クラレットジュエル（2006年生、母クラレットパンチ）

クラレットジュエル（2006年2月25日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「赤紫色の宝石」。毛色は栗毛。種牡馬のクロフネ（当時8歳）と交配したクラレットパンチが10歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道勇払郡早来町、生産者はノーザンファーム。戦績は、中央平地8戦0勝2着1回、地方4戦2勝2着1回。主な勝ち鞍は2010年の一般B12。

経歴

デビュー前

サンデーサラブレッドクラブにて総額1,600万円（40万×40口）で一口馬主が募集された。

後藤由之厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2008年）

9月21日、デビュー戦は大野拓弥騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（札幌芝1800m 晴/良）に出走。馬体重は450kg。8頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では我慢強くタフに走り抜いたが、伸びてきたステイマックス決め手に屈してアタマ差の2着となった。

3歳（2009年）

4月19日、約7か月の休み明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた2戦目は、的場勇人騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（福島芝2000m 晴/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では脚勢がやや鈍り、4着に終わった。

5月3日、中1週で迎えた3戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で的場勇人騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は脚色が悪くなり12着に敗れた。

12月11日、約7か月半の休み明けで馬体重を前走から15kg増やして迎えた4戦目は、倉地学騎手を鞍上に迎えて、一般C2（名古屋ダート1400m 雨/不良）に出走。ダート戦への出走は初となった。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち味の心肺能力で最後まで奮闘したが、勝ったオリオンジャックに詰め切れず、4馬身差の2着に敗北した。

12月25日、中1週で迎えた5戦目は、岡部誠騎手を鞍上に迎えて、一般C2（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のコーザンソナタに5馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

4歳（2010年）

1月2日、連闘で迎えた6戦目は、松竹梅特別（名古屋ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は倉地学騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚が振るわず4着に敗れた。

1月15日、中1週で迎えた7戦目は、一般B12（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で倉地学騎手（2戦0勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪快な末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のホウライコロナに2馬身半の差をつけて断然の支持に応えた。

4月19日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から12kg減らして迎えた8戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（福島ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は的場勇人騎手（2戦0勝）。15頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く13着に終わった。

12月25日、約8か月半の休み明けで馬体重を前走から16kg戻して迎えた9戦目は、嘉藤貴行騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（小倉芝2000m 曇/良）に出走。18頭立ての18番人気で4番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを16番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず14着に終わった。

5歳（2011年）

1月29日、中4週で馬体重を前走から12kg絞って迎えた10戦目は、武士沢友治騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての14番人気で12番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では末脚を伸ばせず10着に終わった。

3月20日、中6週で馬体重を前走からさらに12kg減らして迎えた11戦目は、小野寺祐太騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（小倉芝2000m 雨/良）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では上がり4位タイの末脚を繰り出したが上位争いには参加できず12着に終わった。

5月7日、中6週で馬体重を前走から12kg戻して迎えた12戦目は、伊藤工真騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の五泉特別（新潟芝1400m 晴/良）に出走。16頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを16番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず10着に終わった。