終わった。

9月4日、中1週で迎えた10戦目は、3歳B1二（盛岡ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は鈴木祐騎手（2戦2勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のルスキーユに8馬身の差をつけて断トツ人気に応えた。

10月29日、中7週で馬体重を前走から19kg減らして迎えた11戦目は、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（新潟ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は藤田菜七子騎手（2戦0勝）。13頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚勢が衰えて13着に終わった。

4歳（2023年）

1月8日、中9週で馬体重を前走から16kg戻して迎えた12戦目は、牝馬限定の4歳以上1勝クラス（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤田菜七子騎手（3戦0勝）。16頭立ての14番人気で5番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、些か速いペースで集団を牽引。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は脚色が鈍り16着に終わった。

2月28日、中6週で迎えた13戦目は、矢野貴之騎手を鞍上に迎えて、プリマヴェーラ賞（川崎ダート2000m 晴/良）に出走。10頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。先手を取る形となり、スローペースで馬群を先導。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを4番手で通過。最後は減速してしまい10着に敗れた。

3月14日、中1週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた14戦目は、和田譲治騎手を鞍上に迎えて、がんばれ!関東の酪農応援in船橋賞（船橋ダート1500m 晴/良）に出走。12頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では脚を伸ばせず10着に敗れた。

5月14日、中8週で迎えた15戦目は、夢・希望未来へ前進（盛岡ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は鈴木祐騎手（3戦3勝）。11頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚を失くしてしまい8着に敗れた。

9月11日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた16戦目は、ピンクトパーズ賞（水沢ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で鈴木祐騎手（4戦3勝）。9頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。主導権を握り、で一団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では最後まで息が続かず6着に敗れた。

9月18日、連闘で迎えた17戦目は、一般B1（盛岡ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で鈴木祐騎手（5戦3勝）。7頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では見せ場を作れず3着に終わった。

10月3日、中1週で迎えた18戦目は、一般B1二（盛岡ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で鈴木祐騎手（6戦3勝）。9頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では最後まで息が続かず7着に敗れた。

10月16日、中1週で迎えた19戦目は、夢・希望未来へ前進（盛岡ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で鈴木祐騎手（7戦3勝）。10頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚にキレが無く9着に敗れた。

10月30日、中1週で迎えた20戦目は、トルマリン賞（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で鈴木祐騎手（8戦3勝）。10頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず5着に終わった。

11月13日、中1週で迎えた21戦目は、メイセイ奏でる!水沢オペラ賞（盛岡ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は7戦連続で鈴木祐騎手（9戦3勝）。11頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず9着に終わった。

11月27日、中1週で迎えた22戦目は、一般B1（水沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は8戦連続で鈴木祐騎手（10戦3勝）。8頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力戦し、3着を確保した。

12月11日、中1週で迎えた23戦目は、オッズパーク10%ポイント還元賞（水沢ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は9戦連続で鈴木祐騎手（11戦3勝）。11頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線ではビュッと切れる脚で追い上げたが、抜け出したヴァルラームを捕まえ切れず、2馬身半差の2着となった。

12月24日、中1週で迎えた24戦目は、一般B1 B2（水沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は10戦連続で鈴木祐騎手（12戦3勝）。12頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走し、3着に入った。

5歳（2024年）

3月18日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から10kg減らして迎えた25戦目は、村上忍騎手を鞍上に迎えて、一般C1（水沢ダート1300m 曇/重）に出走。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では驚異的な末脚を弾けさせて先頭に躍り出て、最後は2着のメダツヤツに2馬身半の差をつけて久しぶりに美酒を浴びた。

3月31日、中1週で迎えた26戦目は、一般C1（水沢ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で村上忍騎手（1戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力闘したが、4着に終わった。

4月9日、連闘で迎えた27戦目は、一般B2（水沢ダート1400m 小雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で村上忍騎手（2戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではあとひと押しが足りず、3着に終わった。

4月22日、中1週で迎えた28戦目は、一般B2（水沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で村上忍騎手（3戦1勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では見所を作れず5着に敗れた。

5月5日、中1週で迎えた29戦目は、一般B2二（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で村上忍騎手（4戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では見所を作れず12着に敗れた。

8月20日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から27kg減らして迎えた30戦目は、一般C1（盛岡ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は鈴木祐騎手（13戦3勝）。10頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚にキレが無く7着に敗れた。

9月1日、中1週で迎えた31戦目は、デルフィニウム賞（盛岡ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で鈴木祐騎手（14戦3勝）。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではいいところがなく8着に敗れた。

9月15日、中1週で迎えた32戦目は、シェアト賞（水沢ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で鈴木祐騎手（15戦3勝）。10頭立ての9番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚が止まってしまい9着に終わった。

10月1日、中1週で迎えた33戦目は、一般C1二（水沢ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で鈴木祐騎手（16戦3勝）。10頭立ての6番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、粘りを欠いて4着に敗れた。

10月8日、連闘で迎えた34戦目は、塚本涼人騎手を鞍上に迎えて、一般B2四（盛岡ダート1600m 曇/重）に出走。7頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では上々の伸びを見せたが、勝ったシゲルヒカルダイヤにねじ伏せられて6馬身差の2着となった。

10月21日、中1週で迎えた35戦目は、ダンシングエンジェル賞（盛岡ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は鈴木祐騎手（17戦3勝）。11頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では天資の敢闘精神でゴールまで力戦し、4着を確保した。

11月3日、中1週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた36戦目は、一般B2二（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で鈴木祐騎手（18戦3勝）。10頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力戦したが、3着に終わった。