ハセノコンコルド（1999年生、母インフルエンス）

ハセノコンコルド（1999年4月30日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のフサイチコンコルド（当時6歳）と交配したインフルエンスが11歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は佐々木康治。戦績は、中央平地29戦4勝2着7回。2001年のアイビーステークス(オープン)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

成宮明光厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2001年）

7月14日、デビュー戦は柴田大知騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（新潟芝1200m 曇/良）に出走。馬体重は462kg。18頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。ハナを切り、少し速いペースで集団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のカネサロッチに6馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

9月2日、中6週で馬体重を前走から18kg増やして迎えた2戦目は、2歳G3の新潟2歳ステークス（新潟芝1400m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で柴田大知騎手（1戦1勝）。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はバテてしまい6着に敗れた。

9月22日、中2週で迎えた3戦目は、2歳オープンの芙蓉ステークス（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で柴田大知騎手（2戦1勝）。9頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、ややハイペースでレースを牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘りを欠いて4着に沈んだ。

10月7日、中1週で迎えた4戦目は、村田一誠騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンのアイビーステークス（東京芝1400m 曇/良）に出走。4頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、やや遅いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味のタフネスで最後まで奮闘したが、アグネスソニックに交わされて2馬身差の2着となった。

3歳（2002年）

5月4日、約7か月の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた5戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下の若鮎賞（東京芝1400m 晴/良）に出走。18頭立ての4番人気に推されて5番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、少々速いペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のスタミナで最後まで敢闘したが、オメガグレイスに3/4馬身交わされて2着に敗北した。

5月25日、中2週で迎えた6戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下のガーベラ賞（東京芝1400m 晴/良）に出走。18頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では終いの伸びを欠き、4着に終わった。

6月22日、中3週で迎えた7戦目は、3歳以上500万下の羽鳥湖特別（福島芝1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で蛯名正義騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の忍耐力で最後まで脚を伸ばしたが、抜け出したモロキニドルフィンを捕まえ切れず、ハナ差の2着に惜敗した。

6月30日、連闘で迎えた8戦目は、高山太郎騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではシャープな伸びを見せたが、伸びてきたアグネスメディア決め手に屈してクビ差の2着に甘んじた。

10月19日、約3か月半の休み明けで迎えた9戦目は、石神深一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中山ダート1200m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての2番人気に推されて15番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では鋭い脚を使えず14着に敗れた。

11月3日、中1週で迎えた10戦目は、大西直宏騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島芝1200m 曇/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったアタゴバクシンに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

11月16日、中1週で迎えた11戦目は、3歳以上500万下（福島芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で大西直宏騎手（1戦0勝）。16頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では驚異的な末脚を弾けさせてすんなりと抜け出し、最後は2着のトーセンテンショウに3馬身の差をつけて断トツの支持に応えた。

12月14日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた12戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の仲冬特別（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は田中勝春騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて15番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では一歩一歩着実に差を詰めて先頭に立ち、最後は2着のダイワバウンドリーをクビ差振り切って制した。

4歳（2003年）

1月18日、中4週で迎えた13戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、ニューイヤーステークス（中山芝1600m 外回り曇/良）に出走。11頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり、馬場の大外を通りながら4コーナーを5番手で通過。直線では伸びを欠き8着に敗れた。

2月15日、中3週で迎えた14戦目は、4歳以上1600万下のバレンタインステークス（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で後藤浩輝騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、馬場の外目を回って3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後はタレてしまい14着に敗れた。

3月8日、中2週で迎えた15戦目は、オーシャンステークス（中山芝1200m 外回り晴/重）に出走。鞍上は田中勝春騎手（2戦1勝）。16頭立ての13番人気で12番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では見所を作れず13着に終わった。

6月28日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた16戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下のさくらんぼ特別（福島芝1200m 小雨/不良）に出走。鞍上は石神深一騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では総身の力で末脚を持続させて先頭に立ち、最後は2着のグランドウィンを半馬身振り切って4勝目をマークした。

9月28日、約3か月の休み明けで迎えた17戦目は、3歳以上1000万下の袖ケ浦特別（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で石神深一騎手（2戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず7着に敗れた。

10月19日、中2週で迎えた18戦目は、3歳以上1000万下の神奈川新聞杯（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で石神深一騎手（3戦1勝）。15頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では力強い脚運びでゴールまで頑張り、3着に入った。

11月16日、中3週で迎えた19戦目は、3歳以上1000万下の五色沼特別（福島芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で石神深一騎手（4戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では脚色がやや衰え、5着に終わった。

12月27日、中5週で迎えた20戦目は、D.バルジュー騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の水郷特別（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。16頭立ての11番人気で13番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始3番手を追走。最後は脚色が悪くなり13着に終わった。

5歳（2004年）

1月25日、中3週で迎えた21戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下のタケホープメモリアル（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての11番人気で14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では余力が残っておらず13着に終わった。

4月25日、約3か月の休み明けで迎えた22戦目は、武幸四郎騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1000万下のハクチカラメモリアル（東京芝1600m 晴/良）に出走。14頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の忍耐力で最後まで踏ん張ったが、勝ったトーセンテンショウにねじ伏せられて1馬身3/4差の2着となった。

5月22日、中3週で迎えた23戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の朝日岳特別（新潟芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は村田一誠騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は脚色が鈍り15着に敗れた。

6月19日、中3週で迎えた24戦目は、3歳以上1000万下のさくらんぼ特別（福島芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は田中勝春騎手（3戦1勝）。11頭立ての3番人気で10番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず5着に敗れた。

11月6日、約4か月半の休養明けで迎えた25戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の河北新報杯（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は大西直宏騎手（2戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて15番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは、大外に持ち出して6番手で通過。直線では見せ場なく10着に敗れた。

12月18日、中5週で迎えた26戦目は、岡部幸雄騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の仲冬特別（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。15頭立ての5番人気で大外15番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、馬場の外目を回って6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったリーピングキャットに詰め切れず、1馬身半差の2着となった。

6歳（2005年）

11月27日、約11か月半の休養明けで迎えた27戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下のアプローズ賞（東京芝1600m 晴/良）に出走。12頭立ての7番人気で大外12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は力尽きて7着に終わった。

12月24日、中3週で迎えた28戦目は、3歳以上1000万下のノエル賞（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は田中勝春騎手（4戦1勝）。16頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。最後は脚を失くしてしまい14着に敗れた。

7歳（2006年）

2月5日、中5週で迎えた29戦目は、4歳以上1000万下のテレビ山梨杯（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上はD.バルジュー騎手（1戦0勝）。16頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず7着に終わった。