ランドオザリール（2011年生、母アイリッシュカーリ）

ランドオザリール（2011年2月3日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「スコットランド民謡の曲名より」。毛色は鹿毛。種牡馬のゼンノロブロイ（当時11歳）と交配したアイリッシュカーリが18歳のときに産んだ9番仔が本馬である。産地は北海道白老郡白老町、生産者は（有）社台コーポレーション白老ファーム。2018年の嘉瀬川賞(地方重賞)に勝利した他、2018年の球磨川賞(地方重賞)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

サンデーサラブレッドクラブにて総額2,800万円（70万×40口）で一口馬主が募集された。

岡田稲男厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2013年）

11月30日、デビュー戦はM.バルザローナ騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。馬体重は542kg。11頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では伸びを欠き7着に敗れた。

3歳（2014年）

1月6日、中4週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた2戦目は、菱田裕二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都芝1600m 晴/良）に出走。16頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線ではものすごい伸び脚で追い上げたが、勝ったエイシンスパルタンに詰め切れず、3馬身半差の2着となった。

1月19日、中1週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（中京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で菱田裕二騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線に入ると、前で粘るガルデルスリールを上がり2位の末脚でクビ差だけ差し切って初勝利を挙げた。

2月15日、中3週で迎えた4戦目は、秋山真一郎騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下のつばき賞（京都芝1800m 外回り曇/重）に出走。13頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい13着に終わった。

6月22日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた5戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（阪神芝2000m 曇/稍重）に出走。12頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では末脚にキレが無く11着に終わった。

8月3日、中5週で馬体重を前走から14kg絞って迎えた6戦目は、太宰啓介騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（小倉芝1800m 小雨/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての14番人気で4番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では伸びを欠き15着に終わった。

4歳（2015年）

1月25日、約6か月の休み明けで馬体重を前走から12kg戻して迎えた7戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の西尾特別（中京芝1600m 晴/良）に出走。16頭立ての13番人気で1番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では持ち前のタフネスでしぶとく走り抜いたが、伸びてきたダンツクロノス決め手に屈して半馬身差の2着となった。

5月9日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から8kg絞って迎えた8戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の二王子特別（新潟芝1800m 外回り小雨/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったリノリオにねじ伏せられて1馬身半差の2着に敗北した。

5月24日、中1週で迎えた9戦目は、義英真騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（新潟芝1800m 外回り晴/良）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは、大外に持ち出して6番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

6月7日、中1週で迎えた10戦目は、酒井学騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の鶴橋特別（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。12頭立ての4番人気で大外12番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では終いの伸びを欠き、4着に終わった。

8月9日、中8週で迎えた11戦目は、国分優作騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の足立山特別（小倉芝1800m 晴/良）に出走。15頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線ではいい脚を見せられず11着に敗れた。

10月3日、中7週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた12戦目は、3歳以上500万下（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は菱田裕二騎手（2戦1勝）。18頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず10着に終わった。

10月17日、中1週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた13戦目は、中谷雄太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟ダート1800m 晴/稍重）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。13頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では豪快に終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のショウナンガッチャに1馬身3/4の差をつけて久しぶりに勝ち星を挙げた。

12月5日、中6週で迎えた14戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の赤穂特別（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は松山弘平騎手（1戦0勝）。15頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はガス欠状態になり14着に敗れた。

5歳（2016年）

5月29日、約6か月の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた15戦目は、4歳以上1000万下の與杼特別（京都ダート1800m 小雨/良）に出走。鞍上は中谷雄太騎手（1戦1勝）。16頭立ての11番人気で15番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。最後は脚色が衰えて16着に終わった。

6月26日、中3週で馬体重を前走から16kg絞って迎えた16戦目は、北村友一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の津軽海峡特別（函館ダート1700m 曇/重）に出走。11頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では末脚にキレが無く7着に終わった。

8月28日、中8週で迎えた17戦目は、C.ウィリアムズ騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の2016ワールドオールスタージョッキーズ第4戦（札幌芝1800m 晴/良）に出走。14頭立ての13番人気で10番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、極端なスローペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味の忍耐力で最後まで奮闘したが、メイクアップに半馬身交わされて2着となった。

9月3日、連闘で迎えた18戦目は、3歳以上1000万下の日高特別（札幌芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は菱田裕二騎手（3戦1勝）。16頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを14番手で通過。直線では速い脚を使えず14着に終わった。

12月10日、約3か月半の休み明けで迎えた19戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の浜名湖特別（中京ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は酒井学騎手（1戦0勝）。16頭立ての8番人気で15番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線では天稟の負けん気を発揮してゴールまで力走し、4着に入った。

6歳（2017年）

1月21日、中5週で迎えた20戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の中京スポニチ賞（中京ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で酒井学騎手（2戦0勝）。16頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では天性の負けん気を発揮してゴールまで力闘したが、5着に終わった。

2月11日、中2週で迎えた21戦目は、国分恭介騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の琵琶湖特別（京都芝2400m 外回り曇/重）に出走。9頭立ての7番人気で大外9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では脚が残っておらず5着に終わった。

3月18日、中4週で迎えた22戦目は、4歳以上1000万下の伊勢特別（中京ダート1900m 曇/良）に出走。鞍上は酒井学騎手（3戦0勝）。16頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。最後は脚が止まってしまい13着に終わった。

4月8日、中2週で迎えた23戦目は、4歳以上1000万下の白鷺特別（阪神芝2400m 外回り小雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で酒井学騎手（4戦0勝）。13頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では末脚が冴えず12着に終わった。

6月18日、中9週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた24戦目は、浜中俊騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下の北斗特別（函館芝1800m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。15頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く13着に終わった。

7月16日、中3週で迎えた25戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の北海ハンデキャップ（函館芝2600m 曇/重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は北村友一騎手（1戦0勝）。12頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい10着に終わった。

7月29日、中1週で迎えた26戦目は、3歳以上1000万下の阿寒湖特別（札幌芝2600m 曇/良）に出走。鞍上は国分恭介騎手（1戦0勝）。8頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では余力が残っておらず8着に終わった。

9月2日、中4週で迎えた27戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の日高特別（札幌芝2000m 曇/良）に出走。16頭立ての14番人気で2番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線ではいいところがなく14着に終わった。

12月9日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から20kg増やして迎えた28戦目は、西谷誠騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（中京障害芝3000m 曇/良）に出走。14頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。競走中止となった。

7歳（2018年）

1月28日、中6週で迎えた29戦目は、田中純騎手を鞍上に迎えて、地方重賞の球磨川賞（佐賀ダート1750m 小雨/稍重）に出走。8頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では迫力十分の伸び脚で猛追したが、抜け出したキングプライドを捕まえ切れず、4馬身差の2着に敗北した。

2月12日、中1週で迎えた30戦目は、バレンタインカップ（佐賀ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で田中純騎手（1戦0勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のファンデルワールスに4馬身の差をつけて圧倒的人気に応えた。

2月24日、中1週で迎えた31戦目は、地方重賞の嘉瀬川賞（佐賀ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で田中純騎手（2戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では一歩一歩着実に終いの脚を伸ばして、最後は2着のテイケイネクサスを半馬身振り切って人気に違わぬ実力を証明した。

3月11日、中1週で迎えた32戦目は、地方重賞のはがくれ大賞典（佐賀ダート2000m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で田中純騎手（3戦2勝）。10頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず6着に敗れた。

4月14日、中4週で迎えた33戦目は、六角川賞（佐賀ダート2000m 雨/不良）に出走。鞍上は5戦連続で田中純騎手（4戦2勝）。9頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

4月29日、中1週で迎えた34戦目は、菊池川特別（佐賀ダート1750m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で田中純騎手（5戦2勝）。9頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい5着に敗れた。

5月12日、中1週で迎えた35戦目は、筑後川特別（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で田中純騎手（6戦2勝）。12頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい8着に敗れた。

5月27日、中1週で迎えた36戦目は、北山湖特別（佐賀ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で田中純騎手（7戦2勝）。9頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。競走中止となった。