エイシンスパルタン（2011年生、母Lady Tak）

エイシンスパルタン（2011年2月23日）は、アメリカ合衆国で生まれ、日本で調教された競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋質実剛健な気質」。毛色は芦毛。種牡馬のZensational（当時5歳）と交配したLady Takが12歳のときに産んだ仔が本馬である。2016年のスワンステークス(G2)で3着に入った他、2016年の京阪杯(G3)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

藤岡健一厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2013年）

12月8日、デビュー戦は藤岡佑介騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。馬体重は498kg。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、超スローペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では終いが甘くなり、3着に終わった。

3歳（2014年）

1月6日、中3週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（京都芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤岡佑介騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。逃げを打ち、若干遅いペースでレースを進める。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させてすんなりと抜け出し、最後は2着のランドオザリールに3馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

1月25日、中2週で迎えた3戦目は、3歳500万下のなずな賞（中京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で藤岡佑介騎手（2戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり1位タイの末脚を繰り出したが上位には食い込めず6着に敗れた。

5月17日、約3か月半の休み明けで迎えた4戦目は、3歳500万下（京都芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で藤岡佑介騎手（3戦1勝）。18頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。端を取り切り、ミドルペースでレースを引っ張る。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では凄まじい末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のタイセイララバイに5馬身の差をつけて制した。

6月14日、中3週で迎えた5戦目は、3歳以上1000万下の舞子特別（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で藤岡佑介騎手（4戦2勝）。13頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、やや緩いペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではぐんぐんと末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のコレクターアイテムに2馬身半の差をつけて単勝一倍台の支持に応えた。

4歳（2015年）

2月21日、約8か月半の休み明けで迎えた6戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下の斑鳩ステークス（京都芝1400m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。端をきり、遅いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではもうワンパンチ足りず、5着に終わった。

3月29日、中4週で迎えた7戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下の心斎橋ステークス（阪神芝1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は藤岡佑介騎手（5戦3勝）。18頭立ての1番人気に推されて16番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前のタフネスでしぶとく脚を伸ばしたが、伸びてきたピークトラム決め手に屈して半馬身差の2着に敗北した。

5月3日、中4週で迎えた8戦目は、藤岡康太騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1600万下の晩春ステークス（東京芝1400m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。17頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、長く末脚を持続させて、最後は2着のマジックタイムに2馬身半の差をつけて4勝目を獲得した。

5歳（2016年）

2月21日、約10か月の休み明けで迎えた9戦目は、4歳以上1600万下の斑鳩ステークス（京都芝1400m 外回り晴/稍重）に出走。鞍上は藤岡佑介騎手（6戦3勝）。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。先頭に立ち、ややスローペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではしっかりと終いの脚を伸ばして、最後は2着のトーキングドラムを3/4馬身振り切って久々の一戦を制した。

4月10日、中6週で迎えた10戦目は、春雷ステークス（中山芝1200m 外回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤岡佑介騎手（7戦4勝）。16頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では豪快に末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のワキノブレイブに2馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

5月14日、中4週で迎えた11戦目は、G2の京王杯スプリングカップ（東京芝1400m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は3戦連続で藤岡佑介騎手（8戦5勝）。16頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では鋭い脚を使えず7着に敗れた。

10月29日、約5か月半の休み明けで迎えた12戦目は、G2のスワンステークス（京都芝1400m 外回り曇/良）に出走。鞍上は岩田康誠騎手（1戦0勝）。18頭立ての6番人気で13番ゲートからスタート。先手を奪い、若干緩いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天稟の闘争心でゴールまで力走し、3着に入った。

11月27日、中3週で迎えた13戦目は、G3の京阪杯（京都芝1200m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で岩田康誠騎手（2戦0勝）。18頭立ての3番人気に推されて大外18番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始4番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したネロを差し切れず、4馬身差の2着に敗北した。

12月24日、中3週で迎えた14戦目は、G2の阪神カップ（阪神芝1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で岩田康誠騎手（3戦0勝）。15頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では見せ場を作れず8着に敗れた。

6歳（2017年）

7月2日、約6か月半の休養明けで迎えた15戦目は、ハンデG3のCBC賞（中京芝1200m 雨/良）に出走。鞍上は藤岡佑介騎手（9戦5勝）。18頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず11着に敗れた。

7歳（2018年）

2月1日、約7か月の休養明けで迎えた16戦目は、田中学騎手を鞍上に迎えて、4歳以上A1（園田ダート1400m 雨/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。6頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。ハナに立ち、リードを2馬身以上保って、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では途轍もない末脚を爆発させて悠々と抜け出し、最後は2着のナナヨンハーバーに7馬身の差をつけて断然の支持に応えた。

3月20日、中6週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた17戦目は、Jpn3の黒船賞（高知ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で田中学騎手（1戦1勝）。11頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり6着に敗れた。

4月18日、中3週で迎えた18戦目は、Jpn3の東京スプリント（大井ダート1200m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で田中学騎手（2戦1勝）。16頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず11着に終わった。

6月8日、中6週で迎えた19戦目は、大阪スポーツ賞（園田ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で田中学騎手（3戦1勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のサンライズマーチに4馬身の差をつけて断トツ人気に応えた。

7月24日、中6週で迎えた20戦目は、地方重賞の金沢スプリントカップ（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で田中学騎手（4戦2勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では一歩一歩着実に終いの脚を伸ばして、最後は2着のディアグリスターに1馬身半の差をつけて圧倒的支持に応えた。